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【まち村】地域の“力”となる「地産地消」。

「地産地消」。

“地元で生産された農作物や産品は地元で消費しよう”
という考え方あるいは活動のこと。

地域でモノを循環させるのは、
昔の日本では当り前のことだったが、
流通が発達して、さまざまな地域のモノが、
大消費地に流れ出すようになってきた。

これによって、
生産地の人が地元のモノを食べることができなくなる、
というおかしなことが起こっている。

商品価値を高め、
全国に知られるまでになった生産地では、
お金が入り、豊かになっているが、
競争に勝てなかった地域はどうなるか。

低い価値のレッテルを貼られて
細々と生産することになる。

さらに、
生産をやめなければならない場合すら出てくる。

生産品目を変えて成功すれば良いが、
そう簡単にはいかない。

何か特産品を、と頭を悩ませているが、
どこかのモノマネであることが多い。

海外から変わった作物を導入して、
市場に浸透させようという動きもあるが、
よほど真剣に取り組まなければ、夢は叶うまい。

だとしたら、「地産地消」に力を入れる方が、
地域の活力になるのではないか。

地元で採れた「新鮮」な作物を
「新鮮」なまま地元の人が消費する。

流通コストもかからないから、安くできる。

大きな儲けにはならないかもしれないが、
確実な収入になる。

地元の人だって、
地元の新鮮なモノを食べたいのである。

これによって、
生産者は元気に働くことができるようになり、
消費者も新鮮なモノによって元気な身体になるのである。

「地産地消」が広まり、定着していけば、
その評判を聞いた都会の人が新鮮なモノを求めて、
産品販売所などにやって来るのである。

そうなれば、変わったモノでなくても、
「新鮮」が特産品になるのである。

外に向けて特産品を売ることも
まちづくり・村おこしだが、
地域内流通を推進することも
まちづくり・村おこしに繋がることを
覚えておいて欲しい。

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