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これからの環境教育!ESDってなに?

こんにちは、ichikoです。

環境 × 教育 に関することを投稿しています!

今日は「ESD」についてです。



「ESD」って聞いたことありますか?

学校の先生でも知らない人もいるかもしれないので
一般の人には耳なじみがない言葉ですよね。

でも「SDGs」はほとんどの人が
聞いたことあると思います。

「ESD」は
「SDGs」と深く関わっています。

SDGs」=持続可能な開発のための目標
ESD」=持続可能な開発のための教育
です。

SDGs
「S」がSustainable:持続可能な
「D」がDevelopment:開発
「Gs」はGoals:目標

ESD
「E」はEducation:教育
Education for Sustainable Development
略して「ESD」です。

「ESD」は
「SDGs」の17の目標を実現させるため
不可欠なものとして
世界的に位置づけられています。

世界中の社会課題を解決するために
教育の担う責任は
大きいということです。


これから求められるESDのポイント

ユネスコでは2年に一度
世界中のESDの実践者にとって
挑戦する動機付けと
優れた取り組みを世界中に広めることを目的とした
ESD日本教育賞というものがあります。

この賞の選考基準から
これから求められる環境教育(ESD)についてが
見えてきます。

①変容
子どもたちの価値観・行動・ライフスタイルを変化させることができたか?

②統合
環境のことだけではなく
経済・社会・文化のことも取り入れて考えられているか?

③刷新的
現状を変えるような
ちょっと尖っているような取り組みであるか?

この3つのポイントが大切であると言われています。

教育といっても
ただ知識を伝えるような
今までの学校教育ではなく

価値観・行動・ライフスタイルの変化が求められること。

そして、ただ単純に環境だけのこと
単一で考えてはいけない
ということ。

確かに
地球環境を変えていくには
多くの人の
価値観や行動を変容させる必要があります。

その時
経済や社会を無視して
環境のために我慢しよう!
というのは
受け入れられづらいですよね。

そして、広く浅くの学習ではなく
子どもたちがワクワクする
今までにない取り組み

そんな学習が求められています。

このような学習が学校でできるようになったら…
そう考えると
ちょっとワクワクしますね。

ESDの実践だけでは問題は解決しない

価値観や行動を変容させるためには
このまま地球環境が悪化した時のことを教えて
不安や心配をすることも一つですが

子どもたちが
「答え」よりも「問い」を大切にして
好奇心をもって学び続けられる
問い続けられる
そんな姿勢を身につけなくてはいけません。

ESDを通して
その姿勢を身につけるというよりも

学校教育全体が
「答え」よりも「問い」を大切にしなくてはいけない
という姿勢を
子どもたちに伝えていくことが不可欠です。

学習指導要領の改訂などが行われるたびに
学校の方向転換の必要性が
ずっと言われ続けていますが、
なかなか進んでいかないのが実情です。

そして、幼い子どもの一番最初の学びは
「模倣」です。

そしてこの「模倣」が
全ての学びの基礎だと思います。

子どもは大人の「模倣」から
価値観や行動、ライフスタイルを学んでいます。

私たち大人も
学校教育も

価値観や行動、ライフスタイルを
本当にそろそろ方向転換しなくてはいけない。

その必要性を強く感じます。


今日はここまでです。
お読みいただきありがとうございました!

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