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石田祐一郎「今どきの若手の育て方」

・本書は、婦人服アパレル企業に就職し、ブランド存続の危機の中で、社員一丸となって業績を挽回し、さらに全社の古い企業体質を改善したという経歴を持ち、23年間勤めた後は、プロコーチとして独立し、現在は年間150回以上登壇して、成果が出るマネジメントとコミュニケーションのコツを全国に伝える著者が、「育成」に携わるすべてのリーダーに向けて、今どきの若手を戦力に変える方法を解説した1冊。

・人材育成の基礎は、「コミュニケーション」にあると著者は考える。
・著者がアパレル企業に勤めていた時、「店売上げナンバー1」の女性に、「どうしてそんなに売れるのか?」と思い切って尋ねた際、「一番のポイントは『聴く』ことよ。お客様の話を真剣に聴くことが何よりも大事なの」というアドバイスを受け、その方の仕事ぶりを見たことをきっかけに、著者の売上が大きく伸びていった。
※その後、「著者がどのように変化していったのか」「人材育成のポイントとキーワードはなにか」についての詳細は、本書をお読みください。

・本書では、「今どきの若手の傾向」が10個紹介されている。そのうちのひとつが、「失敗が大嫌い」である。
・「今どきの若手は何を考えているのか」を理解していないと、若手とのコミュニケーションはどうしても難しいものになる。
・まずは、今どきの若手の傾向についてざっくりと捉えてみること。若手の傾向を理解することによって、自分の関わり方のヒントを見つけてもらえればと著者は語る。
・若手にとって「失敗」とは「怖い」ものである。それはなぜかというと、
◇自分を否定される
◇自分の居場所を失う
と考えているからだ。
・彼らの学生時代は、学校や家庭で自分を否定されることはほとんどなかった。何をしても許される環境で育ったのだ。
・しかし、社会ではそういった甘えは許されず、そこで「失敗」するということは、自分の非力さや、不注意を明らかにするものでしかない。
・失敗の事実を指摘されるということは、「ダメなやつ」と自分自身を否定されているように感じてしまうのだ。
・彼らにとって社会に出るということは、初めて自分を否定される可能性のある環境に放り込まれたということなのである。なので、なんとしても「失敗」を避けたいと感じることは、自分自身を守るという意味で自然な本能と言える。
※「若手と接する際、大事なことは何か」「その他(残り9つ)の今どきの若手の傾向とは何か」の詳細は、本書をお読みください。

・本書は、「今どきの若手を徹底分析する」「若手を最短・最速で育てるための、上司の準備と心構え」「若手が自主的に考えて動き出す、指示とフォローのコツ」「若手とのコミュニケーションが、劇的に上手くなるコツ」「若手の成長が自分の幸せになる」という章で構成されており、
◇今どきの若手の傾向10
◇若手に説明する際、気をつけることとは
◇相手の心が開く傾聴の方法とは
◇若手との信頼関係のつくり方とは
◇上手に叱る3つのポイントとは
など、驚くほど楽になり、会社も育つ「今どきの若手の育て方」が紹介された内容となっている。

刊行されたのは、2019年ですが、今でもバリバリ活用できる「若手の育て方」が収録されています。詳細は本書をお読みください。

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