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どこにだって行ける

一歩目はいつだって怖いものだ。

地面から離した足が、再び着地できる保証なんてないし。

一歩進んだらもう後には引けないような感じがする。

ただ前へ前へと、進まなければいけないような感じがする。

そう、一歩目はいつだって怖いものだ。


でもだからといって、いつまでもここにいるわけにはいかない。

ここに留まっていても、得られるものは何もない。

安全地帯ではあるかもしれないけど、

ここは、何も変わらない代わりに、何も変えられない場所


一歩目はいつだって怖いものだ。

だけどもしかしたら、その先には明るい未来が待っているかもしれない。

もしも、進んだ先に闇が広がっていたら、少し立ち止まって、それから闇を避けるようにまた歩き出せばいい。

道は、360度どこにだって伸びているのだから。


私たちはどこにだって行ける。



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