
ヒット商品を開発するには
noteを活用するにあたり、日々取り組んでいるマーケティングや業務の小ネタが書ければいいなと思いました。
どこかで誰かの役に立っていただければ幸いですよね。
と言うわけで今回のテーマはヒット商品マーケティングです。
マーケティングのご依頼を受ける時に、よくこういうご相談をされます。
「ヒット商品作りたい!!!」
良いことです。ヒット商品や、ヒットサービスは沢山の人を幸せにできます。
さて、ヒット商品と言うと、どんなイメージが湧きますか?
・店の前に大行列が並んでいる
・毎日完売御礼
・大半が認知されて、好意的な商品
こんな感じでしょうか?
日本では時折ブームが起きますね。タピオカブームだったり、高級食パンブームであったり。連日メディアやSNSに取り上げられ大人気でした。
でした。という過去の産物。
このタピオカや高級食パンはヒット商品と言えるでしょうか?
瞬間的には、該当するかもしれません。
しかし、今や見る影もないくらい、話題にならないですよね。
過去の産物となってしまった商品は、時代遅れとも取られ、話題にするのが恥ずかしいと言う感情さえ、ありませんか?
人間の感情って非常に面白いです。
昨日まで好きだった人を、今日は顔も見たくないなんてことが平気でできます。
わあ、怖い(笑)
気になる点は、
なぜ、ブームが終わってしまったか
話題にするのが「恥」という感情が芽生えるか
この2点ではないでしょうか?
1については、商品開発マーケティングで言うと、明確な答えがあります。
それについては次回書きます。
2の「恥」という感情を少し、注目してみましょう。
羞恥心が時代遅れを促進する
「恥」すなわち恥ずかしさ、は自分のイメージを守るためのものです。周囲の評価や信用を失いかけた時、羞恥心は「恥ずかしい!」という予防線を貼ります。
この感情は、個人が社会に適応するための創意工夫とも言えます。
人は新しいものが好きです。
中古車より新車、お下がりより新品、賞味期限前より出来立て新鮮などなど。
もちろん、経済状況や嗜好性により敢えてUSEDを選択されるケースもあるかと思います。
そういうケースを除けば大半が新しいものが「好き」ではないでしょうか?
人が使いまわしたもの、もうちょっと飽きてきたな・・・様々な理由で
商品やサービスは一気に過去の産物に舵を切ります。
そうなると一気に人は冷めてしまいます。
過去の産物を当たり前のように嬉々として使う自分が、恥ずかしくなるわけです。
洋服も、食べ物も、髪型も、歌もあらゆるプロダクトが
よほどのことがない限り返り咲くことは稀です。
羞恥心が時代遅れを促進させ、「欲求」が次の新しいプロダクトを求めます。
経済活性化を促進するケースも多いですから、必ずしも悪き習慣とを思いません。
ただ、この様に「羞恥心」の文化を常に我々の日常に密接して起こり、それを抑制することは、ほぼ不可能に近いと考えます。
なぜなら人の心は自由だからです。当たり前の権利ですね。
ヒット商品を作るには羞恥心に打ち勝つ
ことが原則となります。
実は商品開発マーケティングの根幹である基礎はここにあたります。
高級食パンブームがなぜ終焉したか?というテーマをもとに
次回、1についても書いていきます。
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