【スポーツ】元智弁和歌山高校野球部高嶋仁監督に学ぶリーダー論と信頼関係の築き方#122
こんにちは。
今年第103回全国高等学校野球選手権大会は8月29日に決勝戦が行われました。
智弁和歌山(和歌山県代表)VS智辯学園(奈良県代表)のカードとなり、
9-2で智弁和歌山が21年ぶり3度目の優勝を果たしました。
私の地元は長崎県ですが、高校野球では智弁和歌山のファンです!!
ファンになったきっかけはなんだろう?と考えてみると
智弁和歌山応援歌の代名詞でもある「魔曲ジョックロック」が好きなことだと思います。
今回は、2018年に智弁和歌山野球部監督を勇退し、同じ長崎県出身の
高嶋仁名誉監督のインタビューから学んだことを書きます。
今は勇退後は智辯和歌山・智辯学園硬式野球部の名誉監督に就き、講演活動を行っています。
行動と熱意で信頼関係をつくる姿
智弁和歌山は1学年10人で部員が構成されています。
3学年で30人なので、グラウンドに1人欠けていても気づくのだそうです。
まず、インタビューをみていて思ったことは
高嶋仁名誉監督が「甲子園に行く!!」という想いを強く持っていることです。
監督やキャプテンがどんな想いで取り組んでいるのかが、チームに伝わります。なので、甲子園の常連校である智弁和歌山であれば「監督が熱意をもってやっているのは当たり前だろう」と思うかもしれませんが、ずっと継続して熱意を持ち続けていることは容易なことではないと思います。
練習中に選手との会話にも「甲子園」という言葉を日頃から使い、
選手に「甲子園は手の届くところにある」という意識を持たせるようにしているとインタビューで話されていました。
日本一を自負する練習量
智弁和歌山はスポーツクラスはあるそうですが、特待制度はないため
他の強豪校に力のある選手は進学し、智弁和歌山に入ってくる選手の実力と強豪校とでは差があるそうです。
また部員数が1学年10人のため、代わりの選手がいるわけではなく
在籍している30人を鍛え、甲子園に出場しているそうです。
強豪校に勝つためにどうするか?と考えた時に、
練習量で上回る必要があるという考えに行き着き、日本一の練習と自負されているシーンがありました。
インタビューの中で話されていた、練習の一部はこちらです。
「腹筋・背筋×2,000回」
「100mダッシュ×100回」
比較するのは難しいかもしれませんが、「日本一」と言えるだけのことをやっている!という自信が、選手の成長に繋がっているのだと感じました。
伝える言葉に繊細な姿
インタビューの中で、高嶋仁名誉監督が失敗した選手に対してどう関わるのかという質問に対しての回答がこちらです。
言葉の使い方というのは
相手の内面を引き出すという意味もある。
失敗したときはみんな落ち込むと思うが、失敗したことは取り返しがつかない。
同じ失敗をしないように導いてやるのが大事。
「次にどうしたらええか」というのを言葉で導いてやる。
失敗した際、練習や練習試合では思いっきり怒り、後で個別でフォローをされるそうです。
ただ試合中は「どうやったら勝てるのか」を考えて、
選手を奮起させる言葉を使うそうです。
練習では選手が上達することを、試合では結果をつくることを意識して
コミュニケーションをとられているのが伝わってきました。
まとめ
インタビュー動画をみていて、一貫して感じたことは
高嶋仁名誉監督の持っている熱意を「言葉・行動」両方をフルに使って伝えているということです。
熱意を取り組む姿勢でみせる!
1人1人の可能性をみて関わる!
目標(甲子園)を言葉にして、選手にも浸透させる!
謙虚!
監督(リーダー)という立場に立ち、方針を決めて、結果をつくり
自身の指導方針に革新を深めてこられたことも印象に残りました。
他のTVの特集で智弁和歌山高校の特集が組まれた際、MCの方が
「自分の子供入学させたい!」
「自分が入りたい!」
と言っていたほど、高嶋仁名誉監督の人柄・魅力に選手がついていくのだと思います。
私も矢面に立ち、信頼関係で繋がるチーム・会社をつくれるように
1人1人と真剣に関わる人になろうと思いました。
参照元
虎ノ語チャンネル
「甲子園 歴代最多勝監督の 異次元すぎる監督時代の生活」
「甲子園 歴代最多勝監督が実践 選手を奮い立たせる叱り方とは?」
枡田泰明
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