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~第178回~「抜穂神事~稲穂と感謝

10月9日は「抜穂神事」の日です。

武蔵一宮氷川神社における古の新嘗祭として、五穀豊穣に感謝して団子と稲穂をお供えします。 古来、日本は稲作をはじめ農業を中心に国づくりを進めてきました。

稲が実る秋になると、神様に感謝の気持ちを込めて、その年に初めて収穫された稲穂などの穀物をお供えしてきました。 これを「初穂(はつほ)」といいます。

野菜や果物、魚などの初物も同様です。

神社にお供えする初穂料という言葉は、ここに由来します。 現在社会では、私たちは神社に「初穂料」としお金をお納めすることがあるかと思います。

これは神様にお供えすべき初穂の代わりに金銭をお納めしている、ということなのです。 「秋」の語源のひとつに、穀物などの収穫が「飽き満ちる(あきみちる)季節」からと「あき」と言うのだ、という説があります。

実りの秋だからこそ、その実りへの感謝の心を大切にしたいですね。
〔 Word : Keiko Yamasaki Photo : Hiroyuki Kudoh 〕

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