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幼少期の体験が結婚後に疼く

⭐️6歳か7歳頃父からの性的虐待、その後も
痴漢や性的暴力を受けた経験があり性に関して
かなり歪んだ観念を持っていました。

幼少期の体験は
結婚後にも影響があることを
結婚してから実感することとなりました。


中学生ぐらいからだったと思うのですが
"わたしは決して幸せにはなれない
なってはいけない"と
考えていました。
それは、
父親に虐待を"させてしまった"悪い娘だからです。

虐待をされた子供は
"自分がいけないんだ"
そう考えてしまいます。

これは私の場合ですが、
自分が悪かったと思うことで
自分の気持ちのおさまりをつけてきたのです。

それがいつしか
"わたしは悪い人だから幸せになってはいけない"
結婚なんてしてはいけない、に
私の頭の中でそういう思考に変換されて
しまったようでした。
結婚して子供を産むなんて
考えるだけで恐ろしい
私と同じ遺伝子を持った子が増えるなんて
そんなことできない
また私は子供は好きではない。
そんなふうにずっと思っていました。

しかし26歳ぐらいのときふと
そろそろ選択の時が来たみたい、そう思いました。
その時は就職しトリマーとしてお仕事させていただきましたが25歳で退職し、1年間休養を取り
26歳で上司からのお誘いでアルバイトとして復帰していました。
お店なのでシフト制ですが土日に休むというのは
基本的にできませんが
なぜかその時は、土日休みにしたい、それを条件に
復帰させていただきました。

選択の時が来たみたいと感じたのは
ふと、イメージが浮かんできたのです。
わたしの目の前に二股に分かれた道が見えました。
左の道は当時トリマーだったため
自分のお店を持つ、結婚はしない、
右の道はトリマーをやめて結婚、パートナーと新たな人生を歩む、
それが頭に浮かんでいました。
左の道、お店を持つ、と考えたとき
重たい感覚、あまり気が進まない気持ちになりました。

右の道、パートナーと新しい家族を育み
喜びも悲しみも共有し合う、
それを想像したとき心が温かくなりました。

お店は自分のタイミングで
できますが
パートナーはいつ現れるのかわかりません。
その時、友達以上恋人未満みたいな曖昧な関係の
人はいましたが、この人とは結婚は無いと
思っていました。
とはいえ、身近にパートナーとして
一緒にいてくれそうな男性はいなくて
出会える気配も無い、
とりあえずお見合いパーティーとか行ってみるか、と
一度だけチャレンジしましたが
ものすごく嫌な思いをしたので2度と行かない、と
思いました。
その後は、良い意味で諦めたのか
まあ良いか、って感じで
出会いを求めるも無く、意外と
穏やかに日々を楽しめていました。

27歳になって少し経ったとき
職場の同僚と休憩のとき話をしていたら
スキーに行きませんか?とお誘いいただき
それがきっかけでわたしの人生は
追い風が吹くかのように
どんどん流れが変わってきたのです。
スキーにみんなで行ったときのメンバーの1人に
夫がいました。
同僚は夫の友人です。
まさか、同僚から、結婚相手に繋がるなんて
夢にも思いませんでした。

しかもパートナー探しに血まなこになっていたわけでもなくスキー下手だけどみんなで行ったら楽しそうだなぐらいで、まさかそこに夫となる人と出会うなんて。

自宅と職場の行き来しかほとんどしてない生活でしたし
遊ぶといっても職場の同僚と遊ぶぐらいで
これでは出会いは無いなあとぼんやり考えていました。

夫は土日休日のSEの仕事をしていますので
アルバイトになったわたしの土日休みにしたのも
なんとなくそうしたかっただけですが
こういうことだったのかあ、と。
それ以外でも色々状況が揃って
お付き合いから結婚まで
あっという間でした。

夫と出会う1ヶ月ほど前に
占い師さんに観てもらったら
「出会うね、そろそろ。あなたのお相手は年は同じぐらいまたはあまり変わらないね、結婚したらあなたが家の中を仕切るよ。
面白い家族になるよ。」と言われてました。
それと同時期に不思議な夢も観ていました。

それは背の高い男性と電車に乗っている夢です。
お互い立って電車のドアのガラス窓を眺めていたのですがとても綺麗な景色でした。
背の高い男性でシルエットみたいな感じで
顔もよくわからなかったのですが
目が覚めて
不思議な夢だなあ、と思っていました。
その当時は背の高い男性の知り合いもいなくて
なんだろう?と思ってたんです。
夫は身長180センチほど、私は163センチほどで
私から見れば夫は高身長です。

もう一つ不思議な夢は
職場の同僚、夫の友人が夢に出てきて
砂浜の中から赤い石の付いた指輪をくれたんです。
それもなんとなく不思議でした。

夢ついでに書くと
夫との短いお付き合い関係の時
夢で夫が小さな女の子を車の助手席に
乗せてる夢を見たんです。
あれ?わたしこの人と結婚して
女の子生まれるかも、と思いました。
その夢を見た2ヶ月後ぐらいに
妊娠、女の子を出産しました。

流れで結婚までのプロセスまで書いてしまいました。
タイトルにある
幼少期の体験も結婚後に疼くの
ことについて
ここから書けそうです。

結婚し娘が産まれて
夫がいて娘がいて
家族という関係性があって、
私は専業主婦でしたが
娘との時間を大変ながらも楽しんでいました。
結婚して実家から離れたからか
心は落ち着いていました。
でもわたしの中の何かが
虚しさや不安、孤独感を訴えてくるのでした。
時折フラッシュバックする様々な記憶とともに。

ある日、夫が娘とお風呂に入ったとき
ある考えがよぎりました。

"夫も娘に何かするんじゃないか"

現在の実情に過去の記憶が
重なります。

わたしは悩みました。

わたしはいつまで過去のことを
ずっと引きずって生きていかなければ
ならないのか、
ましてや全然関係無い、
夫と娘に自分の記憶を投影して。


結婚し
娘が産まれて家族になって
娘を中心に日々楽しく過ごしていました。


26歳のときに選択した
パートナーと家族を作り
それがわたしの幸せの選択だと
思った以上の幸せだと。

しかしこれは
誰のせいでもない
わたしの心の中に蓋をし
絶対開けることは無いと思っていた
記憶、感情、
もし少しでも出てきたら無理矢理にでも
仕舞い込んで
出すものかと思っていたのに

まさか
夫と娘がお風呂に入ったことで
わたしの心の奥底の思いが
湧き出るとは。

母は亡くなったし
父とも離れて暮らしている、
だからきっと時間の経過とともに
思い出すことは無くなるだろうと
思っていました。


まさか
夫と娘を通して
子供の頃の感情が沸々と
上がってくるとは
思いませんでした。

これからも夫と
娘の成長を楽しみながら見守りたい
そう思った私は

私にとってとても勇気がいることでしたが
まず夫に私の胸の内を話そうと
思いました。




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