辰巳いちぞう

株式会社SGOソリューションズ 代表取締役 中小企業のBTB差別化戦略の企画/実行支…

辰巳いちぞう

株式会社SGOソリューションズ 代表取締役 中小企業のBTB差別化戦略の企画/実行支援が得意。自律した人・組織を作り、成果を両立させる。 営業戦略企画/コンサルティング 。 中小企業の事業継続、営業戦略、マネジメント改善に役立つこと、その他ライフワーク記事を書いていきます。

最近の記事

55歳。ビミョーな年齢男の所信表明

55歳になりました。 この何年かは生きざまとして少しもどかしい数年でしたが昨年からのこの一年は充実しておりました。 日頃から気にかけていただいている皆さまのおかげです。 ありがとうございます。 仕事にライフワークに、趣味にといろいろアクティブに過ごせたと思いますし、何より月日の流れは疾走感のある速さでもありました。 朝から多くのメッセージをありがとうございます。 55歳になり、いちいちカウントするのも気恥ずかしくなりましたね。 思えば若さをアピールするのも、老獪さを売りに

    • 無関心を責めてはいけない

      The Zone of Interest 2023年 「関心領域」を鑑賞。 無関心はいいことではないかも知れないけど、責めてはいけない。 絶望感と戦慄は今までにない新しい手法で「すごいな」と思いながら入り込んで観ました。 アウシュビッツを壁一枚で隔てたエリアに住む軍部高官の家族。 ・ただ事ではないことが起きていると思しき怒号や悲鳴 ・捕虜からの略奪品と思しき支給品 ・捕虜の金歯と思しきものを収集する子供 ・死体を焼いたと思しき煙 ・子供が川遊びしていると人骨と思しきものが

      • MLBの巨額契約の裏側

        今朝の日経。 話題に事欠かないオオタニサン。 MLBの収益の柱が放映権なのは周知のとおりですが、アメリカの放送ネットワークは広大。 ・ローカル ・州 ・全米 ・CATV ・配信 とあり、広大な規模に露出の機会も手伝ってものすごい金額のお金が動きます。 そこにあれだけ熱狂させるプレーヤーが現れるとね・・・ このランキングもすごいよね。顔触れもすごいがぶっちぎりです。 個人的に気になるのはレンドーン。 働きが悪くて叩かれてます。

        • 世界を変えるのは「認識」だ

          「金閣寺」三島由紀夫 世界を変えるのは「認識」ではなく「行為」だ。 日本文学に触れておこうと購入。 1950年の寺僧による金閣寺放火事件を下敷きに1956年に三島由紀夫が執筆。 想像だにしない戦中戦後の狭い世界が物語の舞台。 しかしながら重厚で時に難解な文体で強く想像力を掻き立てられ、非常に疲れる一冊。 要約記事やコンテンツも押さえて、ようやく辻褄の合う「難しい古典文学」となりました。 言葉を選ばす言うと、「おかしくなってしまった人」の頭の中を巧みな描写でよく捉えていて感

        55歳。ビミョーな年齢男の所信表明

          映画「月」

          「月」を鑑賞。 安易に善し悪しを語れない作品。 世間を騒がせた大量殺傷事件を下敷きにしたフィクション作品。 作品中は作り笑いのシーンはあっても笑顔などなく、こわばった表情に観ているこちらも終始緊張。 息を止めてしまっていることに何度も気づく。 この緊張と違和感は自分の知らない、知ろうとしない自身が作り出すものとわかります。 大変難しいテーマを言語化・映像化した創り手の強い意思というか、観る側に語りかけたい「何か」を感じます。 観終わったあとも「残す」作品でした。 観たの

          映画は脚本が命

          今朝の日経。 映画好きとしては心が痛む。 この論争は2つ。 ・コンテンツが配信にまで広がり、収入が多様化。 権利が配給元に帰属するため、正当な収入が得られない ・AI生成の脚本に脚本家が手直しをするという「制作効率」に脚本家というクリエイターが自身の在り方を問うもの 名作は脚本にありというのは意外と知られていないので、個人的にはこのストライキは「示す」意味でも必然かと思います。 配信のおかげで後世になって再評価される作品も多数あるのでここはいいところに着地して欲しいな

          映画は脚本が命

          見てくれよりも生きざま

          54歳になりました。 時は容赦なく過ぎ去り、とうとう磯野波平に追いついてしまいました。 たくさんのお祝いコメントをいただいたり、出先でHBDしていただいたりと今年も幸せな一日になりました。 私、辰巳いちぞうは 福山雅治 吉田栄作 HYDE など名だたるイケメンと同い年を張らせていただいていますが、最近は「イケオジ」と言われることに喜びを感じています。 見てくれよりも生き様を磨きをかける人生の後半戦を全ういたします。 これからもよろしくお願い申し上げます。 ありがとうござ

          見てくれよりも生きざま

          ChatGPTに聞いてみた。18箇条の売れる営業マネジャーの資質について」

          こんな”自爆”企画をしてみようと思い。 【セミナー情報更新】 「売れる営業マネジャーを作る! ChatGPTに聞いてみた。18箇条の売れる営業マネジャーの資質について」 話題の生成AI。これに聞けばコンサルいらないでしょ?と自身が思って聞いてみました。 その回答を弊社なりに深掘り解説するという新企画です。 弊社の言語化トレーニングのような企画ではありますが、やってみてみなさんにお知らせしたくなり、このような“自爆”とも言えるセミナーを開催することになりました。 お時間の許す

          ChatGPTに聞いてみた。18箇条の売れる営業マネジャーの資質について」

          問題解消の日常を超えて

          昨日の雨はすごかったですね。 非常に動きづらい一日になりました。 さて。少し仕事の話。 いち事業部門の担当役員をやらせていただいています。 →聞こえはいいが中間管理職の域を出ない。 長らく多くの問題を抱えた組織がようやく「問題の解消」の日常から「ありたい姿」を描き、歩き始めました。 ここからが大変で、問題のない日常は快適で、ありたい姿への歩みにはまだ濃淡あり、管理職も気苦労が絶えません。 起きる事に翻弄されていた日常から今度は事を起こすことになるわけで、なかなかのエネル

          問題解消の日常を超えて

          経営理念をアップデートする

          研究課題。「経営理念2.0」 「これそのものの在り方が確実に変化している」 確信的に思っており、答え合わせのために手に取りました。 ・雇用ありきではなく事業ありき ・利益と価値を乖離させない ・事業が世に何を与えるのか そして、実現や実行を目指すものでもなく、その事業を継続する限り「問いかけるもの」として存在するもの。 もっと言うと、経営者の人柄ではなく事業の意義にトレースされるものなのではないか。 非常にいい「アップデート本」で、湧き出てくるように日夜遊ばれているさ

          経営理念をアップデートする

          「読解力」を言語化する

          研究課題。 「読解力」というものを言語化できないものかと手に取りました。 言語教育者の著書だけに文章読解力中心内容でしたがわかりやすくまとめられています。 ここでわかるのは読解力の源泉は想像力ということ。 また、文章だけでなく見聞きするものにも使えるさまざまな「読み解く力」を教えてくれます。 さまざまな 文章 会話 人の心情 情景 読むと言うインプット。構造化する思考力とアウトプット。 話し方ではなく考え方。決め手はここでしょう。 タイトルどおり構造教育にいい本でした。

          「読解力」を言語化する

          どう生きるかではなく、いかに生きるか

          どう生きるかではなくいかに生きるか。 NHKのドキュメンタリー「阿部定事件」を鑑賞。 現代では言葉に出来ない、でもみんなが必ずよぎる深層心理をやや露骨な描写で語り部が紡ぐ。 事件の経緯に愕然。いま僕らはどう生きるかを模索するけどこの時代はいかに生きるか。定の生きる環境は極めて選択肢が少なかったように思います。 凍りつきながら観ていました。 印象的だったのは事件に女性の共感が高かったこと。その共感が熱狂を生んだこと。 わずかな嫌悪感と「あるな」という共感が混在します。 この

          どう生きるかではなく、いかに生きるか

          勝利条件が変われば戦略も変わる

          今朝の日経。 わずか2年半後の方針転換に以下の条件変更。 ・欧州を軸にEV一択ではなく合成燃料認可の動き。参戦によって技術研鑽につながる ・北米でF1人気の勃興 近年の盛り上がりは市場の拡大が見込める つまり、条件変更によりいけると判断したのだと思います。 条件が変われば戦略も変わるのだ。 朝令暮改、上等です。 そしてアストンマーチン。セーフティカーの露出で高級SUVの販売が伸びているとのこと。 26年からの新レギュレーションではアウディ、フォード、GMが参入模索と聞く

          勝利条件が変われば戦略も変わる

          偏見と錯覚

          今朝の日経。 ちょうど昨日「外国人雇用」について人と議論したので興味深く読ませていただきました。 ・足りなくなったら入れるという雇用感覚 ・安い労働力で賄おうという価値観 ・日本は皆が働きたがる国 これらの旧い価値観を修正しないと外国人労働者はいずれ来なくなるし、差別とまでは言わないにせよ、偏見と戦う備えが必要。 ホントに日本は先進国なのか? と、G7の報道で思った。思ってしまった。

          見出しは釣りです

          今朝の日経。 個人的に抱いていたジョブ型雇用のモヤモヤを整理してくれた記事。 ジョブ型雇用を実りあるものにするためにいくつかの必要条件が遠巻きに書かれている。 ・一定以上の業務量があること ・これに就くからには「極める」「価値創造」が個人に求められる ・文化や風土に頼らない「自律」「自立」が求められる ・組織に確固たる戦略やビジョンが必要 わざわざこれを「用語化」するあたりがらしいっちゃらしい。

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          言葉の責任。認めることと求めること

          言葉の責任。 今週はいろいろなところで「言葉に責任を持つ」ことを学ぶことありました。 もちろんその場面というのはさまざまあり、「いついかなる時も」とまでは思いません。 しかし、言葉に責任を持たねばならない場面は人それぞれで、それは話す側は認めるもの、聞く側は求めるものと認識しています。 責任ある立場の人は基本的に「常に求められる」と思った方が周囲の妥当性に合うのだろうと。 でも認めるもの、求めるものが「人それぞれ」で、なかなか難しい。 いつぞやの会合で聞くに徹してい

          言葉の責任。認めることと求めること