- 運営しているクリエイター
#感染症
抗菌薬選択を限定するための細菌グルーピング~その②グラム陰性桿菌編
お久しぶりです。
本日は、抗菌薬選択を限定するための細菌グルーピング~その②と題して、グラム陰性桿菌に対する抗菌薬選択の概要をお話させていただきます。
まずは、冒頭のスライド~臨床現場で主に問題となるグラム陰性桿菌は大きく下記①~③の3グループにわけます。
①腸内細菌科グラム陰性桿菌:PEK+PMSECK
②ブドウ糖非発酵グラム陰性桿菌:PAS
③グラム陰性嫌気性菌:BP
それでは、最初にの
感染症治療薬選択は微生物学的診断が重要~最適治療抗菌薬の選び方~その②
寒い日々が続きますが、読者の皆様はいかがお過ごしでしょうか?
本日は、最適な感染症治療薬・抗菌薬の選び方の続きをお話しいたします。
適切な感染症診療の基本となるのは、「2つの感染症診断」を可能な限り正しく診断することでした。
2つの感染症診断
・臓器・解剖学的診断
・微生物学的診断
参考:2つの感染症診断≒正しい問題認識
https://note.com/idshowa/n/n7b222
抗菌薬感受性結果を臨床判断に活かす方法~最適治療抗菌薬の選び方①
本日は、細菌検査結果が判明した後の「最適治療抗菌薬」選択のための導入のお話です。
抗菌薬は「2度決定」するのでしたね。
参考:正しい診断なくして適切な治療なし
https://note.com/idshowa/n/nba77ccf8479b
1度目抗菌薬決定:初期治療抗菌薬
2度目抗菌薬決定:最適治療抗菌薬
(初期治療抗菌薬と最適治療抗菌薬が同一の場合もあり得る)
初期治療抗菌薬は、2つの