「感情で決めるな。」
今西聖貴、森岡毅共著・「確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力」からもう一つ。
昨日投稿したように
この本は自分がコントロールできる領域であるプレファレンスを高めることに力を入れようと書いているが
その他にも彼らのメンタルや戦う上での姿勢を知れたことも良かった。
その中でサイコパス性という話があった。
サイコパスと聞くと冷酷非情な殺人犯やテロリストを思い浮かべるかもしれない。
ただ、ある研究によるとサイコパス=暴力的な人間というわけではないという。
もちろん、殺人犯やテロリストは暴力的なサイコパスではあるけど
この世には暴力的ではないサイコパスはたくさんいるということ。
つまり、サイコパス性とは
感情的葛藤や人間関係のしがらみなどに迷うことなく、目的に対して純粋に正しい行動を取れる性質のことであると。
確かに何か目的があるにも関わらず、その目的からズレて生きている人って多いと思うんだよね。
例えば、
夢を叶えたいとか言っているクセに夢を語っているだけの奴とか
何かスキルを磨きたいと思っているクセに毎日継続すらできない奴とかは
目的からズレまくっている。
ダイエットしたいと思いながら運動しない・食事制限しない奴と同レベルだ。
じゃあ、目的からズレるとどうなってしまうのか?
それは答えるまでもないけど目的には当たらない・到達しない。
ダーツのように的の中心を狙おうと目的を決めて集中力を高めて投げても
大抵の人は誤差でブレるでしょ。
ということは、そもそも目的を決めたとしても狙い通りのところには行かない可能性がめちゃくちゃ高いということ。
それなのに、自ら目的からズレた行動を取ったら当たるわけが無いでしょ。
だから、まずは目的からズレずに行動することが大切なんだ。
そして、その時に重要になってくるのがサイコパス性だ。
つまり、冷酷非情と言われようが誰が泣こうが
目的を達成するために純粋に正しい行動を取れるかが重要なんだ。
迷うことなく的の中心に狙いを定め、感情や雑念を排除しなければいけない。
目的に対して感情を優先させてしまったら確実にズレてしまう。
勝率と戦略を徹底的に考え抜きそれに沿って行動する時に感情なんていらないんだ。
感情で決めない時に気をつけるべきことは同調圧力だ。
特に日本人は同調圧力に負けて多数派に流される人が多いと感じるけど
それに流されて負けることが目的からズレた行動の可能性が高いんだ。
ノリが悪い、空気が読めないと言われようが関係ない。
目的からズレた行動を取ってしまうことが何より人生が・現実が変わらない行動なんだ。
現代は昔と比べたら遥かに個人で稼ぐ力を身に着けやすくなった。
だから、副業からはじめ稼ぐ力を身に着けいずれは会社を辞めて独立すると考えている人は多いだろう。
それなのに会社の飲み会とか集まりなんかに参加していたらダメでしょ。
その時間は稼ぐ力を磨く時間にしないと。
「稼ぐ力を磨きいずれ独立する」
この目的に対して会社の飲み会なんかどうでもいいでしょ。
同調圧力に負けて流されて参加しちゃうってそういうことだよ。
普通に考えて自分が飲み会に参加して酒を飲んでいる間に
他人は稼ぐ力を磨いているって考えたら焦るでしょ。
(他人と比べたり焦ることはオススメしないけど。)
ダラダラしている凡人の自分と
その間にもバットを振っている他人がいるとしたら
ヒットを打てる可能性がある人はどちらか?を考えてみるといい。
会社の愚痴を言いながら働いて飲み会に参加している人間と
稼ぐ力を磨きいずれ会社を辞め独立すると考え行動を取っている人間。
どちらが現実を変えられるかは火を見るより明らかだ。