脳外科手術後あるある、新人ナースの思い出(チャンバラ患者)

脳外科のオペ後に一時的に、脳の血流が変わり

人格が変わるから、オペ後は要注意とは聞いていました。


殆どの人は、ちょっと一時的に怒りっぽくなったかなぁ?

くらいです。

が!

たまに、変わり果てすぎて、一時的に精神科まで行ってしまう人がいます。

その人は50代の小さな男性でした。きっと、元々からヤンチャっぽ気がしましたが、


オペ直後はどうも無かったのですが、落ち着いてから、大部屋に戻る頃、
人格がガラリと変わり、看護師に当たりまくる様になりました。

大体やり合うのは、気の強い看護師。

夜勤中に大喧嘩!

気の強すぎるナースだと、ヒートアップしてしまうみたいで、
ナースの腕を思いっきり噛んでしまいました。
修羅場。

しばらく気の強いナースは、包帯していました。

次のナースは、点滴棒を投げつけられ頭部負傷。

気が強い意地悪看護師とはいえ、患者からの暴力なんて、やってられません。

しかも、夜勤中に大部屋で興奮が治らない状態ですので、同室患者がみんな、寝不足。

よく、苦情無かったなあ、と思います。

まぁ、個室はオペ後の人で全部埋まるので、移動できません。

こうなったら、強い睡眠薬を!!と、次々飲ませるのですが、

全く効かず、効くのは昼前くらいで、昼過ぎからいびきかいて寝ています。

夜に目覚めてまた、ヒートアップ!

これでもかっ!てほど睡眠薬を飲ませましたが、たまに、看護師めがけて吐き捨てる事も。

きゃー!

私が夜中に見回りに行った時も、座ってて、息荒く「お茶!!!!!」

と言ったので、「ハイ!」と床頭台に置いてあるお茶の入ったコップを渡すと、

飲んだ瞬間、ぶぇーーー!ー!!!!!と吐き出して

「お前これ、お茶じゃ、ねーじゃねーか!責任者よべーーー!!!」

と、投げつけられました、患者の怒りが爆発し、治らなくなってしまいました。

お茶じゃない?あ!

それは、薄めたイソジンでした。、
げえ

何でこんなところに?!

恐らく昼の口腔ケアで、使用せず置いたまんまのイソジンうがいコップ。この人に誰も近付けずに片付けられていなかったんだ。。。

これってインシデント?!アクシデント?!

夜勤のペアの先輩に、やってしまったーと、泣き付いたら、ズカズカ一緒に患者のもとに乗り込んでくれて

先輩看護師は怒鳴り散らす患者に対して、負けずに仁王立ちし、患者を見下し

「ふん!!なによ?!消化官のの消毒になって、良かったじゃないの!!!!!」

と言い返して、黙らせていました。

凄いです!先輩!

頼もしすぎます。

夜勤ナースに逆らっても無駄ですよ。夜は家族もいないし、やりたい放題。

後日、ベゲタミンA やらBを飲ませすぎた結果

ベゲタミン中毒になり

精神科に送られて行きました。そして、長い事、精神科に入院していました。

精神科でも派手にやってる噂を耳にしました。

一体、この人格変化は誰のせい?




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