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』全米が泣いた映画トップ3『

全米が泣いたという映画を3本みた。

まずは、ハルマゲドーンという映画だ。
これは、石油掘削業の方に宇宙飛行士の訓練をさせて隕石に穴を掘り爆弾を仕掛けるという映画だ。
あまり意味はわからなかったが、これが大好きな映画評論家の人に「石油掘削業の人に宇宙飛行士の訓練をさせるより、宇宙飛行士に石油掘削の技術を学ばせる方が早くないか?」と言ったら、少し泣いていた。
全米が泣いたというのはだてじゃないと思った。

次にみたのは、タイタニックという映画だ。タイタというのはお米などを「炊いた」という意味であるのは内容をみなくてもわかる。理由は明白で、これを見る前にわたしのお腹が空いていたからだ。炊いていてほしい、炊いた、炊けている、となっていてほしかったからだ。
実際、内容では炊けていなくて、船が沈みどんどん人も沈んでいく話である。わたしが注目したのは、人がどんどん海に沈んでいく中で、ただ一人、銃で撃たれた人がいる事である。おそらく、そこにこの映画の人間の業が集約されている。これに関して映画評論家はスルーするのは何でかと聴いたら、少し泣いていた。

次にみたのは、ゴーストニューヨークの幻という映画だ。わたしは幽霊が怖く苦手なのでTSUTAYAで目をつぶってDVDを取った。実際、内容はあまり怖くなく、マシュマロのおばけとか出てきて、少し楽しかった。

……以上の3本を、おうちでDVDでみた。
全米が泣いた、というのを期待して、大量の炊きたてのお米を前にしてみたのだ。
全米が泣いたというのだから、わたしのおうちのお米も泣くはずである。
もし、お米が、泣いたら、わたしが好きなお粥みたいになるだろうから、それに、桃屋の柔らかい海苔などを乗せて食べる。
お粥というのは、わたしが、風邪をひいたりした時にしかお母さんが出してくれないから、おそらく高級品であるのは間違いないからだ。わたしが、死にそうになっているから、最後の晩餐として高級品を出しているに違いないのである。

DVDをつけたパソコンのキーボードの上に炊いたお米を大量に乗せて「泣いてよー。泣いてよー」と言いながらみていたら、何故かそれを後ろから見ていたお母さんが泣いていた。そのあと、叔母さんに電話をかけて「多額の教育費かけたのに奇人にしかならなかった」と泣きながら言っていた。
そうか。
そうだったのか。
そうだったのである。
おそらく、
お母さんは、
お米だったのである。
お米といはえば、農家が生んだ我が国の誇り高き英雄達である。

わたしは、パソコンの前で、そっと立ち上がり、
母米に向かって、敬礼をした。

という話を、友人にしたら、
「君はいろいろ間違ってる」との事だ。
大丈夫。
今日は白ブリーフを前後ろに履いてはいない。
本当なのだ。
そういうミスは犯してはいない。
だって、履かないで、朝からずっと、

手に持っているのだから。

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