マガジンのカバー画像

定年前後にやるべきこと

15
終活をしている人でも、定年の前後にはやるべきことがたくさんあります。 あとになって、『やっぱりあの時やっておけばよかった!』と後悔しないためにも、老後を安心して過ごせるように、し…
運営しているクリエイター

記事一覧

住宅ローン控除特例の見直し 1%ルールが変わる?

住宅ローン控除特例の見直し 1%ルールが変わる?

マイホームの購入は、家計において高額な買い物です。購入にあたっては一般的に数千万円の住宅ローンを組みますが、家計への負担を軽減するための制度として住宅ローン控除特例があります。
 来る2022年の税制改正ではこの住宅ローン控除特例の控除率などについて見直しが予定されています。
なぜ見直しされ、どう変わるのか、そしてこれからの住宅購入をどう考えればよいのかについて解説します。

住宅ローン控除特例と

もっとみる
【FPが教える】退職金の受け取り前に準備しておきたい「ライフプランニングシート」とは?

【FPが教える】退職金の受け取り前に準備しておきたい「ライフプランニングシート」とは?

セカンドライフ以降の生活設計を考えるうえで、50代の過ごし方はとても重要です。老後資金の重要な柱になるのが退職金です。退職金をいくらもらえるか、把握できないケースが意外に多いのです。

受け取り方法も、一括だけでなく、公的年金と同じように分割でという方法などもあり、その選択によって資金計画の立て方も変わってきます。

定年間際になって、はじめて受け取れる退職金や公的年金の額を知る方が意外と多いので

もっとみる
働き方の多様化から在職老齢年金制度の改正を考える

働き方の多様化から在職老齢年金制度の改正を考える

在職老齢年金制度の背景在職老齢年金とは、その名のとおり、在職している人に支給される老齢年金として創設されました。

創設前の厚生年金保険は、支給開始年齢要件に加え、退職を支給要件としていたためです。
しかし、働く高齢者の賃金は低額であるケースが多く、賃金のみでは生活が困難であったことから、在職老齢年金制度が創設された経緯がありました。

1986(昭和61)年の年金大改正当時、男性が75.23歳、

もっとみる
すっきりわかる!定年前後の暮らし方で損をしない・得するテクニック

すっきりわかる!定年前後の暮らし方で損をしない・得するテクニック

収入が大きく減る定年後も、生活費はかかります。加えて、介護費や医療費といった出費も増えてくるため、無駄な出費を減らして老後資金を確保したいものです。

まず知っておきたい今後の暮らしの費用はいくらかかるの?定年退職後は収入が減りますが、生活費は大きくは変わりません。加えて、介護費用なども必要になります。

次の3つのポイントを考慮して20年、30年先を見据えて、収支を見直すことをおすすめします。

もっとみる
知らないと損!相続税は減額できる!民法改正で得するテクニック!

知らないと損!相続税は減額できる!民法改正で得するテクニック!

今年2020年に久しぶりに民法が改正されました。その中でも、相続税に関するものが大きく改正されました。
相続すると相続税が生じますが、あらゆる場面で利用できる損をしない・得する相続税控除の制度を解説します。

もっとみる
知って得する上手な相続の方法と遺言書作成のポイント

知って得する上手な相続の方法と遺言書作成のポイント

親の財産を相続したり、自分の財産を相続させたり、というようなことを考え始める人が多いのではないでしょうか。

そんな相続の場面で損をしないための制度を紹介します。
 まずは、つぎのチェックリストで生前にすべきことを確認しましょう!
□相続税の節税になる生前贈与を確認                 

□自分の財産を確認する

□配偶者に生前贈与として自宅を贈与する

□財産を不動産に変えて相続さ

もっとみる
すっきりわかる!退職後の税金の納め方・被災時の助成金

すっきりわかる!退職後の税金の納め方・被災時の助成金

会社員時代はあまり意識していなかった税金関係。定年退職後は自分で納税や確定申告を行う必要があります。
老後の生活の支出を抑えるために、支払う税金の額を減らしたり、困ったときには市区町村の助成金を利用するなどしましょう。

まず知っておきたい税金の基本退職後は何をいくら収めるの?会社員時代は会社が全部を行っていましたが、退職後は自分自身で手続きをしなければなりません。
まずは、どんな税金をいくら収め

もっとみる
これですっきり!老後の暮らしの頼りとなる年金について解説!

これですっきり!老後の暮らしの頼りとなる年金について解説!

老後の暮らしの頼りとなる年金は、なるべく多くもらい、もらい損を防ぎたいものです。
もうすぐ定年、もしくはもう定年だとしても、まだまだ増やせる方法はあるので、手続きをひとつずつ行っていきましょう。

まず知っておきたい、年金って「いつ」から「いくら」もらえるの?年金は65歳になってから自動的に受給できるわけではありません。
書類を用意し、年金請求書と合わせて提出手続きをすることで、はじめて受給できる

もっとみる
【年金アドバイザー監修】年金で損をしない・得をするテクニック20選!

【年金アドバイザー監修】年金で損をしない・得をするテクニック20選!

保険料の上乗せで年金額を上げられたり、再就職しても老齢年金額を減額されないお得な情報を紹介します。

年金で損をしない・得をするテクニック

もっとみる
【AFP監修】すっきりわかる!健康保険、介護保険

【AFP監修】すっきりわかる!健康保険、介護保険

病院に行って保険証を提示すれば、自己負担金が3割になります。残りの7割は、普段支払っている健康保険から出ているのです。他にも健康保険で使える制度を紹介しましょう。

まずは、健康保険で利用できる制度のチェックリストを確認しよう退職1年から半年前
□民間の医療保険に加入している場合、医療保険の保障内容を再チェック3ヶ月前
□定年退職後に加入する健康保険制度を検討1ヵ月以内
□新しい健康保険への加入手

もっとみる
これですっきり!定年後の働き方と雇用保険のしくみについて解説!

これですっきり!定年後の働き方と雇用保険のしくみについて解説!

65歳以降も雇用保険に加入できるようになり、定年後にもらえる給付の選択肢が増えました。
収入が減る定年後にできるだけ多く給付をもらうための方法を確認しましょう。

雇用保険と働き方の基本失業保険は「どんな時」に「いくら」もらえるか?失業保険は誰でも受給できるわけではありません。受給の条件や金額、退職から受給までの手続きの流れなどを確認しておきましょう。

★ポイント1 失業保険受給には求職活動をす

もっとみる
老後に備えて2000万円必要なのか?老後の資金不足解消方法5選!

老後に備えて2000万円必要なのか?老後の資金不足解消方法5選!

2019年に世間を騒然とさせた「老後2,000万円不足問題」。
本当に老後に備えて2,000万円用意する必要があるのか?
実情を知って資金についての不安を解消していきましょう。

2,000万円用意する必要はない2019年6月に、金融庁の市場ワーキンググループが「老後資金は2,000万円必要」と、まとめた報告書が世間を賑わせたのも記憶にあると思います。
「今の手持ちでは全然足りない」などと、不安に

もっとみる