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AIでつくった架空の会社 AIエージェンシー

この記事は、ChatGPTで架空の会社のニュースリリースやホームページをつくった経緯をまとめたものです。文中にAIでつくったホームページのURLがございますので、ご覧ください。

あらゆる業界で、ChatGPTがで話題に。

先日書いたnote「AIでつくったミッション・ビジョン・バリュー百科事典」が、広告業界だけでなく、スタートアップの方、PR・広報の方など、想像以上に反響をいただきました。
SNSでのシェアや、スタートアップニュースで取り上げて頂き、多くの方に読んで頂きました。

その記事を書いたことで、いくつかの問合せや打合せの依頼もあり、何人かとChatGPTについての議論を交わしました。話している中で、みなさん実に様々な使い方をされていることが分かりました。

例えば、大企業のDX担当のマネージャー。
彼は、部下からの悩み相談に対して、ChatGPTにアドバイスをもらってコミュニケーションをとっているそうです。
部下の悩みやシチュエーションを入力すると、結構的確なアドバイスが返ってくるとのことでした。

例えば、企業のブランディングを支援している方。
彼は、対談記事のイメージをChatGPTでつくって、クライアントに企画を通しているそうです。
「対談する前に何でもう記事ができているの?これでいいじゃないか!」と、クライントに言われたそうです。

例えば、広告制作のクリエイティブ・ディレクターの方。
彼は、既に普通にコピーライティングにChatGPTを使っているそうです。
「もっと短くして」とか「子どもでも分かるようにして」とか、色々ディレクションしているようです。

既にこれだけの広がりを見せているChatGPTは、あらゆる仕事に活用できるポテンシャルを持っていそうです。

もちろんそれは、ミッション・ビジョン・バリューをつくることだけではありません。

例えば、広告をつくったり、ニュースリリースを書いたり、ホームページの構成を考えたり、いわゆる「広告エージェンシー」が行ってきた制作業務はすべてカバーできるかもしれません。

だとしたら、、、そこでふと、思いました。

「たぶん近いうちに、すべてをAIでつくる広告会社が出てくるのではないか。」

早ければ年内には、そんなスタートアップが出てくる可能性は充分にあるなと。


ChatGPTで架空の会社 AIエージェンシーをつくれるか?

そう考えた僕は、ChatGPTにこんな指示を出してみました。

「すべてAIで広告をつくる制作会社 AIエージェンシー という会社が発足したニュースリリースを書いてください」

以下が、ChatGPTの回答です。

以下は、「AIエージェンシー」の設立を発表するニュースリリースの例文です。

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AIエージェンシー、AI技術に特化した広告制作会社を設立

株式会社AIエージェンシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山田太郎)は、2023年2月22日をもって、AI技術に特化した広告制作会社「AIエージェンシー」を設立することを発表しました。

AIエージェンシーは、AI技術を活用することで、企業のマーケティング活動を支援し、広告の効果的な制作・配信を行います。従来の広告制作会社と異なり、クリエイティブ制作からメディアプランニングまで、すべての業務をAIが担当します。これにより、効率的な制作・配信を実現し、クオリティの高い広告制作を低コストで提供することができます。

AIエージェンシー代表取締役の山田太郎氏は、「AI技術の進化により、広告制作の方法が大きく変わりつつあります。私たちは、AI技術を活用することで、より効率的で高品質な広告制作を実現し、企業のマーケティング活動を支援します。今後も、AI技術の進化に合わせて、より優れたサービスを提供していきます」とコメントしています。

AIエージェンシーは、今後、企業のマーケティング活動を支援するため、AI技術に関する研究開発を進めていく予定です。

===============

以上が、AIエージェンシーの設立を発表するニュースリリースの例文です。

Written by ChatGPT3/2023

なんと!!
ニュースリリースをうまく書いてくれたことにも驚きですが、その業務内容や企業の強みなど、勝手に生成してくれています。そして代表取締役のコメントまで付けてくれているなんて、気が効いています。
ChatGPTはニュースリリース作成が非常に得意そうです。
まさに、こんな企業が年内にも誕生しそうなリアリティです。

あまりにリアリティがあるので、さらに僕はこんな指示を出してみました。

「AIエージェンシーのホームページの構成を書いてください」

以下は、AIエージェンシーのホームページの構成の例です。
=============
1.トップページ
・AIエージェンシーのロゴ
・キャッチコピー
・ナビゲーションメニュー

2.強み
・AI技術の活用による効率的な広告制作・配信
・高品質な広告制作の実現
・低コストでのサービス提供

3.サービス
・広告制作
・メディアプランニング
・データ分析
・AI技術に関するコンサルティング

4.事例
・企業ごとに、AIエージェンシーが制作した広告の事例を紹介

5.会社概要
・会社名、代表者名、所在地、電話番号、メールアドレス、アクセス方法

6.採用情報
・採用情報の案内

7.お問い合わせ
・フォームによるお問い合わせ窓口

8.ブログ
・AI技術に関する最新情報やトピックを発信
=============
以上が、AIエージェンシーのホームページの構成の例です。ただし、実際のホームページの構成は、企業の方針や業務内容によって異なる場合があります。

Written by ChatGPT3/2023

おぉ、そうだよね。企業のホームページってだいたいこんな感じ。

さらに僕は調子に乗って、構成を書けるなら内容も書けるだろうと思い、こんな指示を出しました。

「では、そのホームページのテキストを全て作ってください」

以下は、AIエージェンシーのホームページの例として、テキストの全文を作成いたします。
=============
1.トップページ
・AIエージェンシーのロゴ

[キャッチコピー]
広告の未来は、AIエージェンシーとともに。

[ナビゲーションメニュー]
強み
サービス
事例
会社概要
採用情報
お問い合わせ
ブログ

2.強み
[タイトル]
AIエージェンシーの強み
[本文]
AI技術の活用により、効率的な広告制作・配信を実現します。AIの自動制作機能によって、高品質な広告をリーズナブルな価格で提供することができます。従来の広告制作プロセスでは必要だった時間やコストを大幅に削減し、お客様のニーズに応えるスピーディなサービス提供が可能です。

3.サービス
[タイトル]
サービス一覧
[本文]
当社では、以下のサービスを提供しています。

・広告制作
AI技術を活用して、クオリティの高い広告を効率的に制作いたします。多様なデバイスに対応した広告制作も可能です。
・メディアプランニング
お客様のニーズに合わせたメディアプランを提案し、効率的な配信を実現します。
・データ分析
広告配信データを元に、成果につながる改善提案を行います。
・AI技術に関するコンサルティング
AI技術の導入や活用方法について、お客様のニーズに合わせてご相談いただけます。

4.事例
[タイトル]
事例紹介
[本文]
当社が手がけた広告の事例を、企業ごとに紹介しています。AIエージェンシーの技術力と実績をご覧ください。

5.会社概要
[タイトル]
会社概要
[本文]
会社名:AIエージェンシー株式会社
代表者名:山田太郎
所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-1 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー

できたー!!

キャッチコピーからサービス内容まで、すべて書いてくれました。
しかも割と筋のいいテキストになっています。


せっかくだから、カタチにしてみよう。

ここまで作ってくれたなら、いっそのことカタチにしてみようかと思い、AIエージェンシーのロゴをジェネレートしてみました。

ロゴ生成のジェネレータは、何種類も世に出ているのですが、その中で無料で使えるMarkMakerというサービスを使いました。

「AI agency」と入力すると・・・

AI agencyのロゴがわんさか出来てきます。

その中から、それっぽいやつを選びました。

そして、次はホームページづくり。

これも無料で作ることが出来るサービスがいくつかあるのですが、STUDIOというサービスは洗練されたテンプレートが豊富なので、今回はこちらを使うことにしました。

STUDIOのテンプレート

STUDIOはノーコードのWEB制作ツールで、自由にカスタマイズして作ることもできるのですが、テンプレートから作るとテキストをコピペするだけでも簡単に素敵なWEBサイトが完成します。

AIエージェンシーっぽいテンプレートを選んで、
ChatGPTがつくってくれたテキストを流し込む・・・・

完成しました!

https://ai-agency.studio.site/


ぜひクリックして見てください。
AIエージェンシーっぽいサイトが出来上がっています。

ChatGPTにリリースを書いてもらってホームページの構成・テキストを生成してもらい、ロゴをつくり、サイトを公開する。
ここまでわずか3時間。ツールを組み合わせれば、既にこんなことが出来るようになっているのです。

ここまでに僕は、「指示」「選択」「コピペ」しかやっていないです。考えてみると、「すべてAIで広告をつくる制作会社 AIエージェンシー」というキーワードしか与えていないのに、ここまで出来ることに改めて驚きました。


AIと生きる僕らは、これからどうなるか?

誤解を招くといけないので言っておきますが、僕はAIエージェンシーみたいな会社をつくりたいわけでも、出てきて欲しいわけでもありません。むしろ僕は考えるのが好きで、考えることは苦しいこともあるけれど楽しみでもあるので、すべてAIに代替させたいなんて思っていません。

ただし、誰かが必ずやってしまう。

そう、僕がやらなくとも、この技術革新の流れの中で誰かが必ずやるだろうし、全ての人がその影響を避けられなくなっていくと思います。

そしてこのイノベーションは、すべての業界の様々な職種の働き方に影響を及ぼすと思います。
業務プロセスは変わるでしょう。
営業スタイルも変わるでしょう。
仕事の内容自体も変わるかもしれません。
少なくとも、人がフォーカスすべき領域は、必ず変わると思います。

このAIについて、僕の地元・茅ヶ崎の大先輩シニアの方が言った言葉が印象的でした。

コンピュータが出てきた時に、
俺はそれで音楽をつくることにのめり込んで仕事になった。
インターネットが出てきた時に、
それで起業してビジネスが大きくなった。
AIは、俺の人生で3番目。
60年以上生きて来て、たったの3つしかない変革の波。

そう言った彼は今、ChatGPTで自動生成した記事サイトを作って遊んでいます。

このAIの波を傍観して、とりあえずやり過ごすことも出来ます。
このAIの波を怖がって、将来への不安を抱えることも出来ます。
このAIの波を評論して、ビジネスへの影響を語ることも出来ます。

だけど、
これがもし本当の変革の波なのだとしたら、
おもしろがる」というスタンスが一番大切なんだと思います。

たぶん、今おもしろがった人の中から、10年後に世界を変えるようなプレイヤーが出てくるんだろうと思います。


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