産まれと育ちとある田舎に長女として産まれて割と圧のある両親に育てられました。 母は、悲劇のヒロイン、誰かに寄りかからないと生きていけない毒親です。 その母親がしんどくて?なのか不倫、アルコール多めの父親。 それに対して、母親に当たられまくりと、ネグレクトを繰り返された私。 アスペルガーの弟。母の溺愛対象。 家は常に真っ暗。 辛くて仕方なかった学生時代を経て、 反抗できずにいましたが。 うまいこと逃げ出しました。 弟が1人いるのですが、かなり変です。 後に発達障害アスペル
看護師は、9人入れ替わりました。 これはかなり多いと思います。 3人が、新卒。 4人が他の科から。 補いきれず、ほかの大学から、臨時的に1年研修?で来た経験者も2人来ました。この2人はきっちり一年で帰ってしまいます。 わっちゃわちゃです。 スタッフは、新人や新しい人に目が行く為、私と言えば、まだ2年目のくせに急激に楽になりました。 もう病室に逃げ込む必要も無くなったし、 詰所(ナースステーション)に堂々といられます。 寧ろ、異動してきた年配の方からも、これって
3月、黒との夜勤にも何となく慣れ、たまに、笑顔で話すことも。 ありえない進歩です。 吉原が4月から、膠原病内科に異動が決まり、一気に精神が楽になりました。 吉原とは最後まで打ち解ける事はありませんでした。 お礼も言いませんでした。 言える仲には、なれませんでした。 あの、引き攣った顔が忘れられません。 吉原は「愛」のない人でした。 吉原が他の科でやっていけるのか逆に気になりました。 最後に、吉原と同じ年の看護師が、総まとめで脳外科の看護師としてあなたに足りない
慣れればなんとも思わないことですが うちは、大学病院脳外科は脳腫瘍と、脳動静脈奇形の手術が多かった。 細かく言えばキリないですが、この2つと、くも膜下出血の緊急オペばかりでした。 水曜日と、木曜日は、詰所(ナースステーション)に、手術シーンが、リアルタイムで放映されていました。 それを見て看護師が、「あ、もう。閉頭に入ったから、、1時間以内やな」 言ってて…ベッドの準備を確認しに行きます。 初めはびっくりした。 か、開頭してるー!?だとー?みたいな。 開頭して
私は、国立大学看護科を卒業して、大学病院に就職し、 今まで経験した事のない新人看護師の辛さをこれでもかってほど味わいつつ、 メンタルはボロボロ。 おまけに職場の上司には騙され、犯され、同期は結婚し去り、精神的に頼りにしていた研修医も遠くへ行ってしまい、 頼る実家もなく、看護師を辞めることもできないまま、風俗業界に入り、 一時、二重生活になりました。 正確には看護師を続けながら、たまに業界に出たり入ったりしている感じです。 その過去を書いている訳ですが、 読んでもらってい
新人ナース1年目の後半、休みの日に風俗嬢掛け持ちしていました。 客のことは余程インパクトが無いと覚えてなんかいない。 ここで1人インパクトのあった人。 エロい話では無いです。 多分、客にしては珍しく、聞き上手な方でした。 看護師をしているけど、とっても辛くて、考えられないくらいしんどい。 何もかもが嫌になる。 自分は向いていない。 でも辞めるにも次がなく、どうしたら良いにかわからない状態で堂々巡りで参っている。 この先が不安だ、みたいな話をあんな箱ヘルの空間で、本
夏休み、冬休み目掛けて小学生〜中学生が手術しに来たり、ケモ(化学療法)しに来たりする。 だから、夏休みはほぼ小児科状態。 子供の苦手な私には嫌な季節。 だけど、脳外科にくる小児は脳腫瘍が殆どで、大分重く、毎年、どんどん悪くなっていく…。 初めは生意気そうに、入院してくるけど、途中で、歩行器使ってしか歩けなくなって あっという間に寝たきりで、あっという間に亡くなってしまう。 小児は苦手なんだけど(接し方がわからない) 心にブッ刺さった出会いはたくさんあり、私の心か
2月、厳しい寒さの上に閑散期。 風俗のボーイでダラダラ男が「歯が痛ーい、歯が痛ーい、誰か保険証恵んでえー!」の言葉に笑っていました。 他のボーイから、ダラダラ男は女の子にちんちん見せたりして、女の子に嫌われている、あまり近寄っちゃいけない、と忠告されましたが、 私にとってダラダラ男はいやらしさは一切無く、常に癒し系。 ダラダラ男に病院での仕事の新人ナースの私の話も聞いてもらってました。 シャワー入ってくれない患者の話とかをすると、 ダラダラ男「えー良いやん、俺、怠け
お気に入りのバーバリーのミニスカートで街を歩いていたら、 あっちこっちから、声がかかります。 風俗のスカウトです。 笑って逃げる、無視して逃げる、が定番でしたが 何だか気になってました。 当時、ドラマで研修医が風俗嬢になるっていうドラマやってて、フィクションだけど、気になってて。 それに一度ピンサロに体験(働いてないけど)もあって敷居が低くなっていました。 いつものように信号待ちしてる時に、やって来た感じのいい男性(スカウトマンは大体、愛想めちゃくちゃ良いです)
脳外科のオペ後は、脳の血流が変化する為、人格が変わることがあります。 勿論、半数以上の人は変わりませんが、 時々ビックリするくらい変わってしまう人がいます。 それで、オペ後によく先輩ナースと患者喧嘩していました。 手術後は、頭の角度を守らないといけないのに喧嘩で起き上がりすぎて、圧がかかり、翌朝、脳浮腫を起こし、ゲーゲー嘔吐していました。 新人の目から見てもあれは明らかに先輩ナースが悪いな、思っていましたが… その人は何のオペが忘れましたけど、やや太めの男性。 入
看護師新人時代振り返ってたら当時一緒に涙してきたD先生に無性に連絡取りたくなってきた。調べたら北海道に帰っていたので、暑中見舞い送っちゃった。自分の訪看の名刺添えて。20年以上前にやりまくった新人看護師から手紙きたら、ホラーですか?
脳神経外科、脳腫瘍30代。Zさん。男性。 左視野欠損。 なかなかのハンサム。いつもの大部屋に。 とっても話しやすい、軟派な人。既婚、子持ちでしたが1度も姿は現さず。 カメラマンで、実は結婚して子供ができたあたりから、不倫をしてしまっていて、その独身女性の家に入り浸っていた過去があり、家族にもバレちゃって、かなり不仲であると。 その独身女性も、長かったけど、何かを機に泡のように消えていってしまって、家族はいるけど頼れない状況だとか。 そんな嘘か本当かわからない話を聞
脳外科のオペ後に一時的に、脳の血流が変わり 人格が変わるから、オペ後は要注意とは聞いていました。 殆どの人は、ちょっと一時的に怒りっぽくなったかなぁ? くらいです。 が! たまに、変わり果てすぎて、一時的に精神科まで行ってしまう人がいます。 その人は50代の小さな男性でした。きっと、元々からヤンチャっぽ気がしましたが、 オペ直後はどうも無かったのですが、落ち着いてから、大部屋に戻る頃、 人格がガラリと変わり、看護師に当たりまくる様になりました。 大体やり合うの
A君(彼氏?)の相手もしんどいし、病棟医フランケンに犯された事も生々しく、出会い系のRには、遊ばれてしまって1人を実感しました。 時代は安室奈美恵ちゃんが出産したとか。そんな時。 街中、バーバリーのミニスカートだ溢れており、私もバーバリーのミニスカートを履いて繁華街を歩いていました。 その頃はキャッチ規制法がなく、 ミニを履けば恒例のように信号待ちしているだけで、容赦なく、 お姉さん、お姉さんと声かけられたし、 化粧のセールス、肌診断しに行こう、10年後のあなたの顔は
A君(彼氏?)の存在が鬱陶しいのと、病棟にいるのもしんどいし、病棟が見える寮にいてもちっとも安らげず、買い物すら面倒で、ろくに食べず 毎日、鉛のように身体が重く鬱っぽかったです。 D先生もいなくなり、ぽっかり心に穴も開いており、電話する相手もおらず、でも誰かと関わりたい。 この気持ちをどこに向けたら、、、、 同期もいないし、苦しい、こんな時はテレクラに電話をしていました。 危ない、危ない。 そこで適当に会える人を探していたら、同じ年の子に「クラブに行かないか」と誘わ
2000年問題が終了し、A君から正月は家で家族で待っている、 と連絡がありました。 A君は好きじゃないけど、A君の家が好きです。 A君が迎えに来て、家に行くと、ポパイおじいちゃんと、おばあちゃんと、加賀まりこ風のお母さんと、お父さんが待ってて、お母さんが、 「今日はかにすきにするね。 明日はお寿司にしようかしら。」 と相変わらずの温かすぎる歓迎振りです。 この頃、家の実家はどうだったか、記憶がありませんが、 どうせ、私より宗教なんやろうな、と思って連絡しませんでし