患者といけない事パート2(新人看護師あるある?)

脳神経外科、脳腫瘍30代。Zさん。男性。

左視野欠損。

なかなかのハンサム。いつもの大部屋に。

とっても話しやすい、軟派な人。既婚、子持ちでしたが1度も姿は現さず。

カメラマンで、実は結婚して子供ができたあたりから、不倫をしてしまっていて、その独身女性の家に入り浸っていた過去があり、家族にもバレちゃって、かなり不仲であると。

その独身女性も、長かったけど、何かを機に泡のように消えていってしまって、家族はいるけど頼れない状況だとか。

そんな嘘か本当かわからない話を聞いてしまったら、益々魅力的に見える。

Zさんの手術は2週間後。

面会時間は当時14時から16時。

大部屋は大体、みんな面会があります。

Zさんだけなくて寂しそうです。

本当に記憶は曖昧なのですが、Zさんと準夜勤の後、屋上に通ずる非常階段でお喋りしていました。

Zさんは不倫長年経験者の30代であり、ロマンを作り出すのが上手いです。

喋っているだけでうっとりさせる「何か」がありました。

魅力的でした。

同じく、階段の片隅の別角に見た事のあるナースと若い患者がピッタリとくっついてお喋りをしているのが見えました。

只事ではありません!

????あのナースは違う科だけれども誰だったかな。

気になりました。
(まさか後に、ご縁があって、そのナースと仲良くなるなんてこの時は思っていませんでしたが。)

話戻ってZさんの手術が近づいてきて、一緒に外出をしました。

まじ、あり得なくてすみません。

ホテルに行って、記憶は曖昧なんですが、下着になった時の褒め方が半端なくて、センスがいいだの、スリップの組み合わせが可憐だ、色の感じもどうの、こうの、言ってて、

さすがカメラマンなのかなあ、という感じです。

行為自体、したのか、してないのか、覚えていないほど記憶に薄く、
していないのかも知れません。

くっつくことが好きで、いつも不倫相手とくっついていたから、癖になっちゃって、
と切ないことを言っていたのは記憶にあります。

手術は順調に終わりました、
手術後はさすがに奥さんが来ていました。

検温で近づくとZさんはおどけており、一切笑わない奥さん。険しい表情をしたまま、私をギーーーーーっと睨みつけていました。

その様子から、そんな事はあり得ないと思いましたが、何もかも知っているのよ!!と言わんばかりの怖い表情でした。

女の勘は怖いです。

Zさんは間も無く退院し、ご縁はなくなりました。

Zさんの顔は全く覚えていないのですが、奥さんの顔が忘れられないです。








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