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【本を出したい人必読】本を出版するまでの流れ。重要なイラスト&表紙デザインもご縁

人材教育家でマナー講師の井垣利英です。私は、会社を創ってから18年間で、15冊の本を出版しています。2021年4月現在、2冊の新しい本を作っている最中です。

私の本を出している経験が「本を出したい」「本を書きたい」人たちに、少しでも役に立てばと思い、『【本を出したい人必読】本を出版するまでの流れ』を連載で書いていきます。前回の記事はこちら⏬

本の中身やタイトルはもちろんのこと、『ジャケ買い』という言葉がある通り、タイトル、本の表紙イラストやデザインもとても大切なのです。

そこで今回は、私の15冊目の本『開運#年中行事はじめました』(致知出版社)を例にあげて、表紙のイラストやデザインが、どうできてきたのか? を紹介します。どれだけ多くの人がかかわって、本ができるのか? お分かり頂けると思います。

◆出版依頼をいただく前から、ご縁が始まっていた

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私は縁起物の『犬張り子(いぬはりこ)』が好きで、上の写真のような本物の犬張り子だけでなく、グッズも色々と集めています。

そんな中で弊社のスタッフが、こんなに可愛い犬張り子のご朱印帳とポーチをプレゼントしてくれました♪ この犬張り子のイラストが、私のセンスにピッタリで、一目で大好きになったのです。

これがのちに、ステキなご縁につながるとは、当時は、思ってもいませんでした。

20.01犬張り子朱印帳

このご朱印帳は、私の会社がある恵比寿の氏神様・渋谷氷川神社へお参りするとき、毎月ご朱印をもらうので使っています。ちなみに、渋谷氷川神社は、縁結びのご利益があることで有名です。

20.01犬張り子朱印帳2

◆このイラストのグッズを集め始める

このご朱印帳の犬張り子のイラストがあまりに可愛くて「ほかのグッズもないかな?」と思って、ネットで検索してみたのです。すると、オリエンタルベリーという会社の商品だと分かりました。

オンラインショップで、メモ帳、ふせん、ミニノートなど、この犬張り子を使ったグッズを色々買いました。

20.01犬張り子メモ

中でも気に入ったのが、こちらの写真の『しかくいメモ貼』です。犬張り子以外の縁起物も色々描かれていて、これを持っているだけで運が良くなる感じがします。あまりに可愛いので、もったいなくて保存していました(笑)

◆年中行事の本の『出版依頼』がきた

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稲盛和夫氏(京セラ名誉会長、日本航空名誉会長)推薦の私の本『仕事の神様が“ひいき”したくなる人の法則』(致知出版社)を出版させて頂いている致知出版社・小森 俊司編集長から、「年中行事の本を出しませんか?」という『出版依頼』がきました。

私の会社で美しいマナー&年中行事【マナー美人塾】をはじめて、受講生の皆さんに次々感動の物語が生まれ、人間関係がより良くなり、心が温かくなっていくのを感じていました。※詳しくはHPの【参加者の声】

年中行事は、美しいのに素朴で、優しくて心がホッとする、大切な日本の伝統文化です。もっとたくさんの人たちに知ってもらい、年中行事をもっと気軽に、生活に取り入れて欲しいと思っていた矢先でした。有り難いことです。

タイミングと思いが一致して、とんとん拍子で本を出すことが進んでいきました。原稿もまとまったころ、表紙の準備が始まったのです。

◆ジャケ買いもある。本の顔=タイトル&表紙のデザインは重要!

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これが実際の『開運#年中行事はじめました』(致知出版社)です。

ジャケ買いという言葉がある通り、タイトルと表紙の可愛さもあり、アマゾンでベストセラー1位になりました。有り難うございます。この表紙が完成するまで、色々なご縁がつながった道のりを紹介します。

◆通常、表紙は編集者と装丁家だけで作る

一冊の本を作るチームの中に、表紙や中身など全体的なデザインをする装丁(そうてい)のプロがいます。

通常、編集担当者と装丁家の人たちとで決めて、著者に「これでいきます」と見せてもらって、印刷屋さんにまわります。つまり著者は、どんな表紙ができてくるか?最終段階まで知らないのです。

でも今回の『開運#年中行事はじめました』は、タイトルだけで行くと「難しい本」「古い感じの本」が出来上がってしまうのが、目に見えていました。それでは、この本の「気軽に年中行事を楽しんで欲しい」というコンセプトからずれてしまう。

◆本の表紙のアイディアを出させてもらう

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年中行事の中には、縁起の良い日本各地の郷土玩具(きょうどがんぐ)が出てきます。郷土玩具は、縁起が良いだけでなく、それぞれに可愛いのです。

その可愛さを表現しているのが、私が集め始めた犬張り子が入った『しかくいメモ帖』でした。年中行事や郷土玩具を知らない人に、この可愛い世界を知ってもらうためには、私は、このイラスト以外に考えられませんでした。

そこで小森編集長に、このメモ帳を見せて「このイラストを使って、本の表紙を作って欲しい」とお願いしたのです。『ダメ元』で言ったのですが、すぐにOKしてくださいました♪

そして小森編集長が、このメモ帳を出している会社・オリエンタルベリー様へ連絡をして、イラストを使う許可を取ってくれたのです。

後日、オリエンタルベリー様へ、小森編集長とごあいさつに伺いました。このイラストを描いている藤並うずらさんに会って、イラストを使わせて頂くことへの感謝と、犬張り子が好きなことなど熱い思いを語りました。

◆表紙に、有名な縁起物・だるまを入れたい!

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めでたく、この可愛い縁起物のイラストを、年中行事の本の表紙に使わせて頂けることになりました。本当に、有り難いことです。ご縁に感謝。

あまりにも気に入っているので、このデザインのまま表紙にしてもらっても良い!!と思っていました。でもよく見てみると・・・

縁起物の中で1、2を争う有名な「だるま」が、このイラストになかったのです。一目見て誰もが「縁起が良さそう」と思えるものが、表紙にあったほうが分かりやすいでしょ?

私は、仕事に一切の妥協をしたくないので、イラストレーターのうずらさんに「だるまを書いて欲しい」とお願いしたのです。

◆だるまをモデルに、可愛いだるまを描いてもらう

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私は犬張り子を集めています。そのころ、ちょうど群馬県の張り子メーカー『一千乃(いちの)』さんから、この犬張り子が届いたのです。一千乃さんの犬張り子は、こんなに可愛い♪

それでひらめいたのが「一千乃さんなら、可愛いだるまを作っているはず」

案の定、可愛いだるまを作っていました⏫私が抱いているイメージを正確に伝えて、イラストにして欲しい。そのためには、モデルになる現物が必要なのです。

一千乃さんにも許可を取り、このだるまをもとに、イラストレーターのうずらさんにだるまを描いて頂いたのです。

◆だるまが加わって、縁起のいい表紙が完成!

だるま 藤並うずら

⏫こちらが、実際にイラストレーターのうずらさんから届いた、だるまのイラスト案です。色々なパターンを描いてくださって、この中から実際に使うだるまを選ばせて頂きました。

そうして完成したのが、こちらの表紙です。可愛いでしょ?

◆まとめ。仕事はご縁で出来ている

今回の本『開運#年中行事はじめました』(致知出版社)の表紙ができるまでに、色々な方のご協力を頂きました。そのおかげで、最初の思い通り「気軽に年中行事を楽しんで欲しい」という思いを、表紙にも表すことができたのです。感謝しています。

最初は、まさか自分の仕事に関わることになるとは思ってもいなかった、文房具や置物。スタッフにプレゼントされた犬張り子のご朱印帳、犬張り子の置物など、自分が好きで集めていたものばかり。

そのイラストレーターさんやメーカーさんとご縁がつながって、力を貸してもらって、一冊の本が完成しました。目の前の人や物を大切にしている結果、思いがけない幸運に恵まれるのだと思いました。

やはり仕事は、たくさんの人たちとのご縁で成り立っているなあとしみじみ思います。ご縁を大切に、目の前にある仕事に一生懸命に取り組むことで、一段ずつ上に上がることができ、道がひらけていくのです。

まだまだ、本文中のイラストについてのエピソードなど、盛りだくさんです。続きをお楽しみに!


⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと

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