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「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

20代のうちに読んでおこうと思い、図書館で借りてすぐに読破したこの本。28歳の私に残された20代はあと2年だけれど、この2年を大事に、意味ある2年にするために、今の私が読んでビビッときた内容をまとめながら、自分の感想や体験も交えて書き留めておきたいと思います。

では早速、下記から始まります。

今は満足できない、これじゃダメだと思えるのも20代だからこそ。まあいいやと思うのも大事だけれど、思えないのも20代の特権。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

一番刺さったのはこの言葉。私は何をやっても、「こんなんじゃダメだ」とか「まだまだすぎる」とか、現状に満足できずその思考が幸せを削ぎ落としているような気がしていた。もちろん、それだけではダメで、この本でいう「質問力」が大事(こんな時に、自分にどんな問いを投げるか?)だけれど、私のこういう思考もあっていいんだと思わせてくれた。現状不満足な思考は、”20代だからこそ!”と思い、前向きに捉えていこう

今がどんな状態でも、それが全てあなたの人生のすばらしい栄養になっていく。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

どんな失敗も挽回できる、捨てるものも失うものも、まだまだ多くない。やってみて、たとえ全てを失っても、そこからまた始められるのが20代。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

「なんでこうなってしまったんだろう」「なんで私はこの道を選んでしまったんだろう」と思えた時にその状況を肯定してくれる言葉。まさに今の私にとても響いている。今の私は、社会人4年目にして2社目を半年で早期離職。初めての転職活動で2社目に入社する際、「誰よりも目の前の人の理解者となれる転職エージェントを目指す!」と意気込んでいたものの、早々に離脱。今はもう、全ての整理が済んで前向きな気持ちでいるのだけれど、休職する際やその数ヶ月前は、「なぜあの時、この道を選んでしまったんだろう」と後悔が止まなかった。だけれど、人生長い。仕事人生でさえもまだまだあと数十年ある。そうみた時の今この瞬間は、ほんの点でしかないのだろう。この半年はとても辛い時期だったけれど、だからこそ考えたことがあるし、同じように早期離職で悩む人の痛みもわかる、合わない職場で葛藤する辛さもわかる。それに、まだまだ取り返せる。「20代でこの経験をしておいて良かった」と改めて思えた

学びのプロセスに無駄なものはない。自分にとっていいかどうかを吟味するよりも、とりあえず、本でも仕事でも人でも、それに触れてみることでわかることがある。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

先ほどと重複するが、私が経験したことは、「触れてみたからこそ(飛び込んでみたからこそ)わかったこと」である。結局、頭でわかると”本当に”わかるは違うから。私は経験してみたからこそ、「合わない環境で過ごす辛さ」や「早期離職の辛さ」が身に染みてわかる。人の痛みを心から理解できたり、経験を元に人に伝えられることがあることにつながったからこそ、この学びに無駄なことはないと思った。

20代のうちに人生最大の失敗をする。「お金がない状態」を楽しめるのも20代の特権。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

これもまた、先ほどの内容と重複するが、「20代だからまだ間に合う」理由の一つに、金銭面があると思う。私は、この2社目の転職に伴って、ざっと50万円以上を失った。毎月の給料はもらった分を消費。挙句の果てにはこれまでの貯金すら切り崩している。運用していた積立nisaも切り崩しながら生活をした2023年。社会人になって最初の3年間でコツコツ貯めていた貯金を、あっという間に失ってしまった。しかも先ほど記載の通り、「早期離職」という形で、自分の職歴を汚す結果にもなった。過ぎたことを後悔しても仕方ないので、もう後悔はしていないし、これから頑張ろうという気持ちだし、前向きにはなっているけれど、この経験が20代であったことが、本当に良かったとは思う。30代以降になると、結婚して子供ができたり、親のこともあったりして、金銭的な失敗はできないだろうし、そもそもこの失敗を経験することもなかったと思う。そう考えると、今のうちで本当に良かったなと思う。

目の前のワクワクすることをやってみることが、夢を生きられる最初の一歩。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

損得勘定を働かせたり、起こってもない未来に杞憂になったりするのではなく、まずは目の前のことにワクワクし、素直に取り組んでみることが未来の幸せへとつながるのだと感じた。

幸せな人の特徴として「100%楽しんで生きている」というのがある。楽しんで生きるというのは、がんばっていたり、気合の入った状態ではない。目の前のことを純粋に心から楽しんでやっている状態。努力することなく、ワクワクしながら最後までやり切るという感覚。たとえ面倒だと思うことに対しても、どうせやるなら、100%楽しんでやるんだという癖をつけておく。そうすると、どんなことにも全力を出せるようになる。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

過去や未来にとらわれるのではなく、「今この瞬間」を大事にしていく。目の前のことに楽しみやワクワクを感じていく。そして、たとえ楽しみやワクワクを感じられないことでも、今の自分にとってやる必要があることなのであれば、ネガティブな気持ちでやるのではなく、その中に楽しみを見つけて、「100%楽しんでやる」癖をつけると、自分の人生もっと楽しくなりそうだ。

人生観・信念をもつ「私はなぜ生まれてきたのか?」

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

まず私は、人生の軸として「自己肯定感高く、幸せに生きられる人を増やしたい」という想いがある。

↓これについて詳細に書いた記事はこちら。

この使命を全うするために、これからも生きていきたいと思っている。そのために日々、人々に癒しを安らぎを与え、今より少しでも幸せに、今の自分より少しでも自分を好きになれるような手助けをしていきたい。そして生涯、人の人生に携わっていきたいと思っている。

自分の中の「好き嫌い」を感じる。年齢が上がるにつれ、心から大好きだ!というものが減り、なんでも大丈夫になっていく。なぜなら「好き嫌い」の感度が鈍るから。「好き嫌い」の感覚を持っている20代のうちに、それを確認しておきましょう。「好き嫌い」はそれが自分を幸せにするかどうかを決めるから、それをベースに大切なことを判断して生きていってほしい。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

この言葉を読んで、改めて自分の「好き嫌い」を書き出していった。合わせて、「後悔すること」も書き出した。

好きなこと

  • 人の話を聴くこと。人が楽しそうに、充実したような姿を見ること

  • 自然に触れること

  • 創造すること

  • 何か目標を定めてそれに向けて突き進むこと

嫌いなこと

  • モクモクと一人作業で1日が終わること

  • 怒りや不穏な空気にいること

  • じーっとしていること

  • 目的なく何かに取り組むこと

  • 意味のないこと(意味を見出せないこと)をやり続けること

後悔すること

  • ピンときたものを掴まないこと

  • やりたいと思ったことを何らかの理由をつけてやらないこと

  • いつもネガティブに過ごすこと

  • 愚痴とか文句ばっかりで過ごすこと

  • 言いたいことを言わなかったとき

こうして言葉にしてみると、改めて自分の価値観がわかる。

日常的にしている質問が、あなたの未来を作っている。幸せな成功者は、自分に実によく考えられた質問をしている。「このピンチから学べることは?」「このピンチから脱出する方法は?」など、本人がワクワクして行動できる質問をする。「なぜ、才能がないんだろう?」というような質問を自分に投げかけていると、無意識のうちにこの質問を大切な質問だと認識して、答えを出そうとする。その結果、どんどん落ち込んでいく。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

本当にその通りだと思った!私は根がネガティブでマイナス思考だからこそ、多分無意識にこういう思考になっていることはよくあると思う。だからこそ意識的に、日常の中で自分がワクワクする質問を、ポジティブな行動につながる質問を、していけるようにしようと思った。

自分が動いた範囲だけ、意識が広がっていく。今までに体験したことのない世界を体験する。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

これは実体験を持って本当にそうだ!と思えたからこそ、ピックアップしてみた。(この文章を元に、トップ画像を選んだ)ここでは著者は「海外で生活すること」「貧困の国で生活すること」の重要性を説いているが、それこそ私も学生時代、1年間だが海外で生活していたことがある。他にも旅行やスタディーツアーなどで、合計10カ国以上の国へ行った。そこでいろんな人に会い、いろんな価値観に触れ、世界共通の価値観や反対に日本の独自性を体験した。海外で生活していたのはもう5年も前だけれど、いまだに日々の自分の価値観に反映されている。

人生を幸せに生きるためには、3つのものが必要。自分で変えられないものを受け入れる強さと、変えられるものを変えていく勇気と、その違いを見分ける賢さの3つ。

「20代にしておきたい17のこと」本田健 著

最後にハッとした言葉が上記。変えられないものと変えられるものの代表例に、過去と未来があると思う。変えられない「過去」にとらわれず、もちろん学びには変えて、変えられる「未来」に目を向け生きていきたい

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