イマジンワークス@阿部

外資系ITにてインサイドセール(Sales Development)部門の責任者を歴任…

イマジンワークス@阿部

外資系ITにてインサイドセール(Sales Development)部門の責任者を歴任してきました。 デル/日本ストレージテクノロジー/シスコシステムズ/Salesforce.com/日本オラクル/ドキュサイン・ジャパン インサイドセールスの考え方や、コツなどを投稿していきます。

最近の記事

スプレッドシートの悪

様々な便利なツールが安く・早く・簡単に手に入れられるようになったが、未だにスプレッドシートを使って架電結果を入力している企業は多いと思う。 スプレッドシートは基本無料 スプレッドシートは使い勝手が良い。 スプレッドシートは共有できる。 ただし、スプレッドシートは結果を入力しているだけなので キャンペーン毎にいくつもシートを作成してしまう 使い終わったら振り返ることはしない 分析ができない&しない 結局何が良かったのか?を分析することなく次の活動をはじめてしまう

    •  数字で振り返ることの重要性

      6月からとある日本企業様のコールセンター(インサイドセールス)部門の業務委託を請け負っていますが、日々感じることは 「目標を達成する為に、がんばっている」 という点です。 一方課題だな~と感じている点は毎月の目標数字を達成したとしても「WHY?」の分析を行っていない点です。 もちろん現在はWHY?は分析できていますが、振り返りをしていないと何が良くて?何が悪かったのか?がわからず、何を継続し、何をやめるのか?が具体的なアクションとして落ちてきません。 例えば先月はリード

      • お客様事例を公開しました!

        4/1から本格的に業務を開始し、インサイドセールスのノウハウ等について発信をしてきましたが、先日コニカミノルタ ジャパン様向けに行ったインサイドセールストレーニングのお客様事例を本日公開しました! コニカミノルタ ジャパン様のインサイドセールス本部 部長の桜井様は以前デル&セールスフォースで一緒に仕事をした経験があり、LinkedIn のインサイドセールスノウハウの投稿にいいね!をしてくれたことから久しぶりに会話が始まり、インサイドセールス向けトレーニングを提供させていただ

        • 既存顧客に9 Blocks を適用しよう

          前回解約率とアップセル率について、解約率も重要だがアップセル率も同様に重要視するべきだ。と解説しましたが、今回から数回にわたりどのように既存顧客を棲み分けし、アプローチすれば良いのか?を解説していきます。 9 Blocks の活用 以前インサイドセールスの人事戦略で9 Blocks という考え方について記事にしましたが URL : https://note.com/imaginworks/n/n4b407fb04e0a 考え方は同じです。 既存顧客を9つのブロッ

        スプレッドシートの悪

          解約率(Churn%)と アップセル率

          SaaS系の企業では一般的に解約率(Churn%)をKPIとして設定していると思います。 このようなグラフは見たことがあると思います。 初年度に1,000万円の新規顧客を獲得した場合、5%の解約率の場合は10年後には約630万円の売上が残ります。 一方15%の解約率の場合は約230万円しか残りません。 解約率5%と15%を1~10年の期間で比べてみると約2,700万円の差が生まれます。 この数字を見ると解約率を下げる事がいかに重要か。が理解できます。 しかしもっと重要

          解約率(Churn%)と アップセル率

          4つの能力を鍛える:行動力

          今回で4つ目の最後、「行動力」です。 行動力のある人は何かをやる!と決めた後実際に取り掛かるまでのスピードが早いです。 行動できる人と行動が苦手な人の違い(コール編) 「コールリストを渡してからコールに取り掛かるまでの時間」で大きな差が生まれます。 例えばコールリストを渡した後に - 行動が苦手な人 リストがきれいな状態(しっかりと精査された状態)にならないとコールできません。 - 行動力のある人 「問題無い」と思う所からコールを開始し、精査が必要

          4つの能力を鍛える:行動力

          4つの能力を鍛える:想像力

          すっかりWBCに夢中になってしまい、投稿をさぼってしまいました(笑) 前回・前々回で「頭の回転」・「分析力」について解説しましたが、今回は私が一番重要と考えている「想像力」について解説していきたいと思います。 想像力がある人の特長 想像力があるタイプはアサインされたリードに対するコールが「貴社はXXXの事業を展開されているので、XXXのようなお困り事があると思いますが、いかがでしょうか?」などのトークができるタイプの人です。 このタイプの人はコールする前にリードソ

          4つの能力を鍛える:想像力

          4つの能力を鍛える:分析力

          前回成功するインサイドセールスメンバーの特長の「頭の回転」について解説しましたが、今回は「分析力」について解説していきたいと思います。 分析力が高い人の特長 シンプルに数字に強い。という点です。どのような場面で分析力が活きるでしょうか? 毎月の目標達成を数字で考える力 例えば残り10日でSQOが7件足りない場合、どのようにプランするのか?を自分で考え、実行する事ができます。逆に分析力がないと、「がんばります!」になってしまいます。 例:残り5日でSQO 7件不

          4つの能力を鍛える:分析力

          4つの能力を鍛える:頭の回転

          前回成功するインサイドセールスメンバーの特長を4つ紹介しましたが、今回からこの4つを鍛えるトレーニングについて解説します。 頭の回転が速い人の特長 インサイドセールスはお客様との会話からニーズを引き出し、解決できるソリューションを簡潔に説明する必要がありますので、常にアンテナを張り、考え、伝える・聞く。という事の繰り返しです。 お客様との会話からのアウトプットが多く、様々な可能性を探る能力があります。 頭の回転が速い=「聞いて -> 考えて -> 伝える」 この一

          4つの能力を鍛える:頭の回転

          成功するインサイドセールスメンバー、4つの特長

          過去数百人以上のインサイドセールスメンバーと一緒に仕事をしてきましたが、成功する人材というのは共通している点があります。 成功する人材の4つの特長 頭の回転が速い 分析力がある 想像力がある 行動力がある この4つのタイプの人材はインサイドセールスに限らずどんな仕事でも優秀な成果を残すと思います。ではそれぞれのタイプについて解説します。 頭の回転が速い人の特長 インサイドセールスはお客様との会話からニーズを引き出し、解決できるソリューションを簡潔に説

          成功するインサイドセールスメンバー、4つの特長

          インサイドセールスからパスされた商談を高確率でクローズする方法

          インサイドセールスを経験している人、経験した事のある人なら誰でも一度は「なんであの商談クローズできなかったのだろう?」と疑問を持ったことがあると思います。 私の経験上の50%商談は初回の面談で受注できる or 受注できない。が決まると思います。 THE MODELでも 「商談の前半の方がはるかに重要度が高い」と解説されていますが、まさにその通りだと思います。 では高確率でクローズするためにはどうすればいいだろうか? 優秀な営業は何をしているのか? 以前某社でインサイドセ

          インサイドセールスからパスされた商談を高確率でクローズする方法

          インサイドセールスの人事戦略:C1 (モチベーション&営業成績▲)

          これまで9つのブロック分けた人事戦略について解説してきましたが、今回で最後のC1(モチベーションが低い&営業成績も低い)メンバーに対するコミュニケーションについて解説します。 メンバーの特長 3か月以上の業務経験がある 入社動機が弱い インサイドセールスの業務を行うのが始めて ネガティブインフルエンサーというより周りと一定の距離を置いている 採用は間違いでは無かったか? C1に所属しているメンバーは業務とミスマッチの可能性が高いです。今一度採用時の評価、採用基準が間違

          インサイドセールスの人事戦略:C1 (モチベーション&営業成績▲)

          インサイドセールスの人事戦略:C2&C3 (モチベーションは高いが営業成績▲)

          今回はC2 & C3 のモチベーションが高いが営業成績が伸び悩んでいる人について解説します。 ここに属している人は「新人」のケースがほとんど C2 & C3 に属している人は、私の経験から入社半年以内の新人であるケースがほとんどです。 ただし、営業成績が伸び悩んだままだとC1 -> 退職という結果になりますので、しっかりと業務のサポートをしてあげる事が必要です。 どんなトレーニングを提供していますか?C2 & C3 に多くのメンバーが属している場合はトレーニング不足が考

          インサイドセールスの人事戦略:C2&C3 (モチベーションは高いが営業成績▲)

          インサイドセールスの人事戦略:B1(営業成績伸び悩み&モチベーション低下

          今回は営業成績伸び悩み中&モチベーション低下中のB1のメンバーに対してのコミュニケーション方法を解説します。 重要な事:以前はどこに属していたのか?です。 A1 -> B1 : 営業成績が下がった B2 -> B1 : モチベーションが下がった C1 -> B1 : 営業成績は上がったがモチベーションは変わらず それぞれ解説していきたいと思います。 A1 -> B1 : 営業成績が下がった この場合、チーム全体として成績が下がっているのが、このメンバーが成績が下

          インサイドセールスの人事戦略:B1(営業成績伸び悩み&モチベーション低下

          インサイドセールスの人事戦略:B3 & B2

          今回は営業成績がもう一歩だけど、モチベーションが高いB3 & B2 の人に対してのコミュニケーション方法を解説します。 Aのメンバーとの違いは「結果」です。 メンバーの特長 モチベーションが高く仕事してくれていますので、基本的なコミュニケーションは良好だと思います。 メンバーもマネージャーからの100%達成のための支援を望んでいます。 基本的なコミュニケーションは「いつもモチベーション高く仕事してくれてありがとう!」という気持ちを伝え、改善点はどこにあるのか?

          インサイドセールスの人事戦略:B3 & B2

          ChatGPTを使って顧客ニーズの把握をしよう!

          ChatGPTを使ったことはありますか?非常に良くできているな~と感心しています。便利な使い方を1つ 自社製品・サービスの業界・業種向けのニーズがわからない場合は是非ChatGPTに聞いてみましょう。 「不動産業界における電子署名のニーズ」に関して聞いてみた 不動産業界における電子署名のニーズは高まっており、以下のような理由が挙げられます。 契約書類の簡素化:不動産業界では、契約書類が非常に多く、その中には重要な書類も含まれます。しかし、電子署名を導入することで、契約

          ChatGPTを使って顧客ニーズの把握をしよう!