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本の要点まとめの危険性・要点まとめの正しい活用法を理解しよう

本のまとめ・図解や動画、YouTubeの切り抜きなどの「要点まとめ」が流行している昨今。

実は、要点まとめには大きな危険性があります。この状況に警鐘を鳴らしたいと思います。

要点まとめの危険性は以下の2つです。

・情報を判定する能力が衰える

・思考の過程が脱落する

情報を判定する能力が衰える

まず、情報を判定する能力が衰えます。

何らかの情報媒体の要点まとめばかりで学習していては、自分で価値ある情報を判定する能力が衰えて行ってしまいます。

その結果、まとめられた情報以外から有益な情報を得ることができなくなってしまいます

要点まとめが存在しない情報がほとんどなので、情報を判定する能力が身についていないと知識量がなかなか増えていきません。

思考の過程が脱落する

思考の過程が脱落する、というのも大きなリスクです。

人が情報を得る時、意識的にせよ無意識的にせよ、情報の価値判定を行っています。

文章であれば、この情報とこの情報は因果関係がある、この情報は役に立つ、役に立たない。

こういった知的作業が行われることで、脳内の知識と新たな情報の結合ができ、知識が活用できる形となり、また記憶に残り易くなります

しかし、要点まとめでは「これが役立つよ!」と情報が提示されるので、この思考の過程が脱落してしまいます。

断片的な知識になり易く、記憶にも残りにくくなってしまいます。

したがって、意識的に思考・復習を繰り返す必要がありますが、

多くの人がまとめを見て「役に立ったなあ」と満足してしまい、思考も復習もせず、知識があまり増えて行きません。

以上、要点まとめに対する警鐘でした。要点まとめは確かに役に立ちますが、上記の2つの危険性に注意して有効活用していってください。


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