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【実践フェミニズム】醜形恐怖症の治し方

こんばんは。今回は現代人の多くが悩まされている恐ろしい病、醜形恐怖症との戦い方について書いていきます。
小学生の頃から大学3年生まで自分の容姿に苦しめられていた私が、実際に行い効果のあった方法6選です。
ルッキズムを粉砕しろ、容姿を気にするな、理解のある彼くんを作れ、承認欲求を無くせ、整形しろ等の無茶なことは言いませんので安心してください。最短でコスパ良く醜形恐怖症を治せるように最重要事項だけを書きました。
※あくまで女性視点で書いているので、男性には当てはまらないことが多々あると思います。ご容赦ください。



①動画を撮り、あらゆる方向から自分を直視する

醜形恐怖のあまり、鏡を見ることができない、他人からの容姿の悪口を素直に受け止めてしまう、盛れている写真しか見ることができない、わざと盛れない角度で写真を撮って自分を卑下し続ける等、様々な生きづらさを抱える人がいます。
これらは自分の容姿を客観的に見ることができていないから起きることです。解決策として、ノーマルカメラで動画を撮りあらゆる角度や距離から自分を直視することが大切になってきます。人間は静止画ではありません。実際に他人と対峙する時の自分を何度も見て現実の姿に慣れていくべきです。最初は思っていたより醜いだとか美しいだとかのショックを受けて脳が拒否反応を示すかもしれませんが、他人と同じ視点で自分を見つめ続ければ必ず自分を受け入れられる日が来ます。

②他人と関わりまくる

多くの他人と関わり仲良くなることで、多種多様な好みを知り、絶対的な美への執着を減らすことができます。また、そうしているとコミュニケーション能力が上がり愛嬌が身につくので、「可愛らしい人」と思われることが増えて生きやすくなります。
女性は容姿の話になるとわざと似合わないものを勧めてくる可能性が高いので、男性と関わるのがおすすめです。性嫌悪が無い方であれば穴モテでも大丈夫です。なぜなら射精する前であれば嘘でも可愛いと言ってくる男性が多いからです。嘘だとしてもポジティブな言葉を聞いて影響を受けることは大事です。
様々な男性と関わって段々自分の相場が分かってくれば簡単に傷つかなくなります。妊娠・性病対策をし、相手にのめり込み病むことさえ避ければ非常に心身に良い効果をもたらすはずです。


③容姿に否定的言及してくる人間と縁を切る

容姿を貶してくる人間と関わったところで何のメリットもありません。インターネット上であれば即ブロック推奨です。見下しているから容姿を貶せるので、たとえ自分磨きをしても何らかの粗を探しケチをつけてくるでしょう。
本人の努力でどうにもならない部分を貶してくる人間は愛を知らないモラハラサイコパスなので関わるだけで疲弊します。もしそれが大好きな彼氏であってもすぐ別れないといけません。間違って子供ができてモラハラ遺伝子が受け継がれたら大変です。
未成年で親に酷く貶されている場合は逃げるのが難しく、とても辛いと思います。信頼できるよその大人に頼ったり優しい人の多い逃げ場を作って、実家を出るまで生き延びてほしいです。

④恋をしない(精神的に自立できるまで)

容姿に重大なコンプレックスを抱えたまま恋をすると、恋が上手くいかなかった場合にそれを顔のせいにして余計病むし、失恋の本当の原因から目を逸らしてしまうので、恋は醜形恐怖症を治してからがおすすめです。
自分の意志で恋心をコントロールするのが難しいのは重々承知ですが、憧れの人に深く関わらない、好きな人の悪い面も誤魔化さずに見る等、工夫して自己防衛してください。

⑤容姿以外のコンプレックスに目を向ける

学力、学歴、職業、コミュニケーション能力、実家の経済状況など、容姿以外のコンプレックスを抱えながらも、それらを考えない為に過剰に容姿にこだわるケースもあります。
容姿以外のコンプレックスの中には努力で改善、解消できるものもあります。整形をしてもやがて容姿は衰えますが、自分で学び得たものは認知症になるまで使える素晴らしい財産です。是非、容姿以外のコンプレックスにも目を向けて対策してみることをおすすめします。

⑥暇を無くす

⑤で書いたことと少し被りますが、結局容姿にこだわらないようにするには暇を無くすのが1番です。“奇形アカウント”と呼ばれる、容姿を自虐して馴れ合うツイッターアカウントの多くが暇のある中学生〜大学生です。暇を無くせば容姿について考える時間が減ります。
これは、顔に関係ない趣味もしくは仕事の時間を増やしSNSに張り付く暇な時間を減らせたら本当に何でも良いので、⑤と違い努力もいりません。読書、スポーツ、ゲーム、アニメ鑑賞、レジャーetc、容姿を意識せずに楽しめる様々な趣味があるので、絶対に好みのものが見つかります。
私の場合はピアノやギターなどの楽器練習、作曲、読書、バイトを増やしたり転職すること、ライブ鑑賞、カフェ巡り、カラオケ、睡眠、飲酒、美容系ではないYouTubeを見たり投稿すること、これらで常に脳を刺激して暇を感じないように心がけました。
日々が楽しくなり表情も明るくなり、メリットしかありません。

結論

ここまで長々と書いてきましたが、要は自分を愛しつつ諦めつつのバランスが大切だという結論に全て集約されます。自分を愛せないのに諦められないから身動きが取れず病むのだと思います。
どうしても変えられない部分はしっかりと認識した上で開き直り、変えられる部分は変えて昨日より少しでも愛せる自分を作っていけば必ず事態は良い方向へ進んでいきます。
社会運動でルッキズムを無くそうとしたり他人が唱えるエンパワメントの言葉で安心してもコンプレックスは消えないし、メイクダイエット整形で少し理想の姿に近づけたとしても精神が同じままであれば必ず粗探しをしてしまい無限地獄に陥ります。
自分自身と向き合い、納得できる地点を見つける為に試行錯誤するのが1番近道だと思います。
今醜形恐怖症で悩んでいる方が、少しでも容姿の呪縛を解き、明日が来るのが楽しみな毎日を送れることを心より祈っています。


2023.10.24  藍原タユ




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