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子育ては「ワクワクしない覚悟」でなく「ワクワクする覚悟」を

こんにちは、産後のリアルストームに埋もれている人を全力でサポートしたいSaharaです。

今日は、私が長い間「母親になる覚悟」と勘違いしていたことについて考えてみたいと思います。

親になる覚悟といっても色々あると思いますが、女性の場合は、仕事を続ける覚悟、仕事を辞める覚悟など、新たな環境に身を置く覚悟と向き合う人も多いのではないでしょうか。

そして男女とも、親になる前よりも、実際に子どもが生まれた後に「親になる覚悟」の本質を実感する人は多いだろうと思います。

今回「母親」に限定するのは、妊娠から産後1年頃までの、自分の自由が最も制限される期間の育児を、女性が担うケースが多いからです。


実は、私は長い間、「自分の時間を持てない覚悟」「自分より子どもを優先する覚悟」など「我慢して踏ん張る覚悟」を、「母親としての覚悟」だと勘違いしていました。

仕方ないのだと「覚悟」して毎日育児をしているうちに、体調を崩しやすくなり、何より自分がワクワクしない行動が増えていきました。

自分の食べたいものを聞かれて、子どもに食べさせたいものが出てくるような、そんな日々だったと思います。もしあの頃、「子育てを楽しんでいるか」と聞かれていたら、心から本当の気持ちを答えられなかったと思います。

ワクワクしない覚悟は、ワクワクできそうな機会を避けるようになります。
例えば私は、「気晴らしに行ってくれば」という言葉を聞いて「どうせその程度では気晴らしにならない」と無意識に感じるようになっていました。
もしワクワクする覚悟があれば、そうした言葉(チャンス)を逃したくないと思えた事でしょう。


子育ては手間がかかります。
「母親になる覚悟」とは、その手間を惜しまない覚悟でもあり、自分の時間が減るのは当然の結果でもあります。でもそれだけでは、自分が「ワクワクしない覚悟」に繋がりやすいように思います。

ではどうすれば「ワクワクしない覚悟」をせずに済むのか。


それは、可能であれば「母親になる覚悟」を「ワクワクする覚悟」と置き換えてしまうことも一つの方法かなと思います。

「ワクワクする覚悟」を持っていれば、自分の時間が減った時には我慢一択でなく、どうやって楽しもうかと考えるきっかけになる。子育てが思い通りにいかない時には、そんな時もあるとやり過ごすだけでなく、どうすれば楽しくなるかを考えるきっかけになる。

仮にワクワクする行動に至れなくても、ストレスになる事はありません。
覚悟は、願望でも義務でもなく、心構えだからです。

実は「ワクワクする」のも、そう楽なことではありません。
「ワクワクする」も「ワクワクしない」も同じ困難なら、どちらに心構えをした方が良いでしょうか。

もちろん、ワクワクしたくてもできない時も沢山あるでしょう。寧ろ、乳幼児の子育てはそんな時間の方が多いかもしれない。だからこそ、「ワクワクしない覚悟」でなく「ワクワクする覚悟」が必要だったと、今更ながら思うのです。

当然、母親としての覚悟なので、子どもに対する責任は伴います。

母親として「ワクワクする覚悟」とは、母親として「子どもとの生活を楽しむ覚悟」と言い換えてもよいかもしれません。自分に余裕がない時に「ワクワクする覚悟」を思い出し、ふと我に返る瞬間があるだけでも良いのです。


この1年の間に出産した多くの女性は、「自分が感染したら誰が子どもの面倒を見るのか」「家族の仕事に影響してはいけない」という気持ちから、親子だけで過ごす期間が非常に長くなっているのを感じています。
生まれたお孫さんに会えていない祖父母の方もいらっしゃることでしょう。

子育て中のお母さん達が、あれこれ我慢することを容易に求められている今だからこそ、「ワクワクする覚悟」を持ち、どうすれば楽しめるのか前向きに考えるきっかけを持ち続けて欲しいと感じています。

そのために、子育て支援の場以外でもできることがあると感じ、準備を進めている所です。

It's a beautiful day

最後までお読みいただき、ありがとうございました:)

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