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望月俊孝「何歳からでも結果が出る 本当の勉強法 世界中の研究から導き出した学びの結論46」

・本書は、夢実現を加速するツール「宝地図」の提唱者で、「何歳からでも結果が出る本当の勉強法」の提唱者でもある著者が、「完成」主義の勉強法を体系立てて46の項目で紹介した1冊。

01
×人は死ぬ間際に「もっと遊べばよかった」と後悔する
⚪︎人は死ぬ間際に「もっと勉強すればよかった」と後悔する
・1989年、アリゾナ大学のある研究で、人生の後悔で栄えある1位に「もっと一生懸命教育を受ける」(もっと勉強しておけば良かった)と後悔することがわかった。
・また、世界有数の調査会社(ギャロップ社)による調査でも、後悔することの第1位は、同じく「学ばなかった」ことであった。
※このような現象がおきる理由については、本書をお読みください。

05
×試験勉強とは、内容を「読み直す」作業である。
⚪︎試験勉強とは、内容を「思い出す」練習である。
・試験勉強において、私たちがやるべきことはたった1つ、「検索練習」である。
・やり方は、「覚えたことを何も見ずに思い出す」というとてもシンプルなもの。つまり、「思い出そうとすること」こそが、試験勉強のコツなのだ。
・私たちの脳は検索練習(覚えたことを何も見ず必死に思い出す)ときに、確実な変化を見せる。つまり、あの手この手で何とか思い出そうとする「検索練習」こそが本当の意味での試験勉強なのだ。
※試験前に限らず、仕事の発表やプレゼンなどにどのように挑めばよいかについては、本書をお読みください。

13
×「合格体験談」の逆転ストーリーを100%信じる
⚪︎「合格体験談」には、2つの限界がある
□「偏差値◯◯からの逆転合格!」
□「わずか◯か月の挑戦で見事合格!」
などのストーリーは胸を打つが、著者は成功談あふれる自己啓発業界にいた経験から、合格体験談は100%信じ切ってはいけないと考える。
・なぜかというと、そこには、2つの限界があるからだ。
・限界の1つに「当時の感情を忘れて「簡単だった」と表現しがち」がある。
・人間は、過去にどんなキツい感情を体験していても、今、実際に渦中にいなければ、その感情がいかに自分の行動に影響を与えたかを思い出せないのだ。
・あるアメリカの大学の研究で、失業中のグループと、過去に失業しており現在は見事に復職したグループに、「困窮のあまり違法な仕事に手を出す失業者のストーリー」を読んでもらったところ、見事に失業状態を克服したグループのほうが、現在失業中のグループよりも、失業状態からの回復を楽なことだと評価し、ストーリーの主人公に共感しない態度を示したのだ。
・普通は、苦境を見事に克服した経験者のほうが寄り添ってくれるイメージがあるが、実際は逆で、「自分はあんなに簡単にできたんだからら君も当然できるよね」となりがちなのだ。
※もうひとつの限界については、本書をお読みください。

・本書では、「勉強をはじめるときの「迷い」を断ち切る」「学習目標を定め、計画をつくる」「何歳からでも結果が出る一生モノのインプット術」「自分自身で勉強を適切に評価する」「勉強法をさらに改善する」という章で構成されており、アメリカの大学など世界中の科学的根拠(エビデンス)から導き出した学びの結論46が紹介された内容となっている。

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