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「気付ける人間に。」


昨日紹介した鍵山秀三郎著・「凡事徹底 平凡を非凡に努める」の続き。

小さいこと・当たり前なことの積み重ねがいつか大きな差を生み結果に繋がる。

この凡事徹底が俺みたいな凡人には最高な戦略だと書いた。


だから重要なことは、まず小さいこと・当たり前なことに気が付くことだ。

さらに、それが大切なことだとも気が付かなきゃいけない。

小さいこと・当たり前なことをバカにする人はそれが大切なことだと気が付いていないし、

バカにもできないレベルで小さいこと・当たり前なことの存在に気が付いていない人は多い。



じゃあ、気が付けるようになるにはどうしたらいいのか?


一つは、僅差・微差を常に追求することだ。

本の中では、

人はAとBの差が小さいとついAに戻る。
だけどBに変えられる人は、Cが良いと思ったらCに、
Dが良いと思ったらDに変える努力ができる。
そしてEあたりまできて初めて大きな差になって現れる。

と書いてあった。

例えば、早起き。

早起きは三文の徳とはよく聞くし、世の中で成功している人は早起きができるともよく聞く。

早起きは様々なメリットがあるんだ。

でも、多くの人は早起きをバカにする。

早起きなんかしたってしょうがない。と。

ここで僅差・微差を考えるべき。

最初はいつもより5分〜10分早く起きるだけでもいい。

それだけでも心に余裕を持って家を出ることができるだろう。

その生活が慣れたら徐々に起きる時間を早くしていくんだ。

そうやって1時間でも早く起きられるようになれば朝から好きなことや趣味にも時間が使える。

早起きしてランニングや読書をするようになれば早起きできなかった頃の自分とは比べ物にならないくらい人生は変わる。

最初は5分〜10分だけの早起きでも、

微差・僅差を追い求めれば1時間以上の早起きができるようになり誰にも邪魔されない時間が作れるようになる。

そしてその時間を有効活用すればいつか大きな結果となって現れるんだ。

時間だけは唯一絶対に平等なものなんだから、時間の使い方こそ僅差・微差を考えるべきだ。



気が付ける人になるもう一つの条件は、人を喜ばすことだ。

鍵山さんは、僅差・微差を追い求めるよりもこっちのほうが大きな要素だと言う。

いつも人を喜ばせる気持ちで物事をやる、毎日を送る、人生を送る、それを意識すれば人が変わるくらい気が付ける人間になるんだ。

じゃあ、人を喜ばせることとは何か?

色々考えられるけど鍵山さんは掃除をオススメしている。

掃除は人を喜ばせるし、僅差・微差を追求するトレーニングにもなるんだ。

いつも同じ掃除時間なら範囲を広げられるように、
いつも同じ掃除範囲なら時間を縮めれるように工夫をしていかないといけない。

そういうふうに、やる時は徹底してやれば効率・能率は上がるし、

掃除の範囲を広げることができれば人間の人格を深め高めることもできる。

僅差・微差を求めながら義務でもない掃除をどれだけ広い範囲でできるか?が気が付ける人になるために重要なことなんだ。



まぁ偉そうにアウトプットしているけど、

自分のやっている掃除の範囲の広さ、深さが自分の人格に比例する。

と書いてあって読んでいて心が痛かったな。笑

打算は持ってもいいとは思うけど、それじゃ続かないから意味ないんだよね。



義務でもないことをどれだけできるか?

僅差・微差を追求して人を喜ばせよう。

それが気が付ける人間だ。


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