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結成10年で新メンバー募集の超特急を考察してみた

※本記事は「超特急」というグループについて1ミリも知らない方、またご乗車いただけていない方は以下まとめをざっと見てから読むとより深く理解できます。

だから僕たちは、新メンバーを募集します。
超特別な急募です。
これは、変化ではなく「超特急」を
進化させるためのオーディション。

超特急募オフィシャルページ
https://bullettrain.jp/audition/

約3年ぶりとなる全国ツアーの初日に発表された新メンバー募集の一報は、8号車(超特急のファン)のみならず界隈を騒然とさせた。
結成10年目を迎えた彼らがさらなる進化を求めて話し合って決めたという今回の企画を発表から振り返りつつ、【新メンバー募集】がどのような進化をもたらす可能性があるのかを時系列で追いながら考察したい。

ライブ終盤に突然の発表

この瞬間の様子を運営が撮影した映像が残っている。
当初はファンクラブ(以降FC)限定公開だったものを後にYoutubeでも公開した。

元々ライブ映像を多く公開してきた超特急、今回の発表も「多くの人に届けるべき」だという8号車の声もあり発表の翌日に更新しています。

それぞれがこの発表を受けて話す場面では、タクヤを皮切りに想いを伝えるかと思いきや話す順番を譲り合う場面も。考えてこなかったわけではないと思うが若干の違和感を感じた人も多いのでは?
この配信と公演終了後のFC限定配信での5人の話を要約すると以下です。

・リョウガ 
リーダーだからこその「他のメンバーが言っていることと同じ」と全員の発言と同じく長期間かけて悩んだ上で出した発表である
新メンバー募集は細かいガイドラインを設けていないからどのような人に出会えるのか楽しみ。

・カイ
この企画について「賛成でも反対でもない」。
より早く、さらに上を目指せる確信が持てる人に出会えたらいいなと思う。複雑な気持ちだと思うけど8号車には嘘をついたことはない、ついてきて欲しい。

・タクヤ
当初からの目標「東京ドーム公演の開催」を果たしたい。
現メンバーの力不足ではなくて何歩も上にいくための決断である、時間がかかってもいいから応援して欲しい。

・ユーキ 
僕は「この企画に賭けている」。
メインボーカルバックダンサーとして活動している中で、1人となったタカシ(Vo)の負担が重すぎる。変化ではなく進化するために増員を選んだ、明るい未来に進むためこの企画に全力でかけたい。

・タカシ
「8号車の為にもっと進化したい」
メンバースタッフともずっと話し合い、正解がわからない中で悩んだ。長く続けていくにはもっと力が必要だと気づき、今回の発表に至った。応援してくれたことを後悔させないように頑張る。

想いと裏腹に増える「下車」宣言

この発表後、Twitterでは超特急関連の検索ワードとして…

・7人
結成当初の人数
結成メンバー「ショウ」と入れ替わりで「タクヤ」加入、コーイチ・ユースケ脱退で現在5人。

・下車
8号車を辞めること
下車するにあたり、グッズのお譲りツイートが増加。

・運営
一般的にプロデューサー・マネージャーなど主にグループ活動の中核を担うポジションを指す
今回は「やるならちゃんとやれ」と言った応援系ツイートが多く見受けられたが、「運営のせい」と言ったご意見系ツイートも散見。

いずれにせよこの企画をきっかけに離脱するファンがいることには違いない。

痛い過去を抱えているEBiDAN

ハリウッド作品に出演経験があり現在歌手・俳優として活躍している森崎ウィンも超特急と同じEBiDAN所属だった。
当時活動していた「PrizmaX」はこのEBiDANの礎を築いた最古参グループ。
2013年に5人組でCDデビュー、その後2018年にリーダーの黒川ティムが脱退、しばらく4人での活動を行っていた。

新メンバー発表&改名(大文字表記)発表時のビジュアル

2019年元旦に突然の新メンバーオーディションの開催を発表、3月には追加メンバー3人を迎えた7人体制で「PRIZMAX」として新ビジュアルと共にお披露目。その翌月には2ndアルバムの発売となり、全国津々浦々でリリースイベントを行い注目を集めた。

これぞ「進化」にふさわしい活動を続けていると思っていた最中、同年12月結成メンバーである福本有希の脱退&芸能界引退が発表された。
そして翌年1月もっとも恐れていた【PRIZMAX解散】の一報とともにラストライブの告知が解禁となった。

ホリック(ファン)はもちろん、本人たちにも追い討ちをかけるように新型コロナウイルスの感染が拡大し、ラストライブは無観客配信での実施となった。ホリックとの直接交流を大事にしてきたからこそ、この幕引きは本人たちには大きなしこりになっているのではないだろうか。

成功体験を得る為には

これまでの芸能史で新メンバーが加わり、成功したグループなんていくらでもある。
直近だとDA PUNP、EXILE、Snowman、ジャニーズWESTが話題になった後にブレイクを果たしています。
韓国では女性グループにおいて途中加入はよくあることで、日本でも大流行した少女時代やKARAもメンバーチェンジを行なっている。日本だと坂道GやAKBGも似たようなものである。

そんな中で今回の企画は超特急にどんな作用をもたらすのでしょう。

規模は違えど、結成10年を超えての加入はEXILEが前例となりうるのだろうか。

・オーディション風景をドキュメンタリー化
・最終パフォーマンスは観客を入れて開催
・その場で新メンバー発表


今のアイドルオーディション番組と同じ流れですね、2006年には日本でこのフォーマットを確立していたHIROさんすごい!
その後もEXILEは現在第4章として年長メンバーの勇退、新メンバーの加入を繰り返して成長し続けている。

ちなみに初の新メンバーオーディションを行なってTAKAHIRO加入後、ベスト盤の発売を皮切りに全国ツアーを実施。同年発表の「Ti Amo」でレコード大賞を受賞している。

現在超特急ではオーディションの様子をおさめたドキュメンタリーの制作を行うことのみ解禁済み。
ここでいかに盛り上げポイントを作り、8号車を巻き込んだ上で新メンバー発表までたどり着くことができるのか?が期待であり、ここがうまくいかないとただの黒歴史、ガッカリポイントになってしまいます。

それでも付き纏う悲しみ

ヴォーカルのコーイチ脱退後、タカシが歌唱パートを一手に引き受けることになった。過去曲を新録したものを聴いた8号車の中には「こーちゃんがいない」悲しみに直面したかもしれない。
歌唱パートが増え、ダンスも踊るタカシには非常に負担がかかっていたということは紛れもない真実。ヴォーカルなのに歌唱をせずダンスパートを踊る姿を見るとこちらも悲しい気持ちになってしまう。
もう誰のせいでもないオタク特有の悲しみです。(わかる人いるかな)

ユーキ の言葉を借りるなら「100%のパフォーマンスができていない時点でおかしい」は、オタクに悲しい気持ちを生み出してしまう隙を作っているということにつながっているのでは?

推しグルが全力で賭けているこの企画。
ぜひ本気の人だけ受けて欲しい。
超特急・歴史・運営・8号車に愛を持って受け止めれる人がいい。
もちろん「有名になりたい」「人気になりたい」というミーハーな気持ちが根底では大事なことではあるがこれまでのプロセスを理解した上でパフォーマンスにつなげてほしい!とにかく情熱!

顔がいいに越したことないけど女でやらかしたやつ、心当たりあるやつはまじでやめて!(本音)


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