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日・イラン首脳会談にみる疑問だらけの戦後レジーム外交

日本の岸田首相とイランのライシ大統領が首脳会談を行いました。

外務省が発表している「概要」は、当たり障りのないことが書かれているようですが、精査するといかにそれが奇妙であるかが明らかになります。

まず、冒頭からおかしい。

岸田総理大臣から、安倍元総理大臣の逝去に対するライースィ大統領からの弔電に謝意を述べるとともに、長年にわたるイランとの伝統的友好関係の一層の強化に向けて協力していきたい旨述べました。

でました、「イランとの伝統的友好関係」。

本当に「イランとの伝統的友好関係」があるならば、なぜイランは

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