辰巳いちぞう

株式会社SGOソリューションズ 代表取締役 中小企業のBTB差別化戦略の企画/実行支…

辰巳いちぞう

株式会社SGOソリューションズ 代表取締役 中小企業のBTB差別化戦略の企画/実行支援が得意。自律した人・組織を作り、成果を両立させる。 営業戦略企画/コンサルティング 。 中小企業の事業継続、営業戦略、マネジメント改善に役立つこと、その他ライフワーク記事を書いていきます。

最近の記事

高校野球の変革

第106回全国高校野球選手権大会決勝 京都国際2ー1関東第一 延長10回タイブレーク。 決勝戦は史上初の延長タイブレークに。 9回までは本当に素晴らしい試合。「名勝負だこりゃ」と唸るものありました。 で、延長戦になるとまったく別のゲームに。 決勝戦に限った話ではありませんがつくづく「フィクションだな」と。 選手の安全を考慮したルールなのでその是非を問うのは控えます。 ・低反発の新規格バット導入でホームラン激減 ・野球が細かくなった分、流れを変える「節目」が増えた。クーリ

    • そうさせる何かがある

      そうさせた何かが日本にあった。 NHKスペシャル 「最後の一人を殺すまで サイパン戦 発掘・米軍録音記録」を鑑賞。 素直に怖いコンテンツでした。 「我々はサイパンでジャップを皆殺しにしなければならないと確信した」 初めて米兵が日本の民間人と対峙した日本の植民地サイパン。 初めて発掘された米軍の通信兵が残した音声をもとに制作されたドキュメンタリー。 ミッドウェー戦で惨敗した日本はサイパン近海を絶対防衛ラインとする。同じくアメリカは日本攻略のための重要拠点と設定。 早々にア

      • 国が民に加害する。

        NHKスペシャル 「一億特攻への道 隊員4000人 生と死の記録」を視聴。 一時的な戦局打開のために行われた戦術「特攻」はやがて定例の作戦となり、8ヶ月にもおよぶ。 初期の戦闘映像で息を飲むのは体当たりの正確性。 撃たれてきりもみしながら機首を米軍艦から外さない。 劣勢極める日本はアメリカの戦争、政治観を曲解。 利己的なアメリカを凌ぐのは日本人の献身的な精神性であると説き、価値観を変えていく。 「一億特攻」という言葉は 「日本は特攻をやっていればなんとかなるかもしれない

        • 目を向けるべきは戦争という「コト」

          NHK世界のドキュメンタリー 「原爆の父 オッペンハイマー 」前・後編 2023年米国制作のドキュメンタリーを放送。 ジャーナリスト、ノンフィクション作家、当時の語り部、親族、クリストファーノーラン監督。 そして広島の被爆者。さまざまな角度からオッペンハイマーの半生を辿ります。 アメリカの秘蔵映像、トリニティ計画の記録、見たことのない映像記録。 ・原爆開発 ・広島・長崎への投下 ・終戦後の世界の趨勢 ・水爆開発 ・オッペンハイマーの精神崩壊 ・冷戦突入 ・オッペンハイマーの

        高校野球の変革

          はだしのゲンを観る

          映画「はだしのゲン」 1-2を一挙放送あり鑑賞。 もう地上波などでは観られない本編。 原作で物議を醸した描写もしっかり描かれています。 小学4年のころ原作を挫折した苦い思い出があります。 ここで作品の評価や詳しい話は避けますが、感情的に観るとやはり原爆の罪深さに目が行きます。 しかし「そうさせたのは何か」と考えると加害者でもある日本軍の失敗の本質がよぎります。 この10年くらいでしょうか。 加害者としての日本を示すコンテンツが増えました。 少しずつ歴史認識も多様化してい

          はだしのゲンを観る

          それは「状況」なのか「環境」なのか

          いくつかの困りごとが解消または緩和する日でした。 ちょっとひと安心。 気分も晴れ晴れ。 まあ、仕事なので浮き沈みあります。 大切なのは見極め。 主体的に打開できる「状況」なのか 主体的にはどうしようもない「環境」なのか 前者は動くと何とかなるが、後者は待つしかない。 この見極めが出来ずに下手に動いて傷口を広げてしまうので目利きは鍛えています。 しかし暑かった。いよいよ夏が近づいてきたなと実感。 みなさんもいい一日を。

          それは「状況」なのか「環境」なのか

          55歳。ビミョーな年齢男の所信表明

          55歳になりました。 この何年かは生きざまとして少しもどかしい数年でしたが昨年からのこの一年は充実しておりました。 日頃から気にかけていただいている皆さまのおかげです。 ありがとうございます。 仕事にライフワークに、趣味にといろいろアクティブに過ごせたと思いますし、何より月日の流れは疾走感のある速さでもありました。 朝から多くのメッセージをありがとうございます。 55歳になり、いちいちカウントするのも気恥ずかしくなりましたね。 思えば若さをアピールするのも、老獪さを売りに

          55歳。ビミョーな年齢男の所信表明

          無関心を責めてはいけない

          The Zone of Interest 2023年 「関心領域」を鑑賞。 無関心はいいことではないかも知れないけど、責めてはいけない。 絶望感と戦慄は今までにない新しい手法で「すごいな」と思いながら入り込んで観ました。 アウシュビッツを壁一枚で隔てたエリアに住む軍部高官の家族。 ・ただ事ではないことが起きていると思しき怒号や悲鳴 ・捕虜からの略奪品と思しき支給品 ・捕虜の金歯と思しきものを収集する子供 ・死体を焼いたと思しき煙 ・子供が川遊びしていると人骨と思しきものが

          無関心を責めてはいけない

          MLBの巨額契約の裏側

          今朝の日経。 話題に事欠かないオオタニサン。 MLBの収益の柱が放映権なのは周知のとおりですが、アメリカの放送ネットワークは広大。 ・ローカル ・州 ・全米 ・CATV ・配信 とあり、広大な規模に露出の機会も手伝ってものすごい金額のお金が動きます。 そこにあれだけ熱狂させるプレーヤーが現れるとね・・・ このランキングもすごいよね。顔触れもすごいがぶっちぎりです。 個人的に気になるのはレンドーン。 働きが悪くて叩かれてます。

          MLBの巨額契約の裏側

          世界を変えるのは「認識」だ

          「金閣寺」三島由紀夫 世界を変えるのは「認識」ではなく「行為」だ。 日本文学に触れておこうと購入。 1950年の寺僧による金閣寺放火事件を下敷きに1956年に三島由紀夫が執筆。 想像だにしない戦中戦後の狭い世界が物語の舞台。 しかしながら重厚で時に難解な文体で強く想像力を掻き立てられ、非常に疲れる一冊。 要約記事やコンテンツも押さえて、ようやく辻褄の合う「難しい古典文学」となりました。 言葉を選ばす言うと、「おかしくなってしまった人」の頭の中を巧みな描写でよく捉えていて感

          世界を変えるのは「認識」だ

          映画「月」

          「月」を鑑賞。 安易に善し悪しを語れない作品。 世間を騒がせた大量殺傷事件を下敷きにしたフィクション作品。 作品中は作り笑いのシーンはあっても笑顔などなく、こわばった表情に観ているこちらも終始緊張。 息を止めてしまっていることに何度も気づく。 この緊張と違和感は自分の知らない、知ろうとしない自身が作り出すものとわかります。 大変難しいテーマを言語化・映像化した創り手の強い意思というか、観る側に語りかけたい「何か」を感じます。 観終わったあとも「残す」作品でした。 観たの

          映画は脚本が命

          今朝の日経。 映画好きとしては心が痛む。 この論争は2つ。 ・コンテンツが配信にまで広がり、収入が多様化。 権利が配給元に帰属するため、正当な収入が得られない ・AI生成の脚本に脚本家が手直しをするという「制作効率」に脚本家というクリエイターが自身の在り方を問うもの 名作は脚本にありというのは意外と知られていないので、個人的にはこのストライキは「示す」意味でも必然かと思います。 配信のおかげで後世になって再評価される作品も多数あるのでここはいいところに着地して欲しいな

          映画は脚本が命

          見てくれよりも生きざま

          54歳になりました。 時は容赦なく過ぎ去り、とうとう磯野波平に追いついてしまいました。 たくさんのお祝いコメントをいただいたり、出先でHBDしていただいたりと今年も幸せな一日になりました。 私、辰巳いちぞうは 福山雅治 吉田栄作 HYDE など名だたるイケメンと同い年を張らせていただいていますが、最近は「イケオジ」と言われることに喜びを感じています。 見てくれよりも生き様を磨きをかける人生の後半戦を全ういたします。 これからもよろしくお願い申し上げます。 ありがとうござ

          見てくれよりも生きざま

          ChatGPTに聞いてみた。18箇条の売れる営業マネジャーの資質について」

          こんな”自爆”企画をしてみようと思い。 【セミナー情報更新】 「売れる営業マネジャーを作る! ChatGPTに聞いてみた。18箇条の売れる営業マネジャーの資質について」 話題の生成AI。これに聞けばコンサルいらないでしょ?と自身が思って聞いてみました。 その回答を弊社なりに深掘り解説するという新企画です。 弊社の言語化トレーニングのような企画ではありますが、やってみてみなさんにお知らせしたくなり、このような“自爆”とも言えるセミナーを開催することになりました。 お時間の許す

          ChatGPTに聞いてみた。18箇条の売れる営業マネジャーの資質について」

          問題解消の日常を超えて

          昨日の雨はすごかったですね。 非常に動きづらい一日になりました。 さて。少し仕事の話。 いち事業部門の担当役員をやらせていただいています。 →聞こえはいいが中間管理職の域を出ない。 長らく多くの問題を抱えた組織がようやく「問題の解消」の日常から「ありたい姿」を描き、歩き始めました。 ここからが大変で、問題のない日常は快適で、ありたい姿への歩みにはまだ濃淡あり、管理職も気苦労が絶えません。 起きる事に翻弄されていた日常から今度は事を起こすことになるわけで、なかなかのエネル

          問題解消の日常を超えて

          経営理念をアップデートする

          研究課題。「経営理念2.0」 「これそのものの在り方が確実に変化している」 確信的に思っており、答え合わせのために手に取りました。 ・雇用ありきではなく事業ありき ・利益と価値を乖離させない ・事業が世に何を与えるのか そして、実現や実行を目指すものでもなく、その事業を継続する限り「問いかけるもの」として存在するもの。 もっと言うと、経営者の人柄ではなく事業の意義にトレースされるものなのではないか。 非常にいい「アップデート本」で、湧き出てくるように日夜遊ばれているさ

          経営理念をアップデートする