映画『PERFECT DAYS』のロケ地の銭湯巡りが楽しかったのです。
【はじめに】
最近観たヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の『PERFECT DAYS』にハマってしまい、劇中に流れる60年代の名曲をよく聴くようになってしまった。先日、建国記念の連休だったので、ちょっと観光がてら『PERFECT DAYS』のロケ地の銭湯にでも行ってみようと思い立った。
【ロケ地は渋谷区、台東区、墨田区、江東区】
『PERFECT DAYS』で役所広司演じる「ヒラヤマ」は渋谷区のトイレが職場だが、暮らしているのは隅田川周辺という設定らしい。通っている銭湯は墨田区の「電気湯」というところだった。
【墨田区は銭湯が多い】
せっかくなのでいろんな銭湯を「はしご湯」したいなと思って調べると、墨田区にはたくさん銭湯があった。こりゃいいやってことで、都内でプチ温泉街気分を味わうことにする。
【①黄金湯】
最初は「黄金湯」なんか最近リノベーションしたらしくて外観がおしゃれ、コンクリートの打ちっぱなしで中にはDJブースもあった。若者にも銭湯ブームがきているのかしらん?と感心。
断酒しているのだけど、休日気分を味わいたくなって、風呂上がりに一杯だけ「ジンジャービール」と「マトンバーガー」を頼む。甘い生姜ジャム?が入ったビールと、ジューシーなマトンバーガーに舌鼓。
宿泊もできるみたいで、外人さんとか好きそうな雰囲気だった、おしゃれだし、いい感じでした。
【②大黒湯】
次は「大黒湯」今回の銭湯巡りでは一番お気に入りでした。スカイツリーが背景に見えると『PERFECT DAYS』の舞台にきた感じがして嬉しい。
「大黒湯」には露天風呂があるのだけど、そこがめっちゃ良かった。青空の下、都会でこんな気持ちの良い露天風呂に入れるのかと感激。温泉気分を満喫できました。ここはおすすめです。
【スカイツリーと謎のミャンマー料理」
最後の『PERFECT DAYS』ロケ地の「電気湯」に行く前に、スカイツリー見学をしつつ、適当に入ったミャンマー料理屋さんで遅めの昼ごはんを食べる。
スカイツリーの大きさに圧倒されつつ、謎のミャンマー料理を食べる。どれも聞いたことのない名前の料理だったけど、結構美味い。
【③電気湯】
最後に到着、ここがロケ地の「電気湯」か!と感激。なんかどこにでもありそうな銭湯だけど、この佇まいがまたいい感じ。中には『PERFECT DAYS』のロケ地マップや、映画を観て訪れた人の感想を書くノートなんかが置いてあった。なんか面白い人が店主をやってるみたいで新聞の記事もあった。
『PERFECT DAYS』を思い出しながら浸かるお風呂はしみじみ良いものでした。この銭湯に「ヒラヤマ」が通っていたんだなぁと想像するとなんだか心がほっこりしました。こういうなんの変哲もない銭湯がまたいい味出してるんですよね。身体もポカポカいい休日になりました。帰り際に『PERFECT DAYS』を観た人が感想を書けるノートが置いてあったので、一筆書いて銭湯を後にしました。
【さようならヒラヤマの暮らしている街】
銭湯を出るともう夕暮れで、スカイツリーがピカピカ光っていました。静かな住宅街の奥に聳えるスカイツリーはなんだか別の世界からやってきたみたいで不思議な光景でした。東京って不思議な街だなと改めて思うのでした。でも素敵な街だなと思うのです。銭湯巡りができて良い休日でした。ではまた!(#^.^#)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?