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どんな教科でも活躍できるスグレモノ。書画カメラ

こんにちは。
日頃、書画カメラは使われていますか?

今週の5年国語は「同じ読み方の漢字」と題して、同音異義語や同訓異義語の構成とそれを使った短文づくりにチャレンジしましたが、ICTの活用、特に書画カメラが活躍できた単元でしたので、書画カメラの概説とともに活用場面をご紹介します。

書画カメラとは

書画カメラは、大型提示装置とも呼ばれ、手元が大きく写せる機械です。
テレビやプロジェクタに接続するだけでワークシートやノートが投影できるので、実物大では小さくて見えにくい子どもの作品紹介や書写での書き方指導等、幅広い活用ができます。

勤務校では昨年度に最新式のカメラが数台入りましたので、ほぼ毎回活用をさせてもらっています。
近年ではカメラ機能だけでなくAndroidOSを搭載したものも出ており、QRコードを読み取ったりタイマーを持っていたりと多機能かつ便利になってきています。

https://www.elmo.co.jp/product/doc_camera/mo-2/


提示用PowerPointより

さて、今回の学習は前半を同訓異句、後半を同音異義語を調べる内容でしたので、ワークシートは問題形式と表形式で構成しました。

問題の答えはPowerPointに書いて共有し、表形式の説明では自然と書画カメラにワークシートを写して実際にこうしてみて・・と書いてみると、言葉だけの説明よりも手順が伝わった様子でした。

書画カメラは意見の全体共有に最適

書画カメラが頑張ってくれたのは、最後。
15分ほど時間をかけて、子どもたちがグループで協力して調べてもらった同音異義語の意味を最後に発表してもらった場面です。

当初は黒板への板書、もしくはPowerPointへの記入と思っていましたが、ワークシートも余っていましたし、先の説明でそっちのほうが伝わっていたので方向転換しました。

「じゃあまずは、以外と意外を・・」と言うと、ほぼ全員が挙手。
ここまで子どもたちが参加したのは初めてかもしれません。
普段何も書かない子も元気よく手を挙げたので、そういった子を優先的に指名し、調べてもらった意味を発表。内容を私の方で書き込みました。

その様子が大型テレビに映し出されると、「同じだ」「うんうん」と頷く声。

その後も指名→発表→記入を繰り返し、14個すべての同音異義語の意味が、全員の協力で仕上がりました。
もちろん時間までに書けなかった子もいるので、完成したリストはそのまま写しておきました。

まとめ

多くの先生方はこうした意見共有を黒板にまとめていると思います。
しかし私のように経験不足から上手に板書が書けない、子どもによっては表の中のどこに書けばいいのか理解できない子もいますので、配布したワークシートを利用して、一緒に書いてあげるとどこに記入すればいいか把握できて、なおかつ板書と同じ学習効果を得られます。

まとめると、書画カメラは

・電源一つですぐ起動できて、すぐ写せる
・拡大印刷のような紙代やインク代がかからない
・意見の全体共有にもってこい
・「今どこを書いているか」が伝わりやすくする
・子どもたちと同じ目線で伝えられる

となります。

最近は大型テレビ等も各教室に配備されてきていますので、書画カメラ一つあれば指示がわかりやすく端的に伝わることも可能です。

もし眠っている書画カメラがありましたら、明日にでもぜひ起こしてあげてみてはいかがですか?

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