仕事の目的は何か
こんにちは、戸田です。
早いものでもう年末が近づいて(毎年言っています)、あれやこれやと内も外もドタバタと忙しい状況が続いています。
公私ともに時間の価値が日に日に高まる中、なかなか心が休まるときもないのですが、限られた時間の中で仕事の成果を出そうとするならば、やろうとしていること、取り組んでいることの「目的」を改めて問い直すことが大切だと感じます。
(経営に)期待されている成果は、何か
本来あらゆる仕事は、当然にすべて成果につながるべきものではあって、成果につながらないものは、減らすか捨てるかするべきところです。
しかし、経営の成果として何があるべきか?は、その企業の置かれている局面と、関係者(の立場)によってさまざまに、また時間と共に、変わります。
たとえば、顧客、社員、株主、金融機関それぞれに、また、新規事業か再生か承継かによっても、期待される成果は異なります。
そのため、仕事の“正しい目的”を考えるには、与えられた条件と制約の中で、企業の経営に対して何が成果として期待されているのか、を丁寧に整理(見える化)することが不可欠です。
関係者の期待するものがそれぞれ異なるために、これらの期待成果が「しがらみ」として粘着して、企業に中に存在するさまざまな仕事がなかなか減らないこともよくあります。
こうした現実を踏まえた上で、何を優先順位のトップに持ってくるのか。この(経営への)期待成果の定義次第で、仕事の目的は変わってくると思います。
仕事の目的は案外、言語化されていない
皆さん忙しいですから、そんなことやってられない、ということもあるかもしれません。
そのせいか、案外、経営レベルでの議論でも、仕事の目的が置き去りにされていることがあるように感じています。
少なくとも言語化されないままに、なんとなくの「阿吽の呼吸」とやらで議論が進んでしまっていることも間々見受けられる印象です。
その際には、忖度せず、今回は何が求められているのか?何をこの取り組みの目的にするべきか?を、その会議に投げ込んでみることで、結果的に生産性の高い意見交換が可能になることは多いと考えます。
簡単なことですし、当たり前のことだからこそ、そして何よりも時間の足りない時代だからこそ、いまやろうとしていること、取り組んでいることの、仕事の目的を考えてみてはいかがでしょうか。
本日は、以上です。
TRAIL INC.(トレイル)
経営変革のための伴走パートナーシップ
Open Management®
(オープン マネジメント®)
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