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【上司や異性へお願いする時のコツ】職場で信頼を得て気持ちよく仕事をしましょう

どんなに急いでいても、謙虚さを忘れずに

見るからに忙しい上司に、書類のチェックをお願いしたい。急ぎの書類なので今すぐチェックしてほしいけど、どう声をかけてよいものか…。

こんなときは、上司は自分よりも重要な仕事をしている、ということを前提に考えなくてはいけません。まれに、部下より働いていない上司もいるかもしれませんが(笑)、頼むときは相手を尊重する気持ちが重要。

それなのに、若手の社員で、上司に「急ぎなので、なるべく早めに確認してください」と、なんのためらいもなく、当たり前のように頼む人がいます。

上司に対して、こんな押しつけ口調はNG。

たとえ、「今すぐでないと困るんです!」と訴えたとしても、あなたの仕事が遅いと思われるのがオチです。あなたが時間に余裕を持って提出すれば、慌てずに済んだのですから。

時間に余裕があれば、「お手すきのときでかまいませんので、〇日までにいただけると助かります」と、謙虚にお願いできるのです。

どうしても急な要件をお願いする場合は、少なくとも用件を伝える前に、「今、お時間よろしいでしょうか?」と断りを入れたいものです。

そこで相手がOKすれば、「お忙しいところ、急なお願いで申し訳ないのですが…」と、一言添えてから本題に入りましょう。

その際、短い時間で用件が済むように、どう話せばよいか、伝えるべき要点を絞っておくこと。必ず言わなくてはいけないことや質問事項などは、二度手間にならないように、事前に箇条書きにしておくことも重要です。

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短時間で内容を伝えるコツ

①結論を先に言う
②細かい内容の要点をまとめ、短文(箇条書き)で説明する
③数字や表などを入れて具体的に

誰もが思い当たる、男女間の感覚のズレ・誤解

男性と女性のコミュニケーションの仕方には、違いがあるのをご存じですか?

基本的に、男性はしゃべるときに必要最小限の言葉で語ろうとするのだそうです。それも、「問題解決」のために意見を述べたり、必要な情報を得るときに。

いっぽう、女性は男性と同じように問題解決能力はあっても、情報だけでなく「感情」を重視し、感情をわかちあおうとするのだそうです。

私は以前、ある男性経営者に「女性なのになんで経営者になったの?」と聞かれ、初対面なのにその場で立腹して口論になったことがあります。

今思えば、彼は純粋に疑問に思ったことをシンプルに口にしただけだったのだろう、と思うのですが、当時は「なんて男尊女卑な発言!」と感情的にとらえたのです。

このように、女性は男性と話していると、男性が何げなく発した言葉に、「私のことを少しも理解しようとしない」とか、「この人は冷たい人だ」と不満を抱くことがあります。

そして男性は、女性の脈略のない話し方を聞いていると、結論がわからずイライラする。あなたもそんな経験ありませんか?

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相手に受け入れてほしければ、まず相手を理解すること

男女関係の世界的権威として知られる心理学者ジョン・グレイ博士は、著書『ベスト・パートナーになるために』(ダイヤモンド社)の中で、男女間のコミュニケーションについてさまざまなアドバイスをしています。

・男性は、女性の話を最後まで聞く。
⇔女性は、結論から端的に話す。
・男性は、女性が感情的に話しているときは、頼まれない限り解決策を示すのをやめる。その代わり、「大変だね、何かボクにできることある?」などと共感を示す(女性が話し終わらないうちに解決策を示そうとすると、女性は男性が話を聞いてくれていないと感じるから)

⇔女性は男性に頼まれていないのに、解決策を押しつけようとしない。
(男性は自分の力で問題を解決したがるもの。助けを求めていないのに相手に助言をされるのは、男性は自分の能力が信頼されていないと感じるようになります)

また、男性と女性では、ストレスに直面したときの感情の欲求に次のような違いがあるといいます。

■男性が重んじる感情のニーズ
 ①信頼 ②受け入れ ③評価 ④称賛 ⑤認識 ⑥励まし

■女性が重んじる感情のニーズ
 ①気づかい ③理解 ③尊重 ④仲間意識 ⑤承認 ⑥安心

①~⑥の感情は、それぞれ対応していて、男性が女性に気づかいをすると、女性は男性を信頼するようになり、女性が男性を信頼するようになると、男性は女性に気を使うようになるといいます。

つまり、異性から〇〇の感情を得たかったら、それに対応する感情をまず自分から相手に与えればよい、ということです。

女性は、男性にきちんと話を聞いてもらって、理解されていると感じると、リラックスして男性の言動を受け入れるようになるといいます。

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ほかにも、男性と女性が人間関係でおかしがちなミスとして、こんな例も。

・【男性のミス】女性のアイデアや提案、要望を聞いても、感情の動きを見せない(女性の仲間意識のニーズに応えていないため、女性は疎外感を感じる)

・【女性のミス】受け答えの際、声にいらだちをあらわす。(男性の受け入れのニーズに応えていない。男性は自分に問題があると思ってしまう)など

いずれにせよ、男女間では言葉の意味のとらえ方や思考の仕方に差があることを知っておくことは重要です。言うまでもなく、地球上にいる人の半分は男性で半分は女性。そんな異性の協力が得られれば、仕事の可能性はもっと広がるはずです。

上記はあくまで傾向なのであてはまらないタイプの人もいると思います。
どちらにせよ、相手の個性を尊重し合いながらコミュニケーションをとることを意識してみてくださいね。


⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと

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