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【旧枠モダン】ややギャンセム


はじめに

旧枠モダン。

スカージ以前が初出でモダンリーガルなカードが使用可能なカジュアルフォーマットです。

使用可能カードはこちらから。

カジュアルフォーマットながら毎月2回、なんとあのミステリーレガシーの倍の頻度で大会が開かれています。

偶然にもミステリーレガシーとプレイヤー層が近く、私も割と大会に参加しています。

ということで。

一応勝ったので記事を書きます。

デッキ

ギャンもセムも4枚入っていませんがギャンセムと呼ばれてしまったのでギャンセムです。

設計思想


最近ステロイドにボコられすぎたのでステロイドに強いデッキを考えるところからスタート。

旧枠モダンにおけるステロイドの記事はこのへんを参照ください。

いろいろ考えた末、《稲妻》4枚+《魂の絆》数枚をメイン採用できるデッキがよいのではないかという結論に辿り着きました。

特にメイン戦の《怨恨》を後出しである程度無力化できる点は大きく、《魂の絆》はメインにできれば2枚取りたいところです。

とはいえ《魂の絆》単体のカードパワーにはやや難があることから、デッキパワーの担保のためにはシナジーがありながら単体で機能しうるクリーチャーが要求されます。

そこで目をつけたのが《サルタリーの僧侶》

このバージョンを探しています

《サルタリーの僧侶》のシャドー2点クロックに2点回復が加われば、旧枠モダンのライフレースではかなり大きな影響を与えられます。

加えてプロテクション(赤)によりエンチャント時の除去もいくらか受けにくくなっており、最低限の性能はあると踏みました。

さて、《サルタリーの僧侶》を採用する以上はアグロデッキとして振る舞う必要があります。

旧枠モダンの緑でないアグロは《ミシュラの工廠》を4枚取るべきなので、色マナを一旦度外視して投入。

その後先人のデッキを眺めながら1t稲妻と2t僧侶が現実的な範囲にマナベースを調整し、総枚数は25枚となりました。

これにより5マナ圏のカードが無理なく使用できるようになり、赤白という色も相まってカーミックボンバー要素の採用が浮上してきます。

《ゴブリンの砲撃》は横並べのアグロ戦略に強力に噛み合うため、旧枠モダン最強クリーチャーである《包囲攻撃の司令官》を中心として横に並べるカードを採用することにしました。

あとは旧枠モダン界最強のカーミックボンバーであるばしぇさんのエッセンスを取り込み、カーミックボンバー部分をいい感じに配合。

最終的にアグロ要素が強めの赤白ミッドレンジとして完成しました。

採用カード枚数解説


デッキリストのうち、一部採用カードについて枚数を含め解説します。

《アイケイシアの投槍兵》4

こっちは買えました

ゲームレンジに応じて柔軟に運用を切り替えられる1マナ域として4枚採用。

アグロとして振る舞う際は能力と《ゴブリンの砲撃》により、クリーチャーとしての賞味期限切れ後にも本体2点火力換算できます。

一方、受けに回る必要のあるゲームでは1点火力で除去できる対象がほぼ間違いなく存在し、先攻マナクリ→《獣群の呼び声》の黄金ムーブに対しても2tでマナクリを焼いてフラッシュバックを遅らせることができます。

4t象はこちらのレンジなので怖くない

槍がなくても《金切るときの声》のフラッシュバック要員が盤面にいてほしいため、4枚から動くことはないかと思います。

《包囲攻撃の司令官》3


ギャンセムのギャンのほう。

旧枠モダン最強クリーチャーの呼び声も高いですが、ばしぇさんの理論に基づきゲーム中2回出せる枚数を考えた結果、サーチカードの多寡を鑑みて3枚。

《栄光の頌歌》2

ギャンセムのセムのほう。

複数枚引いてもいい代わりにコンボパーツにならない《ゴブリンの砲撃》です。

《ゴブリンの砲撃》ではできない仕事として《隆盛なるエヴィンカー》対策があり、エヴィンカーは多くて2枚採用のカードと踏んだのでこちらも2枚。

アグロムーブを取る際は《金切るときの声》とのブン回りがあり、殴る《ミシュラの工廠》を3/3に引き上げる手段として最も優秀です。

《真鍮の都》1

先人のマナベースでは勢いよく4枚でしたが冷静になりました。

動きの想定をした時、6ターン目まではフルタップが現実的だったので2枚の採用は不可能と判断して1枚です。

《渋面の溶岩使い》サイド2

《対抗呪文》より早く着地するクロックとして最も打点が高そうなので採用しました。

対コントロールで《魂の絆》と差し替えるために2枚。

改善点

《地震》→《火葬》


《隆盛なるエヴィンカー》がきついと分かっていてなぜ飛行に当たらない火力を入れるのか。

《サルタリーの僧侶》+全体火力の誘惑に勝てませんでした。懺悔。

サイド《解呪》1枚→《モグの分捕り》


エンチャント対策としては別に《雲を追うエイヴン》があり、《解呪》で割りたいアーティファクトを出すデッキには青が多いため、1枚はこちらでよいかなと思います。

おわりに

以上、ギャンもセムも4積みされていないややギャンセムでした。

さらにやや要素を強めたい場合、アイスエイジか5版の《火葬》のフレーバーテキストはヤヤ・バラードなのでご活用ください。


過去に青単・黒単・緑単の記事は書いたので、これでようやく5色コンプリートしました。


今後も時々旧枠モダンの記事を書いていきますのでよろしくお願いします。



それではまた、キューモな世界で。

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