「10年後の仕事図鑑」 堀江貴文 落合陽一著を読んだ感想
かの有名な堀江さんと落合さんが共同で執筆された本著なので、読まれた方も多いかもしれない。確か、もう5年くらい前の書籍なので私は今更ながらに読んだのですが、ビビッとくるものもあったので、その内容を書き留めたいと思います。全体的には納得・共感する部分が多いかったものの、私にはちょっと刺激が強いような感じもしたので(笑)、自分が受け入れた部分のみ抜粋して記載しますw
本では、これからAIに取って代わられる仕事とこれから生まれる仕事について具体的な職種も交えながらお二人の考えが述べられていたり、これからは能力が高く稼げる人が稼ぎ、仕事をしたくない人は国から最低限のお金をもらって生活するような世の中になると良い、と言うような話があったりするのだが、その中で、仕事をお金稼ぎの手段として捉えるのではなく、これからは遊びが仕事の延長線上にくるという話がある。誰でもできる仕事ではなく、自分オリジナルな仕事や生き方をするには、3つの得意なことを作る。3つあってそれを掛け合わせれば、100万分の1の存在になれるのだから、そうなるとAIに取って代わられることは難しいという話。仕事を仕事としてだけ捉えるのではなく、がむしゃらに取り組んでいたらいつの間にか没頭し、好きになり、仕事になっていくという考えがとても共感できた。また、得意なことを3つ極めていくという考えも、取り入れたいと思った。
先ほどの内容と重複するが、ここでも私は「仕事をイヤイヤやったりお金を稼ぐ手段だと思ったりするのではなく、自分の楽しいと思うことをただ追いかけているんだ」と捉えること、そう実践することが大事だと解釈した。そうでないと、他人と差別化するアイデアを思い浮かべることもできないし、興味を突き詰めて仕事になる人生のほうが、確実に幸せだろう。
堀江さんは若い人たちから、今後の日本について、年金はもらえるのかについてよく質問を受けるらしい。その質問の回答として、堀江さんの生き方を交えて語られたのが上記だ。この本でも何度か述べられている、「今」を生きているという堀江さんの生き方がまさに反映された考えだと思った。自分を信じ、「今」に全力投球し、変化に柔軟になる、このような生き方が大切だということだ。
この本の最後に述べられたメッセージである。「今」に没頭する方だからこそ、言える言葉だと思った。キャリアプランとか、将来設計とか、確かに大切かもしれないが、5年後10年後、世の中がどうなっているかなんてわからない。だからこそ、「将来必要とされる人になるために、今は身を粉にして働こう」という考え方は危ないし、もったいないと思う(かつての私はそうだった)。その”身を粉にした”取り組みが本当に将来実るのであれば良いのかもしれないが、もはやそうなるとも限らないのである。それならば、「今」の自分が価値があると思ったこと、「今」の自分が純粋にやりたいと思ったことに力を注ぐほうが、自然と将来にもつながるのだろう。
「終わりに」の部分で落合さんが書かれていた内容。ここも「まさに」と思い、最後にピックアップした。型にはまった仕事をこなすのではなく、常に自分の頭で「もっと良くなるには、もっと楽しくなるにはどうすればいいか」と考え、「創っていく」姿勢を持ち続けたい。
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