特別講演【巻き込み型プロジェクトリーダーになる】にいがたヘルスケアアカデミー2022成果発表会 開催報告Vol.2
1月21日(土)に「にいがたヘルスケアアカデミー2022」の成果発表会を開催しました。
開催報告Vol.1では、成果発表会の全体の様子と、アドバイザーの先生方からいただいたフィードバックや講評の内容をお伝えしました。本記事では、三条市CMO(チーフマーケティングオフィサー)の澤 正史 氏よりご講演いただき、大好評であった「巻き込み型プロジェクトリーダーになる」の内容をご紹介します。澤氏は、三条市CMOに就任してから1年で、三条市のふるさと納税を5倍にされたことで話題になっています。
プロジェクト推進している方は、必見です。ぜひご覧ください!
ゲストご紹介
特別講演「巻き込み型プロジェクトリーダーになる」
成果発表会では、アカデミー生に、新潟のヘルスケア課題と課題解決のための実施計画を発表いただきました。これからは、その計画を実行に移すフェーズとなります。プロジェクトを中心で進めていくプロジェクトリーダーとして必要なことや、周りの人を巻み込む方法を、30分という短い時間ではありましたが、澤氏のご経験をもとにお話いただきました。
講演のポイントのご紹介
「これはやるべきだ!」と思って立ち上がったプロジェクトに、誰も付いてきてくれないということがあります。そのような課題に対して、プロジェクトリーダーとして、どのように行動すればよいのか。澤氏のご講演の一部をご紹介いたします。
■講演概要
■巻き込む前の前提として
もし、あなたがプロジェクトリーダーになった場合、プロジェクト以外の日常的な振る舞いも大事です。都合の良い時だけ、プロジェクトをやるときだけ、「頑張ります!」と言っても、誰も付いてきてくれません。常日頃から行動で示しましょう。また、みんなと仲良くすることも、当たり前ですが大事です。相手をリスペクトして、信頼を得ておきましょう。
■巻き込み型プロジェクトリーダーのお作法
まず1つ目は、パッションを持つということです。パッションのある方は実行力が伴います。感情を表に出すタイプの方ではなくても、会議の進め方やアウトプットの量と質を見ていると、明らかにパッションがにじみ出ている方がいます。プロジェクトを一緒に進めていきたいと感じてもらえるように表現すると良いと思います。
2つ目に「ミッション」「ビジョン」「バリュー」です。私が行っている、ふるさと納税の「ミッション」は稼ぐこと、と思っている方がいらっしゃいますが、それは違います。三条市の良いところを全国にアピールし、三条市のビジネス力を向上させて、さらに市民サービスに貢献することが、三条市のふるさと納税の「ミッション」です。このように、「ミッション」「ビジョン」「バリュー」を掲げて、関係者と共有していくことが大事です。
3つ目に仕切り・段どりです。プロジェクト管理の3大要素として、「スコープ」「コスト」「スケジュール」があります。自分の頭の中だけで考えるのではなく、何かに落とし込んで周りに共有をすることは、プロジェクトリーダーの腕の見せ所です。明確化されていると、周りの方々を巻き込みやすくなります。
■タフな方々の傾向
私が出会ってきたタフな方々について、6つにタイプ分けてみました(澤調べ)。タフな方々と闘っても良いことはありません。基本的には闘わず、プロジェクト推進をしていくことが、巻き込み型プロジェクトリーダーです。
タフな方々に出会った場合にどうしたらよいか…6タイプ別の対策は、ぜひアーカイブでご覧ください!(アーカイブ配信はこちら)
質疑応答
講演後に聴講者からのご質問がありました。1つご紹介いたします。
成果発表会開催後のアンケートで、澤氏の特別講演を聴講した方から、コメントをいただきました。
澤氏のご講演で、プロジェクト推進する上でのマインドを学ぶことができたと思います。アカデミー生の皆様にも、ぜひ「巻き込み型プロジェクトリーダー」になって、計画を実行に移していただきたいです。
澤氏の取り組みについて、またお話を伺える機会があれば嬉しいです!ありがとうございました。
次回のNote記事の更新もお楽しみに。
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