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物流からの一般の連想・・・トラック、ドライバー・・・それだけじゃない物流

改めて物流について考える・・・

 前回まで、いろんなことを紹介してきました。
単発的にいろんなケースや事例を紹介しているので、中々実際の現場のイメージがしにくいかもしれません。

 ここで、もう一度原点に話しを戻します。

物流とは・・・?

 トラックやドライバーだけが物流ではなかったですね。
スーパーにトラックが横付けされて、店員さんが店内に商品を配置していく。
そのトラックが横付けされる迄が物流でもありません。

 アマゾンからヤマトさんやJPさんが注文した荷物を届けてくれる・・・
これだけが物流ではありません。

 正直なところ、もっとごちゃごちゃしています。
それをシンプルにするために自動化が必須になっているのです。

 物流の第1話・・・
今一度、読み替えして下さいね。

『物流・・・最近ニュースでは聞くけど、よくわかんないですよね』

アマゾンの箱の大きさ・・・実は事情があります

 よくネットで、アマゾンから届いた箱がむちゃくちゃ大きすぎて・・・
注文したのは小さい物1個なのに・・・なんて非効率・・・

 そんな投稿を見かけることがあります。

 届いた側からすると、一見無駄にしかみえないでしょう。
でもアマゾン側からすると、実に効率的なのです。

 確かに、人間が手作業でしていたとしたら、確かに不効率かもしれません。
注文した物にあわせて箱を選定すればいい・・・
至極当然の意見です。

 でも、人間に全ての判断を任せると・・・効率が落ちます。
そして、間違いが発生します。
人間にミスはつきものです。

 作業者の判断に委ねると必ずミスが生じます。
さばく処理数がアマゾンの場合は、半端な量ではないですからね。
少しの物量であれば、精度もあがるでしょう。
でも、それでもミスはつきものです。

 そこを自動化すると・・・どうなるか?
ミスは限りなくなくなります。

自動で箱を組み立てる装置・・・レンゴー

 レンゴーという段ボールを製作しているメーカーがあります。
そこでは、段ボールを組み立てる装置も製作しました。


 その装置をアマゾンでは使用しています。
よって、そこで数種類の箱を自動製作しています。

 もし、ここで注文した商品にあわせた多種多様の箱ができるようにするとしたら・・・
箱を自動で作る装置が沢山必要になります。
当然、荷物を仕分けていく搬送装置も多種多様になります。

 そうするとことで効率が上がると思いますか?

 絶対に上がりません。
そこで、箱の種類を最小限にする必要があるのです。
これにより、トータルコストも下がります。

 一見、購入した方が感じる無駄は、そこまでの工程を知る術もないので仕方ないですね。

組立てられた箱に商品を自動投入

 数パターンになった箱に、実は、商品を機械で自動投入しているのです。
知っていましたか?

 そのために、箱の種類が多種多様だったら、自動投入するしくみも多種多様な必要性がでてきます。
よって、数パターンにした方が自動投入させやすいのです。

 もちろん最後は人間が丁合する作業も必要です。
アマゾンではいろんな商品を抱えていますので・・・
中々自動投入出来ない商品もあります。

 いつの日か、完全無人化のセンターが日本でもできあがることでしょう。
そう遠くないと思います。
中国に負けないためにも・・・

いろんな装置を適材適所に配置できる日本のエンジニアリングに期待です。

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