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外資系転職・勤務 英語力、TOEICの点数は結局どれくらい要るの?

バリバリ日本語だけでOKな日本企業から、英語必須な外資へ転職した自分自身の経験を踏まえて、どうやって英語勉強したの?、英語力こんな感じだよ〜をお伝えできればと思います。気がついたことがあったら随時書き足していきますね。

TOEICって結局何点あったらいいの?
英語力でどうしても気になるのがTOEICの点数ですよね。点数は高いにこしたことはないのは事実ですが、点数が高い=英語が話せるといった指標でないのも事実。簡単にいうと希望している企業が求めている点数より上だったら良いです。だいたい700点〜か、800点〜ぐらいが条件になっている外資系企業が多い感じでしょうか。つまり、希望する求人の条件以上であればOK。
990点とれるまでひたすら勉強するなんて無駄です。そもそも国語のテストで満点とるタイプじゃないと990点をとる勉強は出来ません。それに990点クラスになるとビジネス上全く必要ない単語が多くて、それを覚えるために苦労します。理解するのはともかく、難しい単語をあえて使うと相手に伝わらない可能性だってあります。そんなことに時間を使うなら、もっとビジネスそのものに役立つことについて勉強したほうが良いと思います。

どうやって勉強したら良いの?
まったく文法がわからないでも良いというわけにもいかないので、基礎的な部分は、やはり本で勉強して文法を把握する必要はあると思います。ここで特に念押しで伝えたいのが、あまり複雑な内容を覚える必要はなく、“小学生でもわかる、簡単な文章”が理解できれば問題ないということです。非ネイティブがあまり長い文章を書くとちょっとした間違いからあらぬ誤解を受けたりする可能性もあるので、短くシンプルに、簡潔にがベストだと思います。某有名な外資系メーカーでもそういう教え方をしているので、やはりそうなんだと思いました。
あまり長文を書くのは本当にオススメできません。日本人の感覚とは違いますし、意味がぼやけがちになるので、意図しない部分にフォーカスが当たって誤解を受けたりします。お恥ずかしながら私はSVOとかなんかそういうルール全然わからないので長文は元々厳しいです。でも簡単な文章しか書かないのであんまり困っていません。

どうやって伝えると英語で伝わりやすい?
文化的な背景の違いを理解しておくのがポイントです。日本人はやんわりとそれとなく遠回しにつたえる文化ですよね?それのエクストリムな表現は京都の“ええ時計してはりますね?(はよ帰れ)”だと思いますが、とにかく遠回しです。
これは国によって違い、ネイティブの英語圏の方々はとくに直接的な表現を好みます。加えてビジネス上はどのみち結論を先に述べた方が伝わりやすいので、なるべく冒頭にYES/NOを持ってくるのがオススメです。つまり、“今週の売上は良かったです、理由は・・・”、“私はこの案に賛成です、理由は・・・”といったふうに最初にイエスなのかノーなのか、良かったのか悪かったのか宣言してから理由にはいると英語圏の人にはストンと落ちて理解しやすいです。
デザインの良し悪しなど、ニュアンスを伝えるには英語力が必要でしょ?という記事も見ますし、賛同はしますが、それでもニュアンスを伝えるまえに、まずは好きか嫌いか、ポジティブかネガティブか、ビジネス上許容して承認できるのか否か宣言してからニュアンスを伝えたほうがよいかと思います。

難しい言葉でなく、困ったときは簡単な言葉に言い換えよう
例えば“未曾有の”って英語で言おうとすると、私はうーんってなります。英語で喋っていて私が今でも固まってしまう瞬間はこういうときです。
でも言葉の意味を分解して、“未曾有”を“これまで一度も経験したことがない”って言い換えて考えると英語変換もなんとかなります。つまり、難しく考えるのではなく、小学生でもわかるような簡単な言葉遣いを中心にワードを選択していけば、結構なんとかなるんです。
それに、変にライティングでしか使わないような難しい表現を会話でぶっ込まれるとネイティブでも??ってなる可能性があって余計に伝わらなくなる可能性があるので、やはりシンプルな言葉遣いがベストです。

どうやったらネイティブなみに流暢に発音できるようになりますか?
無理だと思います。だってさ、日本にいる外国人の方で綺麗な標準語で日本語話せるひとなんて滅多にいないじゃないですか。カタコトだったら会話が成り立たないのかというとそういうこともない。そもそも僕も関西弁抜けなくて、そもそも日本語ネイティブでも標準語で話せないですし笑。たまに自分の声録音して聞き返しますけど、いくら頑張って英語で話しても日本人訛りは抜けないですね。というかたまに関西弁?的なイントネーションもある笑。そりゃ自分で聞き返して一応落ち込みはしますよ、でも無理なものは無理なんです笑。
ネイティブは、ネイティブ同士で365日、生まれて発語できるようになってから今に至るまでずっと毎日喋っているんですよ・・・積み重ねてきた経験が違うんです。同じだけの努力するのは不可能に近いです。それに、そもそもネイティブっていってもアメリカ人とイギリス人とオーストラリア人で全然イントネーション違いますし、アメリカひとつとってみても地域によって日本と同じように方言はあるんです、だから無理なんですって。そもそも目指す英語の標準語とは?と問いかけられて明確にクリアな回答できる人いないでしょう・・・。インド英語なんてもう日本でいう地方訛りの強化版みたいな感じでリズムに乗っていくの大変ですし、シンガポールや香港といった国だって英語はつかうけどまた一味違う。訛りも違うけど会話のリズムが違うから、その波を掴むのが大変。個人的には英語サーフィンみたいなもんかと思ってます笑。でも、良いんじゃないですかね、日本人は日本人らしいイントネーションで堂々と話せば。伝わるかどうかの方が流暢に話すよりよっぽど大切なはず。
なるべく流暢に話すのが目的でどうしてもというのであれば、YouTube動画をひたすら鑑賞する。ひたすら自分の興味がある動画でよいので、発音の綺麗めなユーチューバーの動画を見て真似るのが参考になるかなと思います。

会話のテンポについていけるか不安です?
これは相手によります。ちゃんと非ネイティブと話しているのを意識してゆっくり丁寧に話してくれる人と、いつも通りマシンガントークする人と思いきり分かれると思います。あまりステレオタイプな勝手なイメージを伝えるのは良くありませんが、英語ネイティブの国が本社の場合、英語喋れないなら知らん、ついてこれないなら知らんみたいな感じが強いかもしれません。現地採用は特にそうでしょうね。アメリカ、イギリス、オーストラリアなどが該当しますよね。逆に、ヨーロッパやアジアといった英語を第二外国語の共通コミュニケーションとして使っている会社はもっと丁寧に理解しようとする傾向を感じます。

英語が話せるのと、仕事ができるのは別の能力
外資が日本で求人をかけて一番困るのが、“英語が話せる日本人を探すこと”です。とにかく英語が話せる日本人がレア。そのため本末転倒ですが、ビジネスのために求人をかけているのに、英語が話せる・話せないで振るいにかけれれてしまい、英語は苦手だけど本来の目的であるスキルを持っている人が弾かれて、未熟だけど英語ができる人が選考に残り採用されるなんてことも多いはずです。実際そうでしょう、苦笑いしている人事のひとも多いはず笑。そもそも日本で現地採用を考えているんだから、日本向けの展開なんです。だから英語が話せる話せないよりも、ビジネス上のスキルが発揮できるほうが本来大切なはずなんです。英語はやってほしいことが理解できて、最低限フィードバックができて、一方通行にさえならなければ良いかと。だからTOEIC990点とるために勉強している時間があったら、仕事に役立つことに投資したほうが良いです。
参考になるかはわからないですが、英語で言われたことを100%理解しているわけじゃないし、あんまり喋れないんだけど、ビジネスのセンスがあって方向性が間違っていないのでいい感じに仕事ができる人が結構いますし、その方々の活躍は目覚ましいです。

TOEICの点数が低くても外資でやっていける秘訣は何?
先ほどの章でビジネスのセンスと表現しましたが、人と人との関わり合いなだけにコミュニケーション力がそこに含まれると考えています。商談しかり、プレゼンしかり、感情のない棒読みプレゼンほど厳しいものはないですよね。
よく芸能人の出川哲郎さんの英語が引き合いにだされることが多いですが、決して英会話スキルという意味では厳しくても元々出川さんが持っているコミュニケーションスキルが非常に高いため、外国人とも意思疎通ができる良い例だと思います。
実際にはもうすこし話せた方がビジネス上は信用度も上がって好ましいと思いますが、コミュニケーション力はセットで必要ですね。ちょっとカタコトの中国語訛りの日本語ながら、日本でしっかり商売をされている中国や台湾の方のイメージで考えるとわかりやすいかも知れません。

英語のメールを作文していて困ったときどうしている?
日本語でしか言葉が浮かばないときや、一応英語書いてみたけどこれで意味あっているかどうかわからない時って頻繁にありますよね。私はそれぞれこうしています。
① 日本語しか浮かばない時
“思い浮かんでいる日本語の単語 + 英語” でググってます笑。そしてお気に入りはDMM英会話の何てuKnow?です。これすごい有能。英語力ある人が適切なアドバイスをくれているページにジャンプするので、そこでニュアンスつかみとって反映させてます。
② いちおう英語で書いてみたけど意味があっているかどうか自信がない時
“英語の文章 + 意味かmeaning” でググってそれとなくあっているかどうか調べています。たまにびっくりすぐるらい逆の意味だったり、思わぬ方向性の意味だったりすることがあるので、非ネイティブはとにかく自分でちゃんと理解していないよくわからない変な言い回しは使わないほうがよいかと思います。
③ 最近はChatGPTに聞いていみる。とりあえず英語で文章を作って、ChatGPTにコピペ。Please check grammar and correct.的な相談をしてなおしてもらっています。有能な秘書。

英語の映画や音楽、まったく何を言っているかわからないんだけど大丈夫?
問題ありません。私も結構わかりません。それでも私はビジネス上は全く困っていないですし、早口ユーチューバーの英語も特に問題ありませんが、映画や音楽になるとこれが結構わかりません。でもそういうもんなんです。日本語でも同じだと思うんです、それって。正直何言っているかわからないアーティストなんて日本人でもザラにいますし、映画でも戦闘シーンとかにボソッと囁かれたりしてもそもそも聞こえないですって笑。本当に好きなアーティストで、何回も何回も聞いている曲でもわからないことは頻繁にあります。というか音としか捉えていない。

続く、そして気休めの、おわりに。
今回はここまでです。普段YouTubeで定期的に動画投稿しています。一部英語で投稿している分もあるので、「へー、こんぐらいでも充分仕事になるんだじゃあ私も大丈夫だろう」的な安心材料に思ってもらえれば良いんじゃないでしょうか笑。また気が向いたときにTIPS的な内容追加していきますので、フォローなりいいねなりしてね。
自分の英語力に凹んで挫けそうになったときに読み返してね😂

最後までお読みいただきありがとうございました。またねー。


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