🔸脱ステ後〜現在のライフスタイル構築へ

◇入院後の生活

退院後は自宅療養を続け、悪化と回復を幾度となく繰り返しました
私の場合当初の予想より回復が遅かったため、予定していた留学もキャンセルせざるを得ず、就職も先行きが怪しくなってきました。

それまで貯蓄や傷病手当金の給付でしのいではいたものの、療養生活の長期化や予期せぬ大きな出費がかさむなどして、懐具合も心もとなくなってしまいました。

そこで行政に金銭面や仕事面での支援がないか相談しました。しかし冷酷なまでに重度のアトピー患者に使える支援はなく、親身に話さえ聞いてもらえずに、お役所仕事でたらい回しにされました。挙句には紹介された(厄介払いされた?)病気の人を支援しているNPOへも行きましたが、私に使える支援策がなく、結局誰も助けてはくれませんでした。

その帰り道、意気消沈しながら頭によぎったのは、新卒の就職活動と東日本大震災のことでした。当時新卒の就職活動は震災の翌年で、過去最低の求人倍率を更新した年でした。ちょうど今のコロナ化の状況とよく似ていますね。

そこで就職活動時に大苦戦し、自分の不甲斐なさを噛み締めていた頃を思い出したのです。また震災時の政府の頼りない対応や企業が内定取り消しを強行する様を、日々ニュースで見ていたことも思い出しました。

「自分に実力がなければ、どこも雇ってくれない」

「行政・会社など、組織や他人に頼らず生きていける力をつけなければならない」

そう、結局頼れるのは「自分」しかいない、と。

そう思った私は、「他人を頼るのではなく、自分を頼ろう。その自分に実力がないのなら、一から作り上げよう」

そう考えて私は、一人でビジネスを始める決意をしたのです。


◇新しいライフスタイルの構築

アルバイトや派遣社員などを選ばなかった理由は、単純に毎日働きに行けるだけの体にまで回復していなかったことと、また自分の体に合わせた仕事及びライフスタイルを確立する必要性を感じたからです。

そこで在宅でできるビジネスを探し、気になった人に何人も会いに行きました。そこでのちのメンターとなる、自分と同じような境遇にいながらも経済的に自立し、自分の夢まで叶えた人に出会いました。

その人はネット物販をしていたのですが、私の求める条件にマッチしていたので、その人のコンサルに入ることにしました。そこまでの突出した成果は出せなかったのですが、実家で暮らしながら生活できるぐらいには、自力でお金を稼げるようになりました。

午前中にジムで運動をし、昼間は外のカフェで仕事をしつつ、夜は商品の発送準備などの生活のリズムが作れるようになりました。

また仮に体が悪化して寝込んでいても、商品は自動で売れていくシステムだったので、以前に比べればだいぶマシな環境を構築できました。


◇新規ビジネスと移住計画

2020年始めから新型コロナウイルスが世界で大きな混乱と被害を出しました。私も売り上げが極端に下がり、以前のように回復するのは時間がかかるので、以前から興味があった新しいビジネスに挑戦しようと準備中です。

また私は冬場の乾燥する時期の悪化が1番ひどいので、温暖で乾燥が少ない地域への移住をしたいと前々から考えていました。そこでコロナが落ち着いたタイミングで、気になる街を旅をしながら下見をすることを計画中です。

旅を終えたらまたここに書き込む予定なので、皆さんぜひ見てくださいね。



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