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「ポイ捨てしても自然に還る」


以前、『紙ストローが嫌いすぎる』という記事を書いた。

この記事で”紙ストローのメリット”としてあげたのが以下。

・燃えるゴミで処分できる
・ポイ捨てしても自然に還る
・企業イメージが良くなる

こちら、ネットから引用してきたメリットなのだが。


「ポイ捨てしても自然に還る」


これは、メリットなのか?と思った。



確かに、プラスチックが自然に良くないという理屈は分かる。

それに比べて、紙がそこまで自然に悪くないというのも分かる。

ただ、これをメリットに書くのはちょっと違うんじゃないかなと思う。



・自然に還るというのを言い訳にポイ捨てを助長していないか?

・そもそもプラスチックでできたコップとセットでポイ捨てしないか?

・自然に還るならポイ捨てしていいのか?

・人間ってそんな理性の弱い存在なのか?

・「ポイ捨てしても自然に還る」はメリットとして書いていいのか?



いろんな疑問が湧いてくる。



「ポイ捨てしても自然に還る」の究極系を想像してみる。


すべてのモノが”自然に還る素材”でできている世界。

ゴミとそうでないものの区別がついていない世界。

自然に還るからという理由で、なんでもかんでも道に捨てられている世界。


どう考えても、ディストピアだ。

こんな世界、生きやすいとは到底思えない。


でも、少なからずこんな世界になりつつあるんじゃないかと、危機感を覚えたりする。



ポイ捨てしても自然に還る話。



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