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子どもが「ウソ」をついたときの2ヶ条

3、4、5歳と年齢がすすんで言葉でのコミュニケーションもふえてくると
大なり小なりウソも言うようになりますね。

「かわいいウソ」や「明らかにウソ」
と思う内容なら笑っていられるけれど、

ネガティブな内容のウソだと
大人としてはそれが真実か否かにとかく焦点がいきがちです。



そんなとき忘れないでいたいことが
2つあります。


まず一つは

ウソを言った子どものこころにピントを合わせるということ。

そこにピントをあわせていないと
相手への敵意に変わることもあるでしょうし、

あるいはウソか否かを突きとめて
ウソをついたわが子への否定に変わることもあるでしょう。

大人の気を引きたいウソ
心配されるのがいやなウソ
自分では消化できない寂しいウソ
実は軽く言ってみただけのウソ
自分を守るウソ

ウソも色々ですが、あくまでも子どもの本意、こころを扱うことが大人の役割で、

ウソを裁く検事になってはいけないのですね。



そして二つ目に

相手へのネガティブなウソは
子どもから相手への信頼の証の場合もある

ということ。


「だいっきらいだ!あっちいけ!」
と言って本当に自分からはなれていき、自分の敵にまわるような人に向けて子どもはひどいことは言えません。

ひどいことを言っても、あなたの心は私から離れないことを知っています。
私はあなたのことを信じています。

だからこそ言える信頼の証のウソなのです。


だからウソを言ったわが子のことも、相手のことも、せめてはいけないのですね。


「〇〇ちゃんのことやだって言ってたのにまた仲よく遊んでるわ‥」
そんなことはよくあるものです。


ちなみにイヤイヤ期も同じ。

お母さんに思いを出して、もういい加減にしてよと思うくらい手こずらせることができるのは
ネガティブな自分をも見捨てないというお母さんへの信頼の証。



だからこそ大人同士も、持ちつ持たれつのマインドセットを日ごろからそなえていたいものです。

そうでないと
ウソを「言ったほう」も「言われたほう」も
わが子かわいいあまり互いの正論で真実を突きつけあってしまったり、
子どものウソ一つで大人同士がネガティブな感情でつながってしまうと、

いちばん大切な子どものこころが置き去りになってしまいます。

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