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龍神と小人の話
先日、約20年ぶりに同級生が集まった。
幼稚園から一緒の3人、残りの一人は高校から合流したメンバー。
適齢期で子を産めば、今春に子を巣立たせる頃合いで号令がかかり、札幌に集まった。
私の生まれた土地は、人口より牛が多いなどと揶揄され、生まれ落ちたのもこれも運命と諦めるしかない…何もない土地だった。
風は強く体感温度は奪われ、前に進めず遅刻もありうる。(それはそれで怒られる)
コンビニもファーストフードも映画館もない、ましてインターネットも普及していない時代…
同級生でも、札幌や南の地域の出身の子と明らかに生きた時代が違う。
生足にルーズソックスや、細い眉毛はギリギリ知っていたのかも?だが、誰もやる勇気がなかった。
後に一緒に働いた札幌出身の医師が「10年老けている」と表現したが、多分これは当たっているのだと思う。
インフラが整備される前の、もっと厳しい時代を生き抜いた親や祖父母は
おだったら死ぬ
が信条だ。おだつは=調子に乗るの意。
あの土地で育った我々は、意図せず刷り込まれた現実主義的な価値観がある。
そんな土地に、たまたま同じ年に生まれた赤ん坊が、たまたま友達なのだと思っていた。
地元にいた18歳までの期間、バリバリと部活に励み三次元どっぷりの勝負の世界にいた友達。
自習で流された象のドキュメンタリーを見て、号泣した私を笑っていた友達にはスピリチュアルの世界に入った私の事など、分かるはずもないと…
私だけが外れているのだ。
そう勝手に思っていた。
ヒーリングとカードリーディング。
人に説明しずらい仕事になってから約3年が経つ。
お客様にはよく
「小さい時からカードしてたんですか?
(サイキック?霊感?)あったんですか?」
と聞かれる。
私は
「全くないのよ。急に転機が来たのよ。」
と説明していた。
実際そうなのだ。
ところが、この再会を目前に偶然にもセッションを受けていた。
去年の暮れから若気の至りで、3ヶ月ほど入っていたマルチビジネス?コミュニティビジネス?があった。
そこでできた仲間が紹介してくれると言うので、練習になるのではないか?なんて期待があったが、平たく言えばビジネススタイルが性に合わなかった笑
さっさと退会を決め、ポイント消化のために残ポイントで受けられる手頃なセッションを探していた。
そこでプロフィールもよく読まず、心理カウンセリングかと申し込んだセッションが、前世や今世のトラウマを浄化したり…そしてその方は龍視ができた。
前世については、へー!としか言いようがないが、現世13歳の時の母親のトラウマは「それか!」と驚愕した。
そして淡々と私には龍が2柱付いていて、6年前、3年前、2年前に色が変わっているというのだ。
正直にいうと私は龍神がどーのという話はあまり好きではない。
だって見えないから笑笑
ただ、龍だろうがなんだろうが何かエネルギーに守って貰っている感じは常にある。
それはあの日本昔ばなしのように長い龍では無くても、エネルギー体はいるとは思うのだが…
信じていないわけではないが、そう言われたら、ヘラヘラとあらそうですかー!なんて言うしかなかった。
ただ、セッション後に6年前3年前2年前を写真で振り返ったら、確かに人生の岐路なのだ。
6年前は長男小学校入学。
私も夫も共に部署異動し、完全ワンオペとなり本当に忙しかった。
そして看護師を辞め、この仕事を始めたのが3年前。
2年前は、オットの産土神社で不思議な体験をしており、龍が写真に残っている。
「この神社には近くの川に龍がいるよ」とイベントで一緒になった龍系のヒーラーさんに言われたことがある。
ただ、そうは言われても
へー!
なのだ笑笑
ブームがミーハーな気がするのか?
龍神というワードが気恥ずかしい厨二おばさんだったのだ。
そんなエピソードも忘れるくらい、卒業シーズンはバタバタと過日した。
いざ20年ぶりの再会は
「タロットして欲しいのさ!」
ええ??
あのA子(仮名)がタロット???という腑に落ちないリクエストから始まった。
20年の苦労と、もっと昔の思い出話。
腹がよじれるほど笑った。
夜も更け朝が近い時間にかかり、私が龍神の話を振ったのか?A子がまたも淡々と爆弾発言をした。
A子の実家は漁師で庭に龍神の岩を祀っている。
ある時父親の船が沈み、父親は助かったが龍神様の掛け軸を燃やして灰を海に撒けと言われみんなで実行した。その夜、実家に雷が落ちてそこだけ豪雨が降った。「龍神様が無事に帰ったといわれたんだよね〜!」
誰に⁇
流れてきた人がいたのさ!
どっから?
なんだこの会話笑笑
たまたま、近くに霊媒師?が来てたらしい?(この辺でもう追及は諦めた)
龍神様に乗った観音様が先に帰ってしまい、寂しいから父親を連れて行こうとしたって…
て言うか!
今このタイミングで龍神シンクロ!!!!
いるの?やっぱり?
なんでこんな面白い話高校の時にしてくれなかったのか。
一族がサイキックじゃないか!
そこら辺で、最後まで怖い怖いと騒いでいたY子が、対岸の出来事くらい傍観していたのにポツリと
「うちもトイレに小人いたんだよね!」と。
普通見ないから…
あんたも相当やないか!
あの土地でおだつことなく、現実的に生きることが美徳と育った私は、今の今までスピリチュアルな仕事に後ろめたさを感じていたと思う。
地元の友達こそ受け入れないだろうと、勝手に諦めていた。
ところが、この一番身近だった友人達がここ一番にサイキックだったと知った、今回の再会は新しい氣付きの連続だった。
むしろ、この友達が遠い昔から私を引っ張ってくれていたのかもと…
縁て凄いなあ〜( ꒪Д꒪)
月並みでごく平凡な感想ではあるが、これに尽きる。
点と点は線になる。
点をどこに打つかはちゃんと導かれている事も然り。
龍神様も、その他の守護の皆様もありがたく受け取ります。
そして龍神様と同じくらい、友と出逢えた奇跡に感謝します。
この友達との再会は、それに氣付かせ、また私を新しいステージに上げてくれた。
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