勉強か?運動か?
子育てにおいて、よく「勉強か?運動か?」という考え方を耳にする。
「この子は勉強の方が筋が良さそうだな」とか。
「スポーツを頑張らせたい」とか。
「どっちも頑張らせたいな」とか。
教育方針を考える上で出てきがちな話題だと思う。
”文武両道”という言葉もあるくらいなので、「勉強」と「運動」という観点は対比されやすい。
僕は、この対比について捉え直したい。
・なぜ「勉強」と「運動」を対比するのか?
・「勉強」と「運動」以外の能力はないのか?
・そもそも人間の能力について、そんな単純比較でいいのか?
いろんな問いが浮かんでくる。
まず前提として持っていてほしいスタンスとしては、
・「勉強」と「運動」以外にも様々な能力があるということ。
・安直にそれだけで評価しないでほしい。
ということ。
パッと出してみる。
・音読が上手い
・字が上手い
・絵が上手い
・視点が面白い
・優しい
・一緒にいて楽しい
・美味しそうに食べる
・笑顔が素敵
・好きなことが明確にある
・人の良いところに気づける
・人の悪いところを指摘できる
・いつも幸せそう
etc…
人間には、パッと目につくだけではない能力がたくさんある。
「勉強」や「運動」は、評価がしやすく、生きていく上での武器として考えやすい能力だと思う。
・子どもを育てる時
・部下を育てる時
・人と関わる時
その対象を安直に評価するのではなく、様々な視点からその人の良さをみることが大切だと思う。
「勉強か?運動か?」という判断軸だけではいけないという話。
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