だなも

「お金に執着しない」とはどこまでの人のことを言うのだろう。例えば私は、使って余るほど欲しい、贅沢をしたいとまでは言わないけれど、幸福に生活できる分のお金は欲しい。「衣食住ができる」ではなく、コーヒーとか好きなエンタメとかそういう「趣味まで充分に楽しめる」を条件にしたい。余分だと笑われるだろうか。このためのお金を求めることは、執着に相当するのだろうか。
けれども、そこまでが私が生命活動を続ける最低限の条件でもあるから。

「生きる」ためのお金を求めるのは、つまらない人間のすることなのだろうか。私は手段が少々意地汚くもあると自覚しているから、そこに含まれていても仕方はないと思うけれど。


……どちらにせよ、まあ、私はいいよ。金の亡者ということで。
お金は欲しい。お金と名声を、寄越してほしい。


今日覚えていた数々の鮮明な夢の一つに現れた、妹たちのためにお金を稼ぐ殺し屋の少女について思ったこと。

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