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リワーク日記113 全てが自己否定に感じられるなら、疲れてるってこと

相変わらず疲労が溜まって仕方ありません。金曜日はもう1日中頭が痛くて働くほどの体力も気力も残っていませんでした。ぐったりして何もできませんでした。幸いにも取締役たちがほとんど不在だったおかげでダラダラできたのは良かったです。それと毎回書いていますが、休みが欲しいです。

こういう疲れている時には睡眠が一番。ということで土曜日はほとんど1日寝ていました。

だいたいこんな時に何かを考えたり行動したりするとろくなことになりません。ネガティブな方向にしか行きようがなくなります。寝て頭と体を休めるのが一番良いです。

私はうつで倒れて以降、主にはリワークで学んだことをもとにして自分の暮らし方を変える努力をしてきました。悪い方向に考えがちな癖をやめたり、自分に優しくするような行動を増やしたりしてきました。よく言われる言葉ですが、「過去と他人は変えられない。しかし自分の行動は変えられる」という教訓に従っているのです。

でも、疲れすぎている時には「自分の行動は変えられる」という言葉ですら自分を否定されているような痛みを感じてしまうこともあります。あたかも今の自分がダメな人間だから「変われ」と言われているかのような気がしてしまって。「変える」のが「自分」ではなく「行動」だったとしても、です。自分自身は変わらなくてもいいにも関わらず。だからこういう時には下手に何かするのではなく、ただひたすら休むのが一番です。

うつで倒れそうな時や倒れている時にも、あまりに自己否定の考えに囚われてしまっていて、自分の行動を変えようなんて気にはならなかったでしょう。気力が枯渇していたこともありますが、とにかく全てが自己否定を意味するとしか解釈できず、常に全ての出来事に身体と心を針で刺されるような痛みを感じてしまう状態だったからです。そんな状態では、たとえ有益であっても新たな行動変容を受け入れて実行することなどできません。

リワークで色々と学んで自己否定の癖も和らいでいるはずの今でも、ふとした瞬間に自己否定の鬼が顔を見せることがあります。自己否定の鬼の主張は、聞いたその時にはこの上ないほど正しいと思えますが、3歩引いて考えてみると極端で行き過ぎだとわかります。大切なのは「他の可能性、選択肢はないのか?」と考えることです。

「自分はダメだ」は結論のようでいて結論ではありません。いくら自分がダメであっても人生は続き、全くゲームオーバーにはなりません。ゲームと違って、決定打を喰らったと思った次の瞬間にも何故か何事もなかったかのようにゲームが続いているのです。

これをもって人生が隠し持っている虚構性と残虐性という本性が表出したと思うのは早計です。「自分がダメ」かどうかはこの人生というゲームには無関係だというのが本当の答えです。現にゲームオーバーではないのですから、ゲームの主人公としてプレイし続ける権利はまだ持っているわけです。自分が「ダメな自分なまま」主人公として幸せになれる環境を作り上げる権利を堂々と行使して良いのです。真の結論は「ダメな自分」がダメなまま幸せになるためにすべき何か、です。「ダメな自分」は、自分が幸せになるために絶対外すことのできない重要条件です。

まあ、自分が素晴らしく有能な人間ではなく、ダメな取るに足らない人間だと知った時の落胆と言ったらありませんよね。でも私たちは自分が幸せになることに集中していれば良いのです。休みながら、のんびりと。

結局のところ、人間は子供の頃に夢中になったことを延々と繰り返し、子供の頃に手に入らなかったものの埋め合わせをいつまでも追い求めるのかもしれません。気がつけば私は大人になった今でも、子供の頃に惹かれた植物との暮らしを追い求め続け、子供の頃には満足に手に入らなかった甘いお菓子とジュースを愛し続け、子供の頃に魅せられた美しい芸術や宝石を抱きしめ、子供の頃に夢中になった図画工作の延長が今の職業になりました。

私の場合には、自分が幸せに暮らすためのヒントは全て子供の頃に出揃っています。あとはそのヒントに沿って実行していけば良いのです。自分がダメかどうかは無意味です。自分の手元にない何かを探す必要もありません。私自身が子供の頃から誰に言われるともなく自然と求めやっていたことを継続することこそが私の幸せなのです。無理せず、ゆっくりと。自動車も給油が必要、鯨も息継ぎが必要、スマホも充電が必要、アスリートも休息が必要です。私たちは正々堂々と自分のために休むことが必要です。

ちなみに日曜日の今日も特に何もせず、ネットフリックスで『三体』を一気見した他はお昼寝していました。おかげでかなり回復できました。これからものんびりやっていきたいです。

ということで今回はここまでです。次回もぜひ楽しみにしていてください!

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