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連載(62):人類の夜明|宇宙の法則「同類共鳴の法則」

この記事は『かとうはかる(著)「人類の夜明」』を連載しています。

同類共鳴の法則

・ブランコに乗っている人の後ろから、その振幅にあわせて力を加えてやると、そんなに力を加えたように思えないのに、ブランコの振幅は次第に大きくなっていきます。


このように、固有の振動数と同じ振動数の振動を与えることによって物体に影響を及ぼす現象を共振といいます。

・同じ長さの二つの振り子と、違った長さの二つの振り子を用意し、その四つの振り子を一本の糸で吊り下げます。

そしてその内の一つの振り子を振動させると、振り子の長さの振動数は決まっているから、同じ長さの振り子が共振を起こしてよく振れます。

・同じ振動数をもった発音体を向かいあわせ、一つの発音体を叩くとそれにつられもう一方の発音体も音を発します。

これを共鳴といいます。

これらの実験でも分かるように、物体はすべて固有の振動数というものをもっており、ある物体が強制力を受けると、補足空間内にある同質の物体は何らかの影響を受けます。

この現象を私たちの実生活に当てはめてみると、実に興味深い事実が浮かび上がってきます。


子供の頃は自覚せず無心で遊んでいましたが、今考えてみると同じ性質の持ち主同士が仲間をつくって遊んでいたように思います。

これは社会へ出てからも同様で、釣り好きは釣り好き同士が、山登りの好きな者は山登りの好きな者同士が、酒好きは酒好き同士が集まるといったように、いつの間にか似通った者同士が集まって行動していることに気づきます。

それも仲間が多くなると、一層促進されるようです。

結局この現象は、同じ性質の心をもった者同士は共鳴しあう証明になり、自分を見極める一つの羅針盤ともなるのです。

“類は類を以て集まる・類は友を呼ぶ”のたとえのように、同類は同類を呼び、良い人のところには良い仲間が、悪い人のところには悪い仲間があつまってくるのです。

※共鳴は心の反応、悪には悪の共鳴が、善には善の共鳴が。

(つづく)

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