最近の記事

【ヒュージ・リーダーズ】20240401禁止改訂について

はじめに本日、ヒュージ・リーダーズの禁止制限告知が発表となり、コロッサル・リストの追加が告知された。 今回も改訂について意見を書いていく。 過去の禁止改訂に関する記事は以下を参照されたい。 全体の雑感コロッサル・リストの追加は妥当であるが、コロッサル・リスト全体には課題がある。 コロッサル・リストの追加について 《豆の木のワーム》……いや《豆撒き》はフレンドリーを逸脱したマナ加速である。 登場時はレベル分けが存在しなかったので結構呑気な書き方をしているが、当時と

    • 【ヒュージ・リーダーズ】著大巨大ビッグビッグマナ【フレンドリー】

      デカすぎんだろ……デッキに入っているカードを並べただけなのですが、タイトルがフレンドリー以外「デカい」になってしまいました。 でもしょうがないんです。 《ビッグホーナーの牧場主》の登場があまりにもデカすぎたから…………。 どこがデカいのか ではデカい点を列挙していきたいと思います。 出るマナがデカい まずはこれですね。 「パワーの最大値」という実質なんでもありと言って差し支えない数値を参照するのは驚異の一言です。 今回の統率者である《スーラクと殺し爪》がいるだ

      • 【漢字統一EDH】将軍、山崎兵子【レベル5-6】

        はじめに漢字統一の話はしたくないと思っていました。 今のところ、私のnoteではぶっちぎりで一番読まれている記事です。 そうなると、他の漢字統一の記事を書くときには「二匹目のどじょう/Second Loam」という目で見られかねません。 人間、同じことばかりやっていても成長しませんし、一度ウケたネタを繰り返し続けて過去の栄光にすがるような奴と思われたくない。 そんな気持ちがありました。 あったんですよ。 『カルロフ邸殺人事件』が出るまでは。 事件は漢字で起こっ

        • 【ヒュージ・リーダーズ】トリクスデザイア【コロッサル】

          はじめにプレイヤーズコンベンション横浜2024、お疲れ様でした。 今回は11のデッキを持つバンデット・ヒュージとして参戦し、フレンドリー、コロッサル共に堪能しました。 久々にコロッサルのデッキを回せたので、ヒュージ・リーダーズのアイコンでおなじみ《急嵐のトリクス》をジェネラルに据えた、トリクスデザイアについて書こうと思います。 トリクスデザイアについてトリクスデザイアとは、その名の通り《精神の願望》を撃つ《急嵐のトリクス》デッキです。 ある程度のストームが稼げればヒ

        【ヒュージ・リーダーズ】20240401禁止改訂について

          『カルロフ邸殺人事件』ヒュージ・リーダーズ視点レビュー

          はじめにたくさんヒュージなカードが出るのでレビューをします。 最近レビュー記事を書く頻度が上がっていて嬉しいけど大変。 過去のレビュー記事はこちら。多い。 今回は通常セット→統率者セット→『Ravnica: Cluedo Edition』の順でレビューします。 通常セット 《空の軽騎兵》《大樫の守護者》に次ぐ全体アンタップ要員。 変装で先置きできるのが特徴で、召集と相性が非常にいいです。《壊れた光輪、カスラ》での採用なるか。 絶妙につよわいのでコロッサルで採

          『カルロフ邸殺人事件』ヒュージ・リーダーズ視点レビュー

          【ヒュージ・リーダーズ】辰年あけおめローザン【フレンドリー】

          あけましておめでとうございます 今年もヒュージ・リーダーズをよろしくお願いします。 過去には寅年なので巨人デッキを紹介したりしたのですが(なんで?)、今年は素直に辰年なのでドラゴンデッキを紹介しようと思います。 ドラゴンはヒュージな部族だけあって、過去にも複数のデッキが記事になっています。 今回はドラゴンデッキの中でも使いやすさに定評があり、最近大きく強化された《ドラゴンの遺産、ローザン》をご紹介したいと思います。 ローザンイヤー2023を振り返る 2024年の記

          【ヒュージ・リーダーズ】辰年あけおめローザン【フレンドリー】

          【ヒュージ・リーダーズ】アマレスメイズ【フレンドリー】

          はじめに最近レベル分けが発表され、注目の集まるフォーマットであるヒュージ・リーダーズ。 このフォーマットは統率領域に《荒地》が4枚ある性質上、5マナ以上しか使用できないにもかかわらず、土地枚数をある程度削れます。 土地サイクリングの増加もありいろいろ試していたのですが、飽きたので逆に土地を増やすことにしました。 最低30枚(デッキの6割)は土地を入れる心積もりでいろいろ考えたので、本日は研究成果のひとつ、アマレスメイズを発表したいと思います。 アマレスメイズとは 《

          【ヒュージ・リーダーズ】アマレスメイズ【フレンドリー】

          【MTG雑記】Sunastian Collector

          ことのあらまし ヒュージ・リーダーズというフォーマットがあります。 私はいろいろあってこのフォーマットをメインにプレイしているのですが、一番最初に使用した統率者が《Sunastian Falconer》でした。 このカードは国内にまるで在庫がありません。 デッキを組む際はいくつかのショップにとりあえずメールを送ってみたところCardshop Serraさんから「探したらありました」と言っていただいた経緯があります。 ありがとうセラさん。 そういうわけで、はじめて

          【MTG雑記】Sunastian Collector

          【ヒュージ・リーダーズ】20231201禁止改訂について

          はじめに本日、ヒュージ・リーダーズの禁止制限告知が発表となり、禁止と禁止解除がそれぞれ1枚ずつ告知された。 今回も改訂について意見を書いていく。 過去の禁止改訂に関する記事は以下を参照されたい。 全体の雑感いろいろ述べるが、だいたいこの記事の後追いになるので一読のこと。 禁止への感想 やむを得まい。 大量の踏み倒しを行える《アミナトゥの占い》のカードパワーは極めて高く、「コロッサル環境でしか使用できないがコロッサルでは明らかに強すぎる」という問題を抱えていた。

          【ヒュージ・リーダーズ】20231201禁止改訂について

          【ヒュージ・リーダーズ入門編】はじめよう!構築済みヒュージリーダーズ 恐竜デッキ編【フレンドリー】

          はじめにやろうぜ、ヒュージ・リーダーズ。 ヒュージ・リーダーズとは?簡単に言えば、5マナ以上のカードしか使えない統率者戦です。 詳細なルールは以下を参照ください。 「5マナ以上のカードしか使えない」という制約のなかにも多様な戦略と戦術が存在し、研究しがいのあるフォーマットです。 パイオニアをプレイされている方なら、最近流行りの発見コンボみたいなデッキを組むイメージがわかりやすいでしょうか。 しかし、よくわからないデッキを一から用意するのって大変ですよね。 そこで

          【ヒュージ・リーダーズ入門編】はじめよう!構築済みヒュージリーダーズ 恐竜デッキ編【フレンドリー】

          『イクサラン:失われし洞窟』 ヒュージ・リーダーズ視点レビュー

          はじめに今回も大量に新規カードが出るのでレビューします。 過去のレビュー記事はこちらから。 今回は通常セット→統率者セット→ジュラシック・ワールドの順にレビューしていきます。 通常セットのみ色ごとに項目分けします。 通常セット白 最近流行りのパワー参照全体除去。盤面にカードを残せるのが特徴です。 白は実用レベルのパワー2以下も多く、とりわけ《Baldin, Century Herdmaster》(エドモンド本田)ではブロッカーを排除して高打点を叩き込めて相性よし

          『イクサラン:失われし洞窟』 ヒュージ・リーダーズ視点レビュー

          【パイオニアEDH】《見張るもの、ヴェイガ》における《マラング川をうろつくもの》問題とその解決に関する諸考察

          はじめに挑戦状が来た。 デッキについては多くの方が語られると思うので、私はパイオニアEDH七大問題のひとつとして知られる「《見張るもの、ヴェイガ》における《マラング川をうろつくもの》問題」について取り上げることとした。 《見張るもの、ヴェイガ》における《マラング川をうろつくもの》問題とはパイオニアEDHに詳しくない方のために、改めて《見張るもの、ヴェイガ》における《マラング川をうろつくもの》問題について解説する。 パイオニアEDHとは パイオニアリーガルのカードのみ

          【パイオニアEDH】《見張るもの、ヴェイガ》における《マラング川をうろつくもの》問題とその解決に関する諸考察

          【ヒュージ・リーダーズ】20231101発行のレベル分けと禁止改訂について

          はじめに本日、ヒュージ・リーダーズにデッキパワーレベル分けが導入された。 今回は、このパワーレベルについて意見を述べていきたい。 なお、事前に述べておくが、私はヒュージ・リーダーズ委員会に向けてレベル分けの必要性と、その基準を提案したことがある。 それが聞き入れられたと言うつもりはない(事実として、私の提案した基準とは大きく異なる)がこの記事は発表前からレベル分けを推進していた者の意見であることは十分留意されたい。 全体の感想「フレンドリー」と「コロッサル」を分ける

          【ヒュージ・リーダーズ】20231101発行のレベル分けと禁止改訂について

          【EDH】次元単革命2023【レベル2-3】

          はじめにいま次元単EDHがアツい。 このことがどうしても伝えたくて筆を執っています(慣用表現)。 次元単EDHとはマジックの背景世界は無数の次元(=世界)の集合体である多元宇宙であり、私たちプレイヤーはそれらの次元を渡り歩くプレインズウォーカーです。 30年の歴史の中でたくさんの次元を訪れ、すでに判明しているだけでその数は60以上。 同じゲームでありながら多様な世界観が楽しめるほか、次元ごとの特徴が反映されたアートもMtGの魅力のひとつですね。 気になる方は公式の

          【EDH】次元単革命2023【レベル2-3】

          【ヒュージ・リーダーズ】14Lands黒単サイクリング【修羅のドミヌス、ドリヴノッド/Drivnod, Carnage Dominus】

          はじめに『指輪物語:中つ国の伝承』がもたらした1マナ土地サイクリングサイクルは、ヒュージリーダーズにも少なからぬ影響を与えました。 正直この5枚の活用法だけで語ることがありすぎるのですが、今回は《カザド=ドゥームのトロール》をはじめとするサイクリングできるクリーチャーをふんだんに投入した、黒単サイクリングをご紹介しようと思います。 なぜ黒単なのか土地サイクリングには本当に多種多様な使い方があるのですが、黒は特にシナジーの幅が広い色です。 さっそく見ていきましょう。

          【ヒュージ・リーダーズ】14Lands黒単サイクリング【修羅のドミヌス、ドリヴノッド/Drivnod, Carnage Dominus】

          【ヒュージ・リーダーズ】『エルドレインの森』がもたらすマナ加速革命について

          はじめに『エルドレインの森』がヤバい。 ヒュージ・リーダーズは5マナ以上のカードしか採用できない統率者戦です。 詳細なルールは以下を参照。 その性質上、ヒュージ・リーダーズではありとあらゆるマナ加速手段が用いられます。 興味のある方は下記リンクにある程度まとまっています。ご覧ください。 しかるに、新たなマナ加速手段の追加はヒュージの一大事なのですが。 今回はなんと!!! 3種類も強力なマナ加速が増えました!!! ……………………3種類も!!?? 正直ビビっ

          【ヒュージ・リーダーズ】『エルドレインの森』がもたらすマナ加速革命について