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(マーケティング裏話)名産品の認定審査員をしてきました

2021年より愛知県知多市の名産品を、地域ブランド「ちたもん」に認定し事業者の販路開拓を支援しています。その中で、特に魅力的な名産品を「ちたもんプレミアム」として市物産振興会が2年に1回審査し認定を行っています。

2023年度は、知多市物産振興会「ちたもんプレミアム」として新たに5品を認定した。これで同プレミアムは計13品となりました。

この認定審査会の審査員を二年連続で務めさせていただきました。
これも一重にご縁に感謝です。

味の審査をしている訳ではありまん。

マーケターとして、法人企業の商品を審査するにあたり、気をつけないといけない事があります。それは、美味しいものコンテンストにならない様にすること。

例えば5人の審査員がいて、「味の評価」にスコアの重きが置かれていたらそれは審査と言えません。
なぜなら。

美味しさの感覚は十人十色だから。

あなたの空が青いと私の空が青い、の「青さ」は100%同じでない様に、美味しいという感覚は実は全然人によって異なります。
ある程度の分母をとることは可能ですが、そこからその商品が売れるか、売れないか、もっと言うと評価される値として相応しいか相応しくないかと言ったら・・・・味なんか正直、二の次で良いのです。
それだけ、味覚は当てにならないのです。

大多数の人が支持するものは?

とはいえ、大多数が美味しいと言ってるよ!行列できてるよ!という反論がきそうですね。
でも、こういう経験はないでしょうか・・・。

「1度食べたら満足した」「何故並んでいるか判らない」

あるでしょう。
美味しくて、良い雰囲気のお店だったけど気づくと1年半行ってない店。
行列並んで満足したけど思ったより美味しくないなあ?と感じた店。

この理由が理解できなければ食品審査なんて無謀の極み

食品の審査をするときに、特に注意しないといけないのがこの点です。
くれぐれも「味覚コンテスト」だけは辞めてさしあげて、
と節に思います。




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