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希死念慮がある僕が生きる理由
僕は小学6年生の頃から希死念慮があります。
今、僕は39歳で希死念慮さんとは27年の付き合いになります。
時々、ここで首を吊って死んだら…と具体的な死に方が出てきた時に自殺念慮さんも現れます。
死にたいと思うのですが、死にたくはないんです。ずっとこの葛藤が続いているわけです。
死にたいならとっくに死んでると思います。けど、今まだこうしてしぶとく生きています。
それはなぜか。
死ねたいと思った時に、僕は同時に家族の顔や僕が死んだあとの家族たちのことを考えるようにしています。
まだ学生だった頃は、僕の祖母のことを考えました。
両親ともに働いていたため、祖母が母親代わりに僕を育ててくれました。保育園の送り迎えや、食事もそう、僕の場合は母の味は祖母の味というくらい、祖母が作ってくれたごはんで僕は育ちました。
祖母はいつも僕のことを気にかけてくれていました。
印象深い出来事は、僕がカナダに留学する日、家族が見送る中、祖母だけが涙を流しながら僕を見送ってくれたのです。
僕は「死にたい」と思った時に祖母のことを考えていました。祖母を悲しませたくない。そんか風に思ったのです。
今は、僕も結婚をし家族が増えました。
家族が増えたことで、この家族たちを悲しませることはしたくないと思うようになりました。
僕がいなくなった家族たちの人生を考えると、もう少しだけ頑張ってみようと思えるのです。
怖いのは、祖母や家族がいなくなってしまったら僕はどうなってしまうのだろうということです。
結末はわかっている気がします。
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