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四字熟語を考える―3

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2024年5月の記事一覧

「大樹美草」を考える

たいじゅびそう
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素晴らしい人物が上にいると、下のものは上に行くことができずに、立派な人物に育たないということ。
大きな木の下は、日の光が遮られて影になるために、美しい植物は生えないという意味から。
「大樹の下に美草無し」を略した言葉。
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「大」 ①形や規模がおおきい。
②数や量が多い。

「樹」 ①立っている木。立ち木。

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「烏白馬角」を考える

うはくばかく
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絶対にあるはずがないこと。
「烏白」は頭の色が白い鳥。
「馬角」は角の生えている馬のことで、そのような動物は存在しないということから。
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「烏」 ①鳥の名。からす。
②くろい。

「白」 ①太陽の光線を全部反射する時の色。しろ。しろい。
②日が照ってあかるい。光りかがやく。

「馬」 ①体が大ぶりで、長い顔

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「区聞陬見」を考える

くぶんすうけん
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学問や知識の幅が狭くて偏っていること。
「区」は細かい、小さいという意味。
「陬」は偏っていること。
自分の知識を謙遜する場合に使うこともある。
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「区」 ①しきりをする。さかい。くぎり。
②大都市の市域に設けられる区画単位。

「聞」 ①声や音が耳にはいる。きこえる。きく。ききしる。
②きくところ。きこ

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