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意味のないささやき



大好き、とか君は言うけれど、その言葉の裏側には、何層に重なる感情やら欲やらが集まっているのだろうね、触れてはいけないし、触れたくもないけど、触れたらきっと、飲み込まれて、もぬけの殻になりそうだってことは、その目が教えてくれている。寄りかかる場所がほしいなら、優しく花を愛でるように、自分自身のことも愛でてあげて、それがいずれ、周りに香りが広がるように、心地良い場所になって、キラキラと輝くのだろう。ただ、同じことは続かない、目を閉じて、そのままずっと閉じていたくて、無理をしない、それはいつのまにか、呪詛にでもなっていましたか、願っているようで、じつは恐怖に怯えているだけなのでは、答えがよくわからなくて、ただ頑張っていることだけを認めてほしい、無言の姿が妙に存在感を増している。そうやって息をしているね、1日が終わればまた1日が始まる、執着はどうしても抱きついてきて、外そうとすれば、粘着力が強いから、どうしたら洗い流せるか、日々検索をしながら時間を潰す、
得られるものは、締め付けられるような頭痛だけ、なんて滑稽なのでしょう。

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