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イライラ上司への対処法

嫌いな上司がいる。

上の記事でも書いたとおり、今の私の直属の上司である。

最近前にも増してイライラしていて、つい先日も上司の責め立てるような声が聞こえた。

相手は職場の同僚Kさんで、例の上司は急にツカツカとKさんに歩み寄り、何かを言い始めた。段々と語尾が強くなり攻撃的になっていくのが遠くからでもわかった。一方のKさんは言われるがまま、ただ言葉を無くしてそこに立っている。上司が去った後にKさんに「なんかありましたか」と声をかけると「大丈夫」と言いながらも

「きっと私だから言ったんだよね。〇〇さんや〇〇さん(上司のお気に入り)なら言われなかったと思う。私は目をつけられているから。」

そう言っていた。

確かに、上司が指摘した内容はKさんに直接の原因があるわけではなく、Kさんがその仕事を担当する以前から、なんとなく見過ごされてきた問題であった。当然、上司お気に入りの〇〇さんたちが担当している頃からずっと続いていた問題ではあったが、あえて一番ぶつけやすいKさんに順番が回ってきた瞬間を狙って言ってきたのだろう。

それから、帰り道、テレビを見ている時、お風呂に入っている時ですら、頭の中が嫌いなあの上司のことでいっぱいだった。部下に平気であんなこと言わせるようなヤツ、上司としてどうなのか。いやそれ以前に人としてどうなんだよ。怒りが粘着テープみたいにべったりと脳裏にくっついて離れない。本当は嫌いな人のことで頭を満たしていたくなんかない。でも考えずにはいられなくて、ずっと嫌な気分が付きまとっていた。


Kさんと一緒に帰った時のこと。その日はたまたま例の上司がお休みで、二人で愚痴をこぼしながら帰った。

「今日は(上司がいなくて)本当に良い気分だったから、仕事の合間にコーヒーでも買っちゃおうかなって思ったよね」

そう無邪気に言うKさんに「本当、毎日がそうであればいいんですけどね」と心からの本音が出た。そうだった。私たちはそれだけ心をすり減らしているのだ。コーヒー一杯気持ちよく買えないほどに。それだけの影響力を持っているからこそ、そしてそれを知っているからこそ上司は自分のイライラで人をコントロールしようとするのだ。

怯える日々はまだこれからも続く。そう思うとぐっと胸に黒いものが込み上げてきそう。

私は自分の心を守るため、コーヒー一杯買うのを躊躇わないために、対策として上司のことを「運ゲー」と呼ぶことにした。


イメージはこれである。


懐かしのワニワニパニック


きっかけは、Googleで「上司 イライラ」で検索しているとき、こんな記事に出会ったからである。とても参考になった。


要は、私たち部下がどんなに良い子にしようともイライラ上司をコントロールするのは不可能であり、イライラ上司のイライラは彼自身が責任を持つべきで、私たちにその責任はないのだ。(ほんとそれ)

結局、どんなに私たちが努力してもイライラされる時はされるので「イライラ上司=運ゲー」なのである。そこで思い浮かんだのが、「あいつってもしかしてあれじゃない?ワニワニパニックじゃない?」という真理である。

最近は毎日がゲームだと考えるようにしている。毎日職場でワニワニパニック相手に遊んでいると思えば、成功すればラッキーDayだし、万が一噛みつかれたとて「あー今日ハズレDayだったねー」ぐらいで済まされる。もしハズレDayが続くようであれば、「この商品、欠陥品じゃね?」とクレームを入れるまでである。(さらに上の部長や専門窓口に相談する等々)

この感覚で職場で働くようになってから、今のところラッキーDayが続いている。果たしていつまで続くことやら。

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